ワンネス 496号 2010/01/31発行

地域と親子が触れ合ういいハート
菊陽西小いいハートデー

 1月10日(日)菊陽西小学校PTA(北山正樹会長)主催のいいハートデーとどんどやが行われ、地域住民と親子が参加しバザーや手づくりイベントで楽しい時間を過ごしました。
 午前9時、どんどや点火式が始まり、新山区の山中偵生老人会長からどんどやの由来が話され、代表の子どもたちがたいまつで点火しました。勢い良く燃え上がるどんどやに正月飾りをくべ、一年の健康を祈願しました。お楽しみのお餅やお芋が焼かれ、親子でおいしそうに食べていました。
 9時半からは、グラウンドでコマや竹馬遊び、屋内でキーホルダーや入浴剤作りなどが始まり子どもたちが目を輝かせて取り組んでいました。今年のいいハートデーのテーマは「エコ」。子どもたちのエコメッセージが張り出され、古新聞でエコバッグや剣玉を作るコーナーやペットボトルのキャップ集めも行われました。また、11時から始まった食バザーでもお椀や箸を持参した人には割引がある出店もあり、ゴミを出さない工夫がされていました。
 友人とコマ回しに挑戦していた堤 一志くん(5年)は「初めてで難しかったけれど、回った時は気持ちいいです」と交代で何度も回していました。

 

 

 私も毎年初詣に参加して今年1年の健康を祈願しています。今年は青葉会に白寿の方もおられ、嬉しい限りです。(谷川)


竹と和紙でたこつくり
緑ヶ丘区

 緑ヶ丘区(塚田 攻区長)で1月9日(土)同区公民館主催の「たこつくり」があり、指導者や親子合わせて40名が制作に取り組みました。
 事前にたこ作りの講習を受けた方たち7名は、6日(水)に竹を切りヒゴを作り、準備をしました。当日は十字に結んだ竹ヒゴを配布。子どもたちは枠の糸張りや和紙張り、糸付け、しっぽ付けなど細かいところも子ども同士で作ったり、保護者に手伝ってもらったりしながら一生懸命仕上げました。難しいところはおじいちゃんたちに「これでいいですか?」と尋ね、指導に当たった方たちはやさしく教えていました。
 江平民生公民館長は「昔の遊びを今の子どもたちに教えて交流を図ろうと計画しました」と話され、野田みずきくん、南まさゆきくん、神野りょうたくん(菊陽中部小4年)は「むずかしかったけどみんなで協力してできました。おじいちゃんに教えてもらってやり方が分かりました」と飛ばして遊べるのを楽しみにしていました。

 

 

 指導のおじいちゃんたちは「昔はみんなが肥後守を持っておもちゃも手作りしてあそんどったもんな」た話され、小学生のたこつくりを楽しまれていました。(岩田)


