ワンネス 566号  2011/07/03発行

夢をあきらめないで
菊陽中学校2年生キャリア教育

 菊陽中学校(宮川伊十校長)では2年生の総合的な学習の時間を活用し「先輩方の経験に学ぼう」と題した職業講話を行いました。招かれた4名の講師の皆さんは、若い時の夢や希望、今の仕事を選んだ理由、学生のときにやっておいて欲しいことなどを思い思いに話されました。
 1組では菊陽町社会福祉協議会局長の甲田峰子さんが現在の仕事についた経緯と仕事上での大切なことを話され、2組では自動車販売会社経営の藤本孝造さんが、いい高校とは何か、中学校時代のすごし方などを話されました。3組では町下水道課の川端 誠さんが、学校や職場など、どこにいても大切なあいさつについて、4組では畜産農家の那須真理子さんが牛を大切に飼っているので食べ物を残さず頂くようにと話されました。講師の皆さんは笑いを交えながら子どもたちに分かりやすく話され、あっという間の1時間でした。
 村上大将くんは「話を聞いて、あきらめかけていた事ができそうな気がしました。部活と勉強を頑張りたいと思います」と話してくれました。

 

 

 久しぶりの母校に教室に入り懐かしく思いました。4名の講師の方のお話はとても現実的で身近に思え、中学生の頃の思い出が浮かんできてタイムスリップした気分で楽しかったです。(杉谷)


手作りストラップをプレゼント
父の日のおくりものつくり

 菊陽町生涯学習課主催の子ども体験2011 THEチャレンジ遊びの達人“父の日おくりものつくり”が6月18日(土)菊陽町武蔵ヶ丘コミュニティセンターで行われました。
  いつも家族のために一生懸命働いてくれるお父さんへ感謝の気持ちを込めて、スパンコールやリボン、押し花を入れ世界に一つだけの個性あふれるストラップを作りました。
 参加した山本 慶さん(菊陽西小4年)は「お父さんにプレゼントするために心を込めて作りました」と笑顔でした。

教えてくれた川端フジノさんと出来上がったストラップを持ってお父さんありがとう!

 

 

 みんな世界に一つだけのストラップが出来ました。お父さん喜ぶね!(谷川)


松濱軒の彩り鮮やか  
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(久保田昌生会長)の6月例会が6月2日(木)に行われ、八代市内を散策しました。
 最初に、鮮やかな緑に囲まれた、通称「浜のお茶屋の松濱軒」を見学しました。素晴らしい庭園や池に咲くアヤメ・ハスに感動。次に博物館では九州各地の焼き物を見て、妙見祭で有名な八代神社に参拝した後八代城跡を散策しました。
 午後は、石の里で有名な東陽町の石匠館を訪れ、ガイドさんから菊陽町に150年ほど前に造られた石の眼鏡橋の所以を詳しく聞き、びっくりしました。
 熊本県内を散策する中で知らないことの多さに驚き、これからも実りある「歩こう会」になればと思いました。
写真提供 矢野孝昭さん 文提供 久保田昌生さん

 

 


なごやかに七夕作り
三里木区ふれあいサロン

 6月13日(月)三里木区(岸田年弘区長)ふれあいサロンで、七夕飾りを作りました。
 午前中は血圧測定のあと、片足立ちや握力測定など6種の体力測定をしました。皆さん体力は様々ですが、前回と比較して自身の健康管理に役立てました。
 手作りの肉じゃがなどの昼食を頂いた後は、きれいな色紙や千代紙が用意され、参加者は「昔は大事な色紙は使わずに大切にしまっておいたよね」などと話しながら作り始めました。色とりどりの輪つなぎや願い事の描かれた短冊がたくさんできあがり、朝から切り出してきた笹に結び付けていきました。子どもの頃に帰る楽しいサロンの1日となりました。
写真提供 岸田年弘さん

 

 


拉致問題を風化させない
菊陽ブルーリボンの会


 菊陽ブルーリボンの会(川俣健護代表代行)の署名活動が6月5日(日)ゆめタウン光の森店正面玄関前で行われました。
 今回は、調査やり直しを政府に求める署名活動と、東日本大震災で被害のあった東北地方への募金活動を実施。買い物客は足を止め、署名をしたり募金に協力していました。2時間の活動で約300名の署名と3000円の募金が集まり、募金は熊日新聞社を通して東北地方へ送られました。
 署名に協力した中学生は「拉致の問題は報道で知っています。私は横田めぐみさんが拉致にあった時の年齢と同じです。早く助けてあげてほしいと思います」「東北地方に友人がいます。あちらこちらで募金に協力しています。早く復興できるといいですね」など話してくれました。

 

 

 風化させないための地道な活動だと思いますが、これからもがんばって活動してください。(杉谷)


