ワンネス 号 発行

昔ながらの伝統行事を伝承

かけあんどん

 津留区(坂本孝一区長)では昔ながらの伝統行事かけあんどんが8月13日(金)から16日(月)までの4日間、区の地蔵堂で行われました。
 今回参加したのは、子頭の阪本遥人くん(菊陽中部小5年)、阪本泰智くん、井上史穏くん(同4年)、阪本光琉くん(同2年)の4名。子どもたちは事前に各家庭をまわりろうそく代を集め、かけあんどんの時にお参りに来る方たちへのお菓子を準備したり、爆竹や花火を買いました。期間中は、各家庭で準備してもらったかけあんどんを設置したり、夕暮れになるとあんどんのろうそくを灯したりしました。
 初めての参加となった阪本光琉くんは「楽しかった」と元気いっぱい。阪本遥人くんは「2日目、3日目は雨でしたが、お堂の中でみんなでサッカーの話をしたり、雨が降ってても爆竹を鳴らしました。楽しかったです」と笑顔でした。

 

 津留は30戸程の小さな区ですが、昔ながらの伝統行事が数々残っています。このかけあんどんは子どもたちの行事。元気いっぱいでした。(谷川)

川施餓鬼・夏祭り

 上津久礼区(中村克洋区長)の川施餓鬼・夏祭りが8月19日(金)区のグラウンドで行われました。
 川施餓鬼は江戸時代から現在まで受け継がれてきた人畜の無病息災と追善供養を行う伝統行事です。午前中は慰霊祭を行い、午後からは1組から6組が竹で骨組みを作り、わらで馬の形をした「施餓鬼舟」を作りました。出来上がった施餓鬼舟は区のグラウンドに飾られ、夕暮れにはちょうちんに明かりが灯されました。
 1組の徳永昭範さんは「今年は頭の低い昔ながらの形の舟を作りました」と話されました。また、午後7時からは夏祭りもあり、盆おどりやお楽しみ抽選会、からあげやジュースなどの夜店もあり賑わいました。
 祭りのラストには打ち上げ花火もあり夏の夜空を彩りました。

 

 毎年施餓鬼舟を作られているので手際よく作業をされていました。夜には夏祭りや花火も上がり楽しい一日でした。(谷川)


楽しい夏祭り

大堀木区 8月20日(土)

 同区公民館前広場で開催。八木美保さんの軽快な司会で第1部が開会し、子ども会のラムネ早飲み競争や○×クイズでは元気な声が響きました。ビール早飲み競争では、若者の挑戦に目を細めて拍手する高齢者の姿が見られ、今年同区に引っ越してきた家族の紹介もあり地域の交流が深まりました。第2部の菊陽吹奏楽団の演奏や第3部の大盛り上がりの福引抽選会やカラオケや踊りで遅くまで賑わいました。
 揚げや本村の皆さんが作ったカレーも大好評で、久保田郵便局の金魚すくいには行列ができていました。

 

緑ヶ丘区 8月20日(土)

 同区公園で開催されました。午後5時、子ども会のストラックアウトでスタートし、ふれあいサロンの皆さんによるコーラスやラムネやビールの早飲み競争、コミカルな踊りで人気のひょっとこ踊り、地域で活動するアマチュアバンドの演奏もあり盛り上がりました。また、区民総踊りやお楽しみ抽選会、かき氷やカレー、焼きそばなどの夜店もあり大盛況でした。
 夜店を出したソフトボールチーム グリーンスターズの大串太師朗さんは「フランクフルトや焼き肉を販売しましたが早くに完売しました。来年はもっと多くのお客さんに提供できるよう頑張ります」と話されました。

 


身体を動かして健康に
健康教室 フレッシュステーション

 自分の生活に合った運動を見つけようと、スポーツクラブきくよう主催の“健康教室 フレッシュステーション”が8月13日から10月22日までの第2、4土曜日計6回、菊陽町杉並木公園管理センターで行われています。
 第1回目の8月13日(土)は足の裏を刺激する健康法「足心健康法」が行われ、菊陽町東部町民センター 足心健康教室の講師 西山サトルさんが「足の裏は第2の心臓です。1日に1回は足を触ってください」と指導しました。参加した里平信子さん(沖野区)は「テレビを見ながらできるので、足心健康法をしようと思いました」と話されました。

 

参加された皆さんは健康について関心が高く真剣に取り組んでおられました。(谷川)


