ワンネス 476号  2009/09/06発行

伝統行事を受け継ぐ

津留区かけあんどん

 津留区(阪本敏憲区長)では昔ながらの伝統行事「かけあんどん」が8月13日(木)から16日(日)の4日間、区のお地蔵さんで行われました。
 子どもたちは事前に各家庭をまわりろうそく代を集め、爆竹や花火、お参りに来た方たちへ配るお菓子を準備しました。各家庭に協力して作ってもらったかけあんどんの管理も子どもたちの大事な仕事です。夕方6時にお地蔵さんに集まり、始まりの合図を爆竹ですると、住民の方たちがお参りにやってきました。暗くなるとロケット花火や噴出花火などをして楽しみました。阪本区長は「私の子どもの頃は陸戦・海戦(陣取り)やお墓できもだめしなどをして遊んでいました」と話されました。
 子頭を務めた阪本貢紀くん(菊陽中2年)は「みんなをまとめたりするのは大変だったけど楽しくすることができ良かったです。この行事で学んだことをこれからの生活に活かしていきたいです」と話してくれました。

 

 


上津久礼区川施餓鬼

 上津久礼区(松村秀隆区長)の伝統行事「川施餓鬼」が8月19日(水)行われました。
  この行事は、人畜の無病息災を願って330年ほど前から続いています。午前中に慰霊祭を行い、午後からは1組から6組が組ごとに竹で骨組みを作り、麦わらで馬の形をした船を作りました。1組の徳永昭範さんは「以前は船として浮かぶように全長6m、全体を低く作っていましたが、現在は展示のみとなって全長3.5m程とコンパクトで見栄えよく作っています。時代の流れですね」と話されました。
  出来上がった精霊船は区のグラウンドに飾られ、暗くなるとちょうちんに明かりが灯されました。また、グラウンドでは菊陽音頭や沢内さんさ盆唄で総踊りをしたり、お楽しみ抽選会もあり賑わいました。川施餓鬼のラストを飾り、打ち上げ花火もあり夏の夜空を彩りました。

 

 


優勝しました!
菊池郡子ども会球技大会

 8月9日(日)菊池郡子ども会育成連絡協議会主催のソフトボール大会とビーチボールバレー大会が、大津町営グラウンドと大津町総合体育館で行われ、菊陽町と大津町の代表8チームで熱戦が繰り広げられました。
 大津町総合体育館で行われたビーチボールバレー大会は辛川子ども会の小牧杏奈さん(菊陽南小6年)が力強く選手宣誓し、優勝めざし4チームとも、元気に声を掛け合いながらプレーしていました。
 また、大津町営グラウンドで行われたソフトボール大会は、時折小雨が降る中、保護者の大きな声援を受け、子どもたちは思いっきりバットを振っていました。上津久礼子ども会の大野楓雅くん(菊陽中部小6年)は「絶対優勝したいです。みんなで頑張ります」と決意を話し、見事優勝しました。
 各競技の優勝チームは8月23日(日)開催の熊本県大会に進みました。


試合結果

ビーチボールバレー
優勝   菊陽町辛川子ども会
準優勝 菊陽町上津久礼子ども会

ソフトボール

優勝   菊陽町上津久礼子ども会
準優勝 菊陽町南方子ども会


  (40)  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

秋の味覚に「山廃」の酒

◆山廃(やまはい)について
 最近、日本酒のラベルやパッケージに「山廃」とか「山廃仕込」と書いた商品があります。これは一体何でしょうか?うちのお店でも『「山廃」って何ですか?』という質問をしてくる方も多いです。いかにも美味しそうな感じがしますが、「山廃」って何?と尋ねられると、答えに困ってしまいます。
 「山廃」は吟醸や本醸や純米のようにお酒のランク(特定名称)を標記するものではないことを先ずご理解ください。「山廃」は正式にいうと「山卸廃止仕込酒母」(やまおろしはいししこみしゅぼ)もしくは「山卸廃止仕込」を略して「山廃」といっているのです。

◆山卸廃止仕込とは?
 山卸(作業)とは、精米が水車などでされていた江戸時代、半切り桶の中に蒸米と水を入れ、櫂(かい)ですりつぶす作業のことを言っていました。現在は精米機で精白することができるようになり、麹の酵素が十分に白米に吸収されるので、蒸米をつぶす(山卸作業)必要がなくなり、「櫂(かい)でつぶすな 麹で溶かせ」と言われるようになり、山卸の操作(作業)を廃止するようになりました。