  (62)  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

酒も食も五色の味わい

◆五色の短冊
  お馴染み文部省唱歌「七夕さま」の2番の歌詞は
♪「五色の短冊、私が書いた、お星様キラキラ、空から見てる」ですね。
ところで、五色とは何色を表すかご存知でしょうか。
  これは、陰陽五行に由来します。五色とは、青(緑)→赤→白→黒→黄 の5色です。詳しくは、ここでは述べることを避けますが、これらの色は季節と方角を表すのです。
●青→季節は春→方角は東→青春→方角の守り神 青龍
●赤→季節は夏→方角は南→朱夏→方角の守り神 朱雀
●白→季節は秋→方角は西→白秋→方角の守り神 白秋
●黒→季節は冬→方角は北→玄冬→方角の守り神 玄武(亀)
●黄→季節はなく、中央、おのれ(己)を表現します。
 五色の短冊に願い事を書くというのは、春夏秋冬、東西南北に難がないように願ってのことなのです。
 余談ですが横浜の中華街の東西南北の門には、青龍、白秋、朱雀、玄武が祀られています。また、奈良の大仏様の東西南北には、持国天、増長天、広目天、多聞天(毘沙門さま)が祀られています。これらの神を四天王というのです。相撲の土俵の房(ふさ)も季節と方角を意味しています。

◆五色の食べ物・飲み物
 何気なく食べる普段の食事。実は、色どりを良くすることは、健康によい食事を摂ることにつながるのです。見た目の色で簡単に五色に分けることができます。
●青→緑黄色の野菜類→さわやかな香りの高い吟醸酒。
●赤→お肉類(牛肉、鶏肉、魚肉)→しっかりした味わいの純米酒。
●白→ごはん、麺類、パン(米・麦)→落ち着いた味わいの酒。
●黒→わかめ、海苔、椎茸、黒ごま→冬ごもり、お燗にして旨い酒。
●黄→卵、納豆、ゆば、レモン、みかん→熟成をした古酒。
 お弁当の色どりも、この五色に気を付けることで、栄養バランスが取れるのです。
 それぞれの素材で、マッチする酒も少しずつ違いがあります。順番に飲むとすれば、東南西北の順、つまり春夏秋冬の順で、香りの高い酒→しっかりした味わいの純米酒→落ち着いた味わいの酒→お燗にして旨い酒→食後には熟成した古酒 という順で飲むと実に美味しいです。これはワインにも当てはまると思います。
 我々、日本人は古来より、色や季節を大切にしてきました。普段の何気ない生活の中に、日本人らしさの表現があります。今から食べるお料理の色のバランスを見て、今日飲もうとする「日本酒」や「ワイン」を選ぶのも楽しいかもしれませんね。



「南米アンデスの笛」を作りました

河野 浩さん  下津久礼区

 南米現地や国内工房製の笛には木や竹などの天然素材が使われており、メンテナンスを怠ると日本の気候(温度や湿度)の下では、ひび割れ、カビ、虫食いなどが発生しやすい弱点があります。
 そこで、ホームセンターや百円ショップなどで材料を探し、たて笛(ケーナ)には水道配管用の塩ビ管、パンパイプ(シークもしくはサンポーニャ)には7色のタオル掛け用メタル管を使いました。弱点を解消しビジュアル効果を高め、さらにピッチ調整機能を設けて音程の正確さを追及しました。
 どちらもリードを持たないので、吹き手次第では「名演」にも「迷演」にもなります。


ビデオカメラ撮影・編集講座

 毎月2回、第1、3土曜日午後1時から菊陽町武蔵ヶ丘コミュニティセンターで、楽しくビデオ撮影と編集の勉強をしています。先生は元NHKニュースのチーフデレィクターの大山 喬さんです。
 時々は外へ出て撮影会などを開いて各自の腕試しの場もあり、パソコンを使っての編集作業も先生が親切に教えてくれます。
 友だち作り、自己啓発、生きがい作りに大変良いと思っています。現在、会員を募集中です。初心者の方も大歓迎します。ぜひ一度遊びに来てください。

問合せ 菊陽町武蔵ヶ丘コミュニティセンター
      232−5697

 

 



たかんぽ募金箱を設置しました
三里木商工繁栄会会長 山本 修一
(なないろ写真場)

 3月11日に発生した東日本大震災。先の大戦による被害を人災と考えれば、自然から我々日本人が受けた被害は、突然であり、恐怖であります。明治維新以来、このような震災は初めてであり、被害の甚大さに悲嘆に暮れるばかりです。
 私たち、三里木商工繁栄会は、主に三里木駅前商店街を中心に、31年前に組織された任意の団体です。商工業者を中心に、さまざまな職業の方で組織しています。現在は、会員店舗50社です。三里木商工繁栄会では、この東日本大震災の被災地に対して、何か支援ができないかを考えまして、この度、募金箱を各店に設置して、募金活動をすることになりました。
 平成16年10月23日に発生した新潟県中越沖地震の時も10月〜11月にかけて、募金箱を設置しました。その時は、約1カ月で158,860円を集め、新潟県に寄付致しました。

 今回も、同様に募金活動を始めました。ただ、市販の募金箱がないために、竹を加工して、たかんぽ募金箱をつくり、会員店に配布しました。   
 8月31日まで、募金箱を設置しています。たかんぽ募金箱を見つけたら、皆様からの小さな気持ちを、募金箱に入れてください。
 ご協力宜しくお願い致します。