  (56)  ひばりヶ丘区  矢原正治

ボタンボウフウ セリ科

 お盆から雨が多いですが、皆さんいかがお過ごしですか。朝夕涼しいので、胃が重たいなど、夏バテをしている方は少ないかと思います。庭の植物も、雨が多いので元気がなくなったもの、逆に元気よく伸びすぎているものもあります。
 福島原発事故から5ヵ月が経ち、国の対応、東京電力の対応、現場作業員の方への対応を見聞きすると「水俣病」を思い出します。ラジオで興味あることを言っていました。「中国人は本当のことを言っても疑う人が多い。日本人は嘘を言われても信じる人が多い」と。何となく当たっている部分があるなと思いながら、違和感を感じました。
 天草では極早生米がいつものように7月に収穫されました。しかし、お盆を挟んで、雨が続いています。阿蘇などの早植えの田では稲の花が咲いているところもあり、結実が心配ですが、どうでしょうか?
 夏の長雨で、モモ、ブドウ、リンゴ、栗などの果実に病気が出ているのではないかと心配しています。ところで熊本でもあちこちで薬草栽培がブームになっています。あさぎり町のミシマサイコ(柴胡)、合志などのカンゾウ(甘草)の栽培。「ボタンボウフウ」もそのなかのひとつです。
 今月の薬用植物は、「ボタンボウフウ」です。沖縄では、ボタンボウフウの別名を「長命草(チョーミーグサ)」と言い、薬用・食用として、古くから用いられています。薬用としては、根を滋養強壮、咳止め、風邪などに用います。葉は、食用として魚・肉の臭み消し、毒消しなどに。また天ぷら、和え物などにして食べられています。最近は、高血圧・動脈硬化に効く、抗酸化力が強いなどともてはやされています。栽培は結構簡単で、薬用植物園内でもあちこちで大きくなっています。ハマボウフウ(浜防風)に比べると栽培しやすい植物です。

 8月末から2週間位、ガダルカナル島(ソロモン諸島)に薬用植物の調査で出かけます。南緯10度位の場所ですが、長袖を持ってこいとのメールが入ってきました。朝夕涼しいのでしょうか?初めての植物にたくさん会えるのと、久しぶりに南十字星が見えるのを楽しみにしています。

畑には、毒草を植えないで下さい。

 花が奇麗だからと、有毒植物を畑や、野菜のある近くに植える方がおられます。そのために、誤食による食中毒が起きています。例えば、ニラの葉とスイセンの葉、又はタマサンゴの葉を間違えた。ゴボウとダツラ(チョウセンアサガオ、エンゼルトランペット)の根を間違えた。身近には花が奇麗な有毒植物が沢山あります。良く見分けて料理しましょう。


巨匠が手掛けた少女像
菊陽町図書館

 明治から昭和に発行された少女雑誌には、挿絵専門の作家だけでなく巨匠と呼ばれるような高名な画家も表紙や口絵、挿絵を描いており、それらの作品を集めた「洋画・日本画 巨匠たちの少女雑誌」展が、菊陽町図書館少女雑誌展示室で10月24日まで開かれています。
 同図書館の村崎修三さんが集めた作品、雑誌99冊、額29点で14名の画家を紹介。日本画の鏑木清方は、明治の「少女界」の表紙絵、洋画の小磯良平は昭和の「新女苑」や「少女クラブ」の表紙絵、東郷清児や藤田嗣冶、宮本三郎など当時すでに画壇で活躍していた画家たちが、微笑む少女の可憐な表情を描き人気を博していたそうです。また、版画家の棟方志功も口絵を寄せ、その構図は著名な版画作品と通じるものがあり興味を引かれます。
 作品については村崎さんが詳しく説明をしてくれるとあって、訪れる人は熱心に見入っていました。

 

 図書館に泊まろう

 THEチャレンジ!あそびの達人 「図書館でお泊り読書体験」が8月25日(木)26日(金)で行われました。
 参加した子どもたちは、さんさんの湯で入浴や夕食を済ませたあと、午後7時からは図書館職員の方による夜のおはなし会や閉館後には地域で活動するアマチュア音楽グループによるコンサートもあり楽しく過ごしました。このあと子どもたちは就寝時間まで好きな本を好きなだけ読みました。
 26日は午前6時40分に起床し、食事のあと朝の読書や読んだ本の中で一番好きな本を発表し、感想文を書きました。
 田中聡一郎くん(菊陽中部小4年)は「10冊以上本を読みました。みんなと遊べて楽しかったです」と話してくれ、吉田花月さん(菊陽西小5年)は「本もたくさん読めたし、おはなし会やコンサートもあり楽しかったです」と笑顔でした。

 

 


 
  エコクラフトの小物入れ作り

 青葉台区子ども会(家入孝治育成会会長)は、夏休みの宿題や区で秋に行われる文化祭の出展作品にしようと8月25日(木)区の公民館でエコクラフトのパンダの小物入れ作りを行いました。
 小物入れの底になる部分は事前に作ってありましたが、かごの横の部分は2色に分けて上手に編み上げました。出来上がったかごの部分に目、鼻、耳を付けパンダの顔をかわいく演出。最後にボンボンのシッポを付け個性あふれる作品が完成。文化祭には色々なパンダが並ぶことでしょう。
 塚本瑚白さん(菊陽西小1年)は「かごを編むのが難しかったけどパンダの目を付けたらかわいくなりました」と話してくれ、家入充佳さん(同小6年)は「かわいくできて良かったです。自分の部屋に飾ります」と出来上がりに満足していました。