ワンネス 539号  2010/12/12発行

草枕の里へみかん狩り
下原区東陽会

 下原区東陽会(前田義範会長)は、晴天に恵まれた11月18日(木)28名が参加し、河内町有明オレンジ園で毎年恒例のみかん狩りを行いました。
 参加した皆さんは有明海や雲仙の眺めも最高のオレンジ園で黄色く色づいたみかんを「甘くて美味しいね」と子どもや孫たちへのおみやげに袋いっぱい収穫しました。
 みかん狩りのあとは、草枕温泉てんすい館で、夏目漱石と草枕に関する資料や写真、天水町出身の俳優 笠 智衆の展示を見学。那古井館では温泉に入り汗を流したり、地元でとれたご馳走で楽しい昼食となりました。帰りには五百羅漢や観音様を参拝し、本妙寺方面から岐路に着きました。
 すばらしい秋晴れの一日に皆さまと楽しいみかん狩りが出来たことを嬉しく思います。

 

 

写真・文提供 下原東陽会


世代間交流の美化作業
合同美化作業

 11月14日(日)菊陽町青少年健全育成町民会議のメンバーと菊陽中学校2年生とその保護者が集まり、合同美化作業を行いました。
 学校と地域社会が一緒になって、子どもたちが健やかに育つ環境を作り「地域の子どもは地域で育てる」を目指して、保護者、学校、地域社会が協力しようと初めて実施されました。
 午前7時半、中学校に集合した参加者は約1時間かけて、中学校内や町民グラウンド、役場前、中央公民館駐車場などの清掃活動を行いました。4組の岡 愛美さん、中村美友さん、井戸優里さんは「学校や学校周辺がきれいになって良かったです」と話してくれました。
 美化作業終了後は体育館で交流会があり「菊陽中校区のくらし今・昔」のテーマでディスカッションが行われました。生徒を代表して橋本達也くんと岸間紅樹くんが交流会の感想を述べました。

 

 

 協力して作業をすると1時間で見違えるほどきれいになりました。交流会もあり、良い試みだと思いました。(谷川)


見つけたよ!子ども110番の家
新山区

 11月14日(日)新山区(岩崎元視区長)で「子ども110番の家」探検ラリーがあり、子ども35名大人25名が参加して、区内をまわりました。「子ども110番の家」は子どもたちを犯罪から守ろうと菊陽西小学校から委託された緊急避難場所で、新山区内には個人宅や動物病院など6ヵ所があります。
 白鈴公園を出発した親子は、1軒目の山中偵生さん宅でペンと次の家のある場所のヒントをもらい、次々と探して歩きました。見つけた家では、あいさつし名前を教えてもらい用紙に記入するとお菓子がもらえ、楽しみながら全部まわることができました。
 宇佐川叶人くん(菊陽西小3年)は「知らない家も1軒あったけど、おみこし担ぎで回ったからだいたい知ってたよ」とお菓子をもらいうれしそうでした。

 

 

 新山区の意欲的な役員さんの発案で楽しく回れる行事でした。ゴールでは子どもたちの健康を願い万歳三唱があり、子どもたちはテレながらもうれしそうでした。(岩田)


笑顔いっぱい交流会
菊陽町東部町民センター

 菊陽町東部町民センター(吉野夏美所長)主催の第6回みんな いきいき交流会が11月19日(金)同センター多目的ホールで行われました。
 藤本明昌運営委員長のあいさつのあと、津留地区のギター演奏、熊本弁丸出しで笑いと涙の劇が評判のふれあい劇団による「がんと一発」〜家族のきずな〜が上演されました。このあとステージ発表があり、各地区の皆さんの歌と踊りやなかよし保育園の園児による踊り、講座生の方たちの発表などが披露されました。
 ギター演奏をした阪本 章さん(津留区)は「緊張しましたが間違えず演奏することができました」と話され、「誰か故郷を思わざる」を歌った古庄敏昭さん(大堀木区)は「出番前はドキドキしましたが楽しく歌うことができました」と笑顔で話されました。

 

  

 皆さんの芸達者ぶりには感心しました。センター職員の皆さんもお疲れ様でした。(谷川)


