ワンネス  531号 2010/10/17発行

軍艦島と龍馬伝聞
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会9月例会を快晴の旅行日和、9月28日(火)〜29日(水)待望の軍艦島クルーズと龍馬伝聞2日間の旅を行いました。
 NHK大河ドラマ「龍馬伝」が大人気で、長崎市内は修学旅行と観光客で活気に満ちあふれていました。そのお陰で軍艦島クルーズでも、龍馬に関する場所の説明をボランティアガイドさんから聞くことができ感心しました。
 また、宿泊した稲佐山のホテルからは、1千万ドルの夜景に絶句。余談ですが大浴場ではホンダの野球選手と一緒になり余りにも我が身の華奢な体に絶望しました。
 夕食では、しっぽく料理を丸テーブルで囲みながら静かに会話しながら頂き大満足。そして、参加された方々が一期一会の素晴らしい出会いを大切にされたことが、とても心に残りました。

写真提供 矢野孝昭さん 文提供 久保田昌生さん

 

 


楽しくウォーキング
健康ウォーク

 菊陽町社会福祉協議会が主催する“第10回健康ウォーク”が10月2日(土)菊陽杉並木公園さんさんで行われ、参加者はさわやかな汗を流しました。
 開会式では東熊本第二病院 げんきの家の甲斐國子さんが「自分のペースで正々堂々と、ケガなく楽しく過ごすことを誓います」と選手宣誓。菊陽学園やつくしんぼ、やすらぎハウスなどの団体や施設などから約100名が参加し10グループに分かれてスタートしました。
 7つのチエックポイントでは、同町婦人会、同町民生児童委員協議会、同町商工会などの皆さんがじゃんけん、バッゴー、歌のゲームで参加者と一緒に楽しみました。
 参加した坂本健博さん(井口区)は「魚つりゲームが楽しかったです。気持ちよく歩きました」と話してくれ、西田幸恵さん(下原区)は「一番楽しかったのはみんなで大きな声で歌ったことです。バッゴーでは3回投げて2回入りました。チエックポイントではたくさんおみやげをもらって嬉しいです」と話してくれました。昼食にはだご汁も準備され、美味しくいただきました。

 

 


華やかに熱唱しました
秋の歌謡・彩

 外村歌謡教室ひ・ふ・み会(外村信子代表)が主催する“車いす(福祉機材)チャリティ秋の歌謡・彩”が9月26日(日)菊陽町図書館ホールで行われ、歌謡教室に通う生徒たちが、日頃の練習の成果を発表しました。
 ステージでは「愛のままで・・・」や「人生みちづれ」などの曲が熱唱されました。フラダンスやバレエ、南京玉すだれ、ひょっとこ踊りも披露され、歌謡・彩に華を添えました。特別ゲストとして熊本市出身の歌手 天 竜大さんの歌謡ショーもありステージを盛り上げました。
 同会のチャリティ活動として、今年も菊陽町社会福祉協議会 甲田事務局長へ車いすを寄贈。NPO法人九州補助犬協会顧問 赤羽章一郎さんへ介助犬育成支援金を贈りました。
 實取鉄子さん(井口区)は「毎年楽しみに出演しています。ステージでは年を忘れ気持ちよく歌いました」と話され、村上幸彦さん(上中代区)は「歌謡教室に通うようになり5年目です。緊張しましたが気持ちよく歌えました」と話されました。

 

 


 (86)  上津久礼区  古川医院  古川まこと

健康長寿は可能かI 〜からだをゆるめる〜

 私たちは国家による「教育」・家庭教育そしてテレビなどのメディアにより間違った「常識」や固定観念をもち、頭の中は岩のように硬くなっています。もっと柔軟に自由な考えを持つべきです。一方、日本人の身体も、明治以来どんどん硬くなっています。毎日自動車・さまざまな電気機器を使い、余暇の時間もテレビ・コンピューター・ゲーム・携帯電話等に釘付けになり、自らの身体を動かすことが少なくなっています。人間本来持っている身体能力がきわめて低下しています。
 運動科学者高岡英夫氏は述べています。日本のほとんどの人の体が固まっています。体が固まれば、脳の機能も衰え、心の柔軟性が失われてメンタルの問題も生じ、老化すなわち加齢と同じになります。加齢現象の中心が、「体が固まる」ことです。
 現代社会は、否応なく体が固まるような仕組みになっています。子供から高齢者まで、きわめて不自然な管理社会の中で、常に緊張を強いられ、時間に追われるような生活環境が当たり前になっています。小さい頃からの受験競争、就職や出世競争など、交感神経が常に緊張しっぱなしで、副交感神経とのバランスがとれなくなっているのです。体の自由が奪われ、脳の働きが制限されています。結局、体も心もガチガチになるような、慢性的な緊張を生み出す社会のシステムなのです。このように心身とも固まっていく社会現象は全国的で根深く、年齢とともにひどくなっていきます。
 スポーツ強化や健康長寿には、筋肉トレーニングが有効という誤った考えが主流になっています。しかし、高岡氏は人が力強くなるためには、筋トレのように体を固める方向ではなく、逆に徹底的にゆるめていくほうがより正しいと述べ、理論的にも実証的にも証明しています。その実例のひとつが、岡山県関西高校ボート部です。同ボート部は筋トレを一切やめ、体を徹底的にゆるめる「ゆるトレーニング」をとりいれ、実際にボートをこぐ練習以外は一切やらずに、国体高校の部全種目を通じて史上初となる5連覇を達成、さらに同じ年、全国大会4冠すべてを独占するという、ダブル偉業を成し遂げています。つまり、筋力トレーニングをまったくやらず、体を徹底的にゆるめることによって、きわめて高度な健康状態と体の動き、心の柔軟性を実現可能にし、全国の高校生のトップに立ったわけです。体を緩めることで体の潜在能力を最大限に引き出すことができるのです。
 また、体を緩めることで生まれてくる生き生きとした活動力をエネルギー源として、意識を鍛えて何者にも悩まされることのない本来の心をつくることができます。

参考文献 「ゆるめて・めざめて「幸せな体」をつくる」
著   者  高岡英夫 サンマーク出版(2009年)


 子育てを楽しもう!

 山口ひとみさん 35歳 上津久礼区

 ベビーマッサージサロン「べびままほっぺ」代表の山口さんにお話を伺いました。

◆ベビーマッサージとの出会いは
 エステティシャンをしていましたが、結婚し出産してからベビーマッサージを知り、講師の資格を取りました。マッサージで赤ちゃんの肌にふれると、赤ちゃんの気持ちが分かるようになり、喜んでいることも分かります。ママと赤ちゃんが通じ合うのだと思います。
◆ご自宅での教室ですね
 昨年4月自宅にサロンを開設しました。子育てに役立ち、ママのリフレッシュになる少人数の講座も開いています。自分自身も幼稚園と2歳の子どもを育てているので、等身大の活動です。
◆「いいお産の日 in 菊池合志2010」を開催されますね
 昨年あった「いいお産の日」イベントに参加して楽しかったので、菊池地区で開きたいと思いました。菊陽町、大津町、合志市、菊池市の皆さんに呼びかけています。
 一母親として手を上げ、賛同してくれたママたちと運営します。講演会や助産師さんに話しが聞ける談話会やマタニティママに優しいハーブティの試飲やマタニティビクスなど、いいお産を目指すすべての方に楽しんでもらえると思います。初めてのお産に不安なママに先輩ママからのメッセージもあります。お気軽にご参加ください。

 

 

 


「いこい」で楽しいつどい
ぎゃらりー憩

 菊陽杉並台区の杉本益人さんが自宅を改装して開いた「ぎゃらりー憩」で定例の交流会が10月6日(水)にありました。
 このギャラリーは毎月2回の交流会を開いており、昨年7月にオープンして以来、30回のべ500名が参加されています。この日も、菊陽町杉並台区住民のみでなく、新山区、合志市杉並台、すずかけ台など広いエリアから18名の参加があり、手作りのお菓子や漬物なども次々と並びました。10月1日から31日まで展示されている「木のパッチワーク」作家の難波正宏さん(合志杉並台)も来場して作品の説明があり、興味深く聞いたり質問したりとおしゃべりも一層盛り上がりました。
 東 フサエさん(新山区)は「和やかで、みんな良い人で楽しいです」と笑顔で話されました。

 

 

 


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足首と下腿部分のストレッチ

 背筋を伸ばし、浅めにイスに腰を下ろしひざを伸ばします。息を吐きながらアキレス腱を伸ばすようにゆっくりつま先を持ち上げていきます。息を吐き終わったら、息を吸いながらつま先をおろしていきます。
  このストレッチを5回行ってください。

 深めにイスに腰を下ろします。このとき背中が背もたれに付くようにして下さい。片膝を写真Bのようにイスの座面にのせます。(正座の片足)息を吐きながら曲げた方の足へ体重をかけていきます。息を吐き終わったら、息を吸いながら力を抜きます。このストレッチを左右交互に5回行ってください。
○注意
  膝が痛い方は足に体重をかけないようにします。イスに足をのせるだけでもストレッチ効果はあります。
  このストレッチは股関節にも効果があり、ギックリ腰や腰痛の予防にもなります。テレビを見ながらでもできるので試してみてください。