  (19)  パソコンサポートくまもと  高畑圭輔

Android 携帯

 ここ数年、徐々にスマートフォンという多機能な携帯電話が普及してきました。スマートフォンの多くはWindowsMobileと呼ばれるOSを利用していましたが、Apple社のiPhoneが発売されてからは、スマートフォン=iPhoneというくらいにiPhoneの一人勝ち状態が続いていました。
 ところが去年、検索エンジン最大手のGoogleからリリースされた「Android」とよばれるOSを採用したスマートフォン(通称:グーグル携帯、Andoroid携帯など)が発売され、大きな話題となりました。
 さて、このグーグル携帯ですが一体何ができるのでしょうか?Andoroid携帯は様々なアプリが発表されていて好きな物をインストールして、端末を自分の好みに合わせて利用することができます。これはiPhoneでもできることなのでさして目新しい機能ではありません。ではなぜAndoroid携帯がこれだけ注目されているのでしょうか?それはGoogleの各種サービスを簡単に利用でき、パソコンとの連携も非常に速やかに行えるからです。
 例えばGmailは自分のGoogleアカウントをAndoroid携帯に設定するだけですぐに使えます。携帯で送受信したメールもパソコンで送受信したメールも同じように扱えるので便利です。また電話帳もGmailの連絡先が自動的に携帯で利用できるようになるのでパソコンで連絡先を編集するだけで自動的に携帯の電話帳も更新されます。スケジュール管理にGoogleカレンダーを利用していればその情報も携帯で利用できますし、携帯で撮影した動画をそのままYoutube(動画共有サイト)にアップロードすることもできます。
 他にもGoogleのサービスは沢山ありますが、Android携帯を使えばどのサービスもパソコンで利用するのと何の代わりもなく利用できるのです。(※GoogleTalkのように一部機能制限されている物もあります)普段からGoogleのサービスを愛用している人間にとっては手放せないツールとなる事は間違いないでしょう。
 まだ普及が始まったばかりのAndorid携帯ですが、日本でも入手可能です。既にNTT Docomoから「HT-03A」という機種が発売されています。つい最近「Nexus One」と呼ばれるGoogle社が直接設計を行った端末も発表されアメリカや台湾などで発売されています。この「NexusOne」はNTT Docomo及びSoftbankMobileと同じ電波方式を利用しているので海外で購入して日本に持ってくれば利用可能です。(日本での発売は現在未定です)。auは今の所Androidに関しては発売に関する情報はありません。アメリカ モトローラ社から発売されている「Droid」という端末がauと同じ電波方式を採用しているので、日本でauからの発売を期待されていますが現在未定です。
 今後、スマートフォン業界はGoogleの「Android」、Appleの「iPhone」、Microsoftの「WindowsMobile」の激しいシェア争いが起こる事は間違いありません。自分にあった端末を発見して新しいモバイル生活を送ってみるのも良いのではないでしょうか。


武士の心
流鏑馬

 武田流(細川流)流鏑馬保存会の理事をされている米村邦昭さんに話を聞きました。

◆流鏑馬(やぶさめ)とは
  疾駆する馬上から三つの的に次々と鏑矢(かぶらや)を射ることから「矢馳せ馬(やばせうま)」と言い、それが転じて「やぶさめ」と称するようになったと言われます。「天下泰平、万民息災、五穀豊穣」を祈る神事として平安期頃より行われてきました。今日、豊作祈願の農耕祭事として残っているものもありますが、武道としての正統は私どもの武田流と小笠原流の二流です。

◆流鏑馬を始められたきかっけは
  武田流(細川流)流鏑馬宗家の門弟だった大学馬術部の先輩から勧められ、昭和38年に入門しました。

◆流鏑馬の魅力は
  狩装束をつける段階から心は凛としてきます。弓を持ち馬上の人となるや気分はもう武士です。疾駆する馬上から射放つ矢が的中する時の快感が最高の魅力です。

◆やぶさめ少年塾のことを教えて下さい
  少年少女たちに、馬術・弓術・礼法・座学の四つの学習をとおし、健全な精神を育もうと、平成19年に開塾し、只今3期生が学んでいます。稽古は、馬術が清水の北熊本乗馬クラブ、その他は、黒髪の幽玄館道場で第1、第3日曜日の午前10時から12時までの2時間。毎年4月に募集をしています。

◆今年の演武予定は
  3月28日 県古武道演武大会(熊本武道館)
  4月18日 出水神社春季例大祭
  5月 1日 人吉お城まつり
10月17日 出水神社秋季例大祭
例年10月中 熊本城お城まつり
 是非一度ご覧下さい。

 

 

 米村邦昭さん 65歳

 


高く上がれどんどやの煙
下津久礼区

 1月10日(日)下津久礼子ども会(園田美和会長)主催のどんどやが行われ、地域住民や子どもたちが参加しました。
 同子ども会では子どもの数が減って今年は15名となり、区の役員や老人会の方に手伝ってもらい、高さ14mのどんどやが設営できました。午後1時に点火されると、風も無くまっすぐに高く煙が上がり、地域住民がしめ縄や松飾りを火にくべていました。「パンパンとよか音がするなあ」とみんなが満足して無病息災を祈りました。
 竹が燃え落ちて熾きができると、子ども会役員らがお餅を焼いてぜんざいに入れ参加者に配り、子どもも大人も笑顔でいただきました。
 下津久礼に来て2年のスーザン・スミスさんは「地区の方の交わりがいいですね。この煙を浴びたら風邪をひかないって本当ですか?」と興味深そうに見ていました。