  (47)  ひばりヶ丘区 矢原正治

キュウリ ウリ科

 今月は、Cucumberこと、キュウリです。40年ぐらい前までは、独特の臭みと、苦味があり、嫌いな人が多かったのですが、昨今は、特有の香り、苦味も少なくなり、あっさりした清涼感から好感が持たれる野菜になりました。また、阿蘇の地キュウリなど、太いキュウリも有名です。10月に食べた旬の腕より太いネパールのキュウリも美味しかったです。
 キュウリも薬用です。果実を用います。味が苦く、涼性を示します。果実を生食すると利尿効果が、外用として、薄く切ったものを土踏まずに貼り暑気あたりに、薄く切ったもの又は絞った汁、ヘチマ水の要領で採集したキュウリ水を火傷に用います。中国では、熱を除く(解熱、抗炎症)、水を利す(利尿、利水)、解毒する、胸中の熱を除く等の効果があると記されています。[禁忌]として、胃の冷えた人が食す(用いる)と、腹痛、嘔吐、下痢を起こすことがあると記してあります。
 涼性のある、キュウリなど、夏が旬の野菜は、身体を冷やす傾向がありますので、冷え性の方はこれからの寒くなる時期に多食しない方が良いでしょう。また、女性のスカート等がずいぶんと短くなっています。足腰を冷やして、冷え性 → 生理不順・生理痛 → これがこうじて子宮筋腫などの若い人が、また、年を取って更年期障害の方が増えなければよいがと懸念しています。30年後の医療の仕分けの対象者にならないように身体の中身と心のバランスを保って下さい。
 寒い時は鍋に限ります。薄めの味付けの鍋を作り、最後は雑炊などにして、汁も食べてしまうのが最も良いでしょう。たっぷり野菜で温まり、健康にも良いです。

身近な有毒植物 モロヘイヤ  シナノキ科      

 エジプトの王様が「元気が出る」と言って食していたことと、ネバネバなので夏に良く食べるモロヘイヤです。
 食している葉は、大丈夫ですが、種子は絶対に食べないで下さい。花が受粉しても種子が出来ますので、花も食さない方が賢明です。仕分けして食して下さい。


たくさん竹箒ができました

 11月17日(金)新山老人会(山中偵生会長)メンバーが菊陽西小学校で使ってもらおうと、白鈴公民館で竹箒を手作りしました。
  昨年は前村公徳さんが一人で箒を作り同小に贈りましたが、今年は老人会で取り組むことになり、10名が公民館に集まりました。前村さんが8月に切ってよく乾いた竹を使って、男性陣が子どもが持ちやすいように軽く作りました。女性陣は昼食のカレーを作り応援しました。「初めて作ったけど、ようでけた!」「箒の匠じゃな」と、ほめあいながら、昼前には約30本の箒が完成しました。
 12月中に、菊陽西小学校へ届ける予定です。

 

 


 

 上原優人(ゆうと)くん    5歳
    颯太(そうた)くん   1歳
 堰@  未羽(みはね)ちゃん 3歳 新山区

 3人そろって、七五三のお参りにいってきました。こんなに大きくなりました。


 俳句

筍の荼毘に付す間に伸びてゐし

 上の句で、平成22年度NHK学園生涯学習フェスティバル長谷川等伯没後400年記念和倉温泉俳句大会で特選と加賀屋賞を受賞しました。俳句の師でもあった妻の叔父が亡くなり、荼毘に付した時の筍を通して「俳句の道に精進しなさい」という叔父の声にたとえました。
  俳句を始めて8年ですが、NHKの俳句番組を見て勉強し、17文字の中に季語を入れ説明にならないよう言葉を選ぶことに苦心しています。ヒントになる言葉を書き連ねたノートは10冊にもなりました。言葉の意味は一つではないところがいいと思います。

 

深川 昇さん 沖野区


編集後記

 連載の矢原さんとのやりとりの中で生まれた、「身近な有毒植物」コーナーはいかがですか?意外な植物に毒があり驚きます。健康にいいはずの野菜にも部分によって毒があるとは!(T.I)