◆ふつうの日本酒とどこが違うか?
 「山廃」は生もと(きもと)系酒母を代表するもとで、ふつうの日本酒(速醸系酒母)と比べると、育成日数が長く(山廃26日〜30日、ふつうの酒(速醸)7〜14日)、室温が5℃以下で仕込みます。製造がとても難しいのです。酒母そのものにアミノ酸(旨味成分)が多く、濃厚な味で、製成酒も濃醇酒ができます。
また、枯らし日数(酒母完成から本格的に日本酒を仕込むまでの日数)が長くなっても酒母の力が低下しません。山廃の製造は、仕込水・麹などからくる硝酸還元菌・乳酸菌を低温で増殖させ、その働きを利用して雑菌や野生酵母を淘汰するとともに、酒母に必要な乳酸を生成させます。(ぺーハー3.5程度 強い酸性です)
 自然の摂理を巧妙に利用した山廃仕込の技法は、先人たちの知恵と経験の集積です。しかし、残念なことに、製造に手間と時間がかかるため、合理化と省力化の名の下に、山廃を仕込む蔵が少なくなり、杜氏の世界でも山廃の技術が忘れられてきたことは、非常に残念なこととしか言えません。山廃で仕込んだ酒は、香が芳ばしく、濃醇で腰が強く、いくら水で薄めてもちゃんと酒の味がします。高級ウイスキーにも同じことが言えると思うのですが、高級ウイスキーは水割りで水の割合を多くしても、ウイスキーの味がちゃんとするのを、皆様も経験されているのではないでしょうか。

◆山廃の酒もいろいろ
 山廃は銘柄やランクを示す用語ではありません。伝統技法によって作られるお酒の製造過程を示しています。特性上、東北・北陸地方でこの技法によって酒が造られます。いろんな蔵元で山廃仕込みの酒があります。また、脂ののったサンマと山廃の酒は相性がバッチリ。お燗をするとさらに旨味が増します。今年の秋は、あなたのお気に入りの山廃を見つけるのも楽しいのではないでしょうか?



ジャンボなかぼちゃができました!

 8月26日(水)下津久礼区(坂田隆成区長)で、毎年恒例のジャンボかぼちゃ品評会がありました。
 区内の家庭で育てられたジャンボかぼちゃがずらりと並ぶ中、色、形、重さのどれをとっても文句なしで、梅原敬一さんの育てたかぼちゃが優勝しました。重さは47.1kgで、2人がかりで運ぶほど。
 梅原さんは「水のたまらない傾斜地に植えることが大切です。今年は雨が多かったので難しかったですね。まず堆肥を入れて土作りをして、下にワラを敷いたり直射日光が当たらないように上にもワラを掛けてやったり、2〜3日ごとに見に行きました。また来年も作ろうと思います」と話されました。

 



 

 
 おうちでは、すべり台やジャングルジムで元気に遊んでいます。今年はプールに挑戦したいな!

 

 鬼塚渉(わたる)くん 1歳10ヶ月
  光の森区


 押し花はがきを
        心をこめて作りました

 敬老会に参加される方に子どもたちからプレゼントをしようと、8月24日(月)宮ノ上子ども会(山下和美会長)の子どもたちが同区公民館で押し花はがきの制作をしました。
 指導者小原道子さん(同区)が手作りした、ハナテマリやシノブシダ、チドリソウ、パンジーなどの色とりどりの押し花を、子どもたちは真剣な表情でハガキに思い思いの形にそっと並べました。「重ね方がむずかしいね」などと話しながら、初めての体験とあって、ていねいに作り上げました。また、自分やママへのおみやげにと押し花を並べたコースターも作り、夏休み最後の楽しい行事となりました。

 

 

 


  7月中の大津署管内の身近な犯罪

自転車盗 23件 / 万引き  17件 / 車上狙い、オートバイ盗 ともに9件
 鍵は2重ロックにしましょう。

9月11日(金)は『警察相談の日』です。

・犯罪などによる被害を未然に防ぎます
・県民の安全と平穏について親身にご相談 に乗ります

 勇気を持って相談したことにより解決した事案が数多くあります。
 心配事は、下記の電話やお近くの交番に、ご相談ください。

警察専用電話 #9110
振り込め詐欺相談電話 381−2567