ワンネス 440号  2008/12/07発行

文化祭特集

各地で文化祭が行われ、たくさんの方が日頃の練習の成果や作品を発表、披露しました。

三里木北区 11月9日(日)

 三里木北区(松本 仁区長)の文化祭が同区公民館で開かれ、力作が並び、ぜんざいも振舞われました。
 公民館の外では、ヤキイモが焼かれ竹とんぼ作りやスライム作りが始まり、たくさんの子どもたちが集まりました。中に は、水墨画や編み物、木目込み人形、トールペイントなどの作品が並び、ふれあいサロンの作品コーナーや子ども会の習字や折り紙作品も訪れた人を感心させていました。切り絵体験コーナーでは、松本区長が指導して、初めての人も簡単な作品を仕上げて喜んでいました。
 矢野幸子さんは「花架拳で持つ扇の房飾りにしようと組みひも作品を作り、出品しました」と作品の説明をしてくれました。

 

合志市杉並台 11月16日(日)

 館内には習字、陶芸、絵画や水墨画の作品が多数展示。手作りパンの販売や不要品のバザーも設けられました。
 公園では新鮮野菜の販売や、ぜんざい、焼き鳥などの食バザー。またクリスマス用の花の寄せ植え教室やダンボールを使った生ごみの堆肥作りコーナーなども開かれ、たくさんの人が参加しました。
 子どもの遊びコーナーでジャンボしゃぼん玉作りに挑戦した小川まりえさんとまなほさん姉妹(南ヶ丘小2・4年)は「こんな大きなしゃぼん玉できたよ」と歓声をあげ喜んでいました。

 

境の松区 11月16日(日)

 境の松区(中村誠喜区長)の第2回文化祭が同区公民館で開催されました。
 会場には陶芸やかご細工、写真や習字など、子どもから大人までの作品が所狭しと展示されました。またスヌーピーグッズのコレクションコーナーも設けられ、訪れた人たちは手作りの饅頭とお茶を頂きながら作品を観賞しました。
 写真を出品された吉村利雄さんは「写真を撮りにいろんな所へ出かけます。この蓮の花はきれいかでしょ」と作品の説明をしてくれました。

 

青葉台区 11月22日(土)23日(日)

 青葉台区(山本誠一区長)の第8回文化祭が11月22日(土)23日(日)区公民館で行われ、素晴らしい作品が多数展示されました。
 公民館には、写真や盆栽、編み物、パッチワークなどの手芸品が多数展示され来場者の目を楽しませていました。また、婦人部によるぜんざいの接待もあり、皆さん「おいしい」と食べていました。白色トレーで作った飛行機や折り紙のお花も子どもたちにプレゼントされ大喜びでした。
 駐車場では、テーブルやパラソルを設置し、お漬物やだご汁、手作りケーキの販売やコーヒーショップもあり大繁盛でした。

 

三里木区 11月23日 (日)

 三里木区(岸田年弘区長)の第15回文化祭が11月23日(日)区の公民館で行われ、たくさんの作品が展示されました。
 会場には華道や切り絵、子ども会の書道や版画などの作品が多数展示。また、玄関前では、区の方々が家庭菜園で生産されただいこんやさつまいも、キウイなど野菜の即売会もあり大好評でした。毎年恒例の冬瓜3個の重量当てクイズもあり、来場者は合計重量を書いて投票しました。
 森デパートと題して国鉄に勤めていた頃の思い出の品を出品した森 茂さんは「記念入場券やSLのD51の写真、当時の熊鉄だよりなど国鉄時代の思い出の品を皆さんに見てもらおうと展示しました。見て頂いて嬉しいです」と話されました。

 

新成区 11月23日(日)

 新成区(得丸哲郎区長)の第5回文化祭が同区公民館で開催されました。
 会場にはヘアークリップや和装バッグ、エコクラフトなどの手芸品や子ども会の作品や押し花などが展示されました。田辺文紀さんの木馬やカタカタなどの木工品は子どもたちに大人気でした。また、ぜんざいや赤飯、おつけものなどの接待もあり、地域の皆さんの交流の場ともなりました。書道「希望」を出品した中島優果さん(菊陽西小5年)は「中心をとるのが難しく何枚も書き直しをしました。苦労したけどみんなに見てもらえて嬉しいです」と話してくれました。

 


  (31)  たわらや酒店  宇野功一  三里木区

歳時記・日本の酒づくり 
米の検査と精米

◆米の検査
 9月28日に収穫した酒米「神力」は、脱穀といってモミと原米に分けます。収穫したばかりの原米は水分量が多いので、天日に干したり、最近では乾燥機を使って適度な水分量になるように乾かします。そして、粒を選り分けます。今では機械を使いますが、機械の中には網があり、網をふるって、未熟な米と整粒を選り分けるのです。
 ここまでは、私たちが口にする食用米とまったく同じです。酒を造るための米は「酒米」=「醸造用玄米」といいます。大粒で米の中心部に心白があり、蛋白質の含有量が少ないといった特徴があります。麹菌が繁殖しやすく、醪(もろみ)によく溶け、アルコールの醗酵が順調に進みやすいため、酒造業界では「酒造好適米」と呼んでいます。「山田錦」「五百万石」「美山錦」「雄町」などが代表的な品種です。
 米の検査は11月12日に行われました。食糧事務所などで農産物検査官が全ての酒米の袋から任意にサンプリングします。肉眼鑑定や計測によって「特上(特A)」「特」「1等」「2等」「3等」「規格外」が決定されます。規格外を除き、等級を示す印を袋に打たれます。特定名称をめざす酒は、「3等」以上でなければなりません。今年の神力は全量が「2等」でした。平成7年から栽培している「神力」ですが、全量2等だったのは初めて。私にとりましてとても嬉しいことでした。ちなみに「等級外」は「普通酒」にしかなりません

◆精米「お米を磨く」
 12月2日、検査を終えた「神力」の原米は、山鹿市の千代の園酒造へ納入しました。いよいよ酒づくりがスタートします。酒づくりの第一歩は「精米」です。酒づくりでは精米することを「磨く」と表現します。米が割れないように、少しずつ磨いていきます。摩擦により米の温度が上がらないよう、時間をかけて丁寧に磨いていきます。農家の方々の汗と涙の結晶が「神力」の一粒一粒であります。大切な原料米ですので、醸造元・千代の園酒造では精米を醸造元で行う「自家精米」(注1)でやっています。「神力」は「山田錦」などの酒米に比較するとやや硬質です。精米するのにはたいへん気を使うそうです。昼夜連続3日がかりで、精米歩合44%まで磨いていきます。
 米の芯の部分の44%だけが酒づくりの原料となり、もったいないことですが、外側の56%は「米糠」となって酒づくりの原料にはならないのです。外側の糠の部分は、美味しい酒にするのにふさわしくない成分が多く含まれているため、たいへんもったいないことですが、米の芯だけで「神力」は酒にしていくのです。
(注1)醸造元で精米しない場合もあります。精米所に委託して精米することを「委託精米」といいます。
 12月中旬よりいよいよ酒づくりがスタートします。次回以降は神力の酒づくりの様子をお伝えします。ご期待ください。


伝える音楽を披露
菊陽中学校吹奏楽部

 菊陽中学校吹奏楽部の第29回定期演奏会が11月16日(日)菊陽町図書館ホールで行われました。
 演奏会は2部構成で行われ、第1部では吹奏楽部コンクール課題曲「ブライアンの休日」や賛助出演として菊陽中部小学校合唱部の皆さんによる「崖の上のポニョ」など3曲が披露されました。第2部はヤングマン<YMCA>や心に残るあの曲メドレーと題し「宇宙戦艦ヤマト」や「タッチ」などを演奏。男子有志5名による「羞恥心」もあり会場全体で盛り上がりました。ステージドリルもあり、所狭しと元気に動きながら披露しました。
 部長の平木綾香さん(3年)は「菊陽中学校吹奏楽部を応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございました。おかげで、第29回定期演奏会を無事に終えることができました。みなさんに楽しい時間が提供できていれば幸いです。これから第30回定期演奏会に向けて1・2年生の新体制で頑張っていきます。また新しい1年間で『伝える音楽』をつくっていきますので菊陽中吹奏楽部を末永く応援して下さい」と笑顔で話してくれました。

 

 

 


 竹カゴ

 3年前から、熊本県立伝統工芸館で週に1回竹工芸を習っています。
 真竹を割って、竹ヒゴを作る所から始め、ザルなどの荒物から編み始めました。今作っているのは、ヒゴを133本編みこむ“あじろ編み”の竹カゴです。年に10個くらいのカゴができますが、作るたびに良くなってくるので、もっと訓練して技術を高めたいと思っています。いろいろな編み方をマスターして、将来はボランティアで教えたいと思います。

 

 


 兄弟で受賞しました!
 第10回家族新聞コンクール

金賞 久保田航世くん (菊陽西小2年) 
 ぼくは読む人がおもしろいと思って、すごろく新聞を書きました。1回鉛筆で書いてからボールペンでなぞって、ていねいに書きