ワンネス 554号  2011/04/03発行

夢に向かうコンサート
菊陽中部小合唱部

 平成22年度菊陽中部小学校合唱部活動報告会「ワ・輪・和♪コンサート11 夢に向かって〜Never give up」が3月26日(土)同校体育館で行われ、美しい歌声が響きました。
 第1部は今年度練習した合唱曲と題し、命の尊さを感じさせてくれる歌「いのちのうた」や老健施設へ慰問に行ったとき歌った「童謡メドレー」や「川の流れのように」、今年度の合唱コンクールで歌った曲など14曲を披露しました。
 第2部は合唱ミュージカル「地球のこどもたちへ」を表情豊かに表現しました。第3部は贈る言葉となり、4、5年生は卒業した6年生へ、6年生は在校生へメッセージと歌を贈りました。
 渡辺磧子さん(下原区)は「このコンサートに初めて来ました。孫の歌も聞けて涙が出るほど感動しました」と話され、部長の東 瑠華さん(6年)は「このコンサートのスローガンにもあるように夢に向かうということで1年間頑張り、6年生最後のステージで思い出をつくることができました。今まで応援して下さった家族、友だち、地域の皆さん、先生ありがとうございました」と話してくれました。

 

 


楽しくできることから
小さな一歩の会

 3月12日(土)ボランティア団体「小さな一歩の会」(森 理恵子代表)が、押し花しおり作りをあさひヶ丘区の森さん宅で行いました。
 「小さな一歩の会」は、森代表が2003年に設立し、カンボジアの地雷被害者を支援するために、押し花しおりを作って販売したり不用品バザーをして、得た収益を寄付しています。毎月第2土曜日が活動日で、3月は6名が参加しました。森代表が用意した押し花を台紙に形よく並べ、ラミネート加工してリボンをつけてできあがり。おしゃべりしながらの楽しい作業で沢山のしおりができ、また、全国から送られた使用済み切手を換金するための整理もしました。
 松永まり子さん(嘉島町)は「自分のできることで少しでも役に立てたら嬉しいです」と話し、堀 郁子さん(沖野区)は「難しく考えずに参加できるのが良いところです」と話しました。

 

 


力いっぱい走りました!
菊陽町子ども会駅伝大会

 菊陽町子ども会育成連絡協議会(佐々木理美子会長)主催の第34回菊陽町子ども会駅伝大会が、3月13日(日)菊陽町杉並木公園ふれあい広場で開催されました。
 開会式では、水上陽向さんと中尾嘉邦子さん(三里木区)が「練習の成果を発揮し、一生懸命走ります」と元気に選手宣誓し、規定の部、オープン参加の部の順にスタート。保護者や仲間が応援する中、子どもたちは1人でも追い越そうと必死に走っていました。
 結果、規定の部の優勝は鉄砲小路子ども会Aチーム、準優勝は武蔵ヶ丘4町内子ども会A、3位は三里木北子ども会でした。鉄砲小路のアンカー佐藤滝心くんは「小学校最後の駅伝大会で3連覇することができてとてもうれしいです」と優勝をかみしめながら嬉しそうに話してくれました。

 

 


  (59)  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

江戸時代の男衆はよく呑んだ

◆江戸時代の下り酒
 西暦1603年、江戸に幕府が開かれ、各大名に参勤交代の令がでると、江戸詰めの多くの家臣が住むようになります。記録によれば、徳川幕府の1600年代前半は20万人程度の人口が、元禄時代(1600年代後半)には80万人にも達し、江戸時代中期には100万都市になっていたそうです。そのため、江戸は急激に人口が膨れ上がりました。特に、単身赴任で江戸に詰めている人は未婚の男性が多く、多くの生活物資が必要となりました。この時代、経済の中心地は上方(かみがた)でした。生活物資の中で、特に日本酒は、灘や伊丹の酒が多く運ばれました。
  樽酒の江戸への輸送は、1619年(元和5年)堺の商人が紀州・富田浦の廻船を雇って、江戸まで運ばせたことが始まりと言われています。
 江戸に下る酒の名醸地として、摂津の国の伊丹、池田、富田、鴻池などが急速に発展をしました。特に、伊丹の酒は、江戸の男衆に人気が高く、高値で取引されていたようです。

◆江戸の男衆はよく呑んだ
 江戸の男衆はよく日本酒を呑みました。どれぐらい呑んだかというと、元禄10年(1627年)の調査によると、江戸に入った下り酒の記録が64万樽ということです。樽には1800mlの一升瓶が37本入る量です。この時代の江戸の人口が70〜75万人ですから、一人当たり56gすなわち、一升瓶31本に相当する量を消費しています。現在の日本酒消費量が、1年間で一升瓶3本弱でありますので、江戸時代の人たちは、現代人の10倍を呑んでいたことになります。ビールが無かった時代を考慮しても、まぁ〜よく呑んだということがうかがえますね。
 そういえば、昨年のNHK大河ドラマ龍馬伝・福山雅治氏も日本酒を呑むシーンが多かったですね。あなたは、1年に31本の日本酒を飲めますか?


感謝の気持ちで演奏
武蔵ヶ丘中学校吹奏楽部

 3月26日(土)武蔵ヶ丘中学校吹奏楽部の第18回定期演奏会が菊陽町図書館ホールで行われ、練習の成果を披露しました。
 第1部シンフォニックステージではコンクールの課題曲などを丁寧に演奏し、会場いっぱいの来場者から大きな拍手が送られました。第2部は武蔵ヶ丘小学校音楽委員会と菊陽西小学校音楽部が賛助出演。第3部ポップスステージでは、サザエさんやタラちゃん、カツオ君も登場した「サザエさんメドレー」や「嵐メドレー」などの楽しい演奏で会場も笑顔に包まれました。
 保護者の田口鉄朗さんと繭子さん(光の森)は「娘は、朝練や放課後など本当によく練習していたので、とてもいい演奏でした」と話してくれました。
 また、東日本大震災募金も行い、熊日新聞社へ託しました。

 

 


言葉の大切さを感じました
人権のまち菊陽フェスタ

 第30回菊陽町人権教育研究大会が3月5日(土)菊陽町図書館ホールで行われました。
 最初に、菊陽町東部町民センターふれあい劇団の人権劇「がんと一発」〜親子の絆〜の上演があり、熊本弁丸出しで家族や親子の絆の大切さを熱演しました。来場した吉川和子さん、田口美千代さん(川久保区)は「毎回楽しみです。劇はとてもお上手で涙が出ました」と話されました。
 このあと、アニメ「サザエさん」のマスオさんや「アンパンマン」のジャムおじさんの声でお馴染みの増岡 弘さんの「すべてのものに心を込めて」と題した講演会が行われました。増岡さんはマスオさんの声を披露したり、収録の時の裏話などを交えながら「昔から使われている日本の言葉を大切に。言葉は相手に対するプレゼントです」と講演されました。
 村田繁子さん(青葉台区)は「言葉は大事だとつくづく思いました。言葉は使い方によって相手の心を打ったり、傷つけたりするんですね」と話されました。

 

 


花・鼻?よりだんご!

 菊陽町武蔵ヶ丘コミュニティセンターの自主講座クラフト教室「大福餅」の皆さんは3月23日(水)講座終了後、菊陽杉並木公園でお花見会を行いました。
 桜の開花宣言は行われたものの寒い日が続き桜の花はまだチラホラ。花よりだんごのお花見となりました。
 クラフト教室「大福餅」の講座は第2・第4水曜日午前10時から。興味のある方はどうぞ見学にお越しください。

問合せ  菊陽町武蔵ヶ丘コミュニティセンター
        232−5697

 

 


 心を届けたい!

 東日本大震災の報道に接し、各地で募金活動が行われています。3月26日(土)は、中学生たちが呼びかけ、たくさんの善意が集まりました。ありがとうございました。


  モモ  バラ科

 花言葉は「天下無敵」「チャーミング」です。中国では「仙人の果物」として特別視され、豊穣と多産の象徴です。日本への渡来は古く、弥生時代の遺跡から種が発掘されています。「桃の花」は、春の季語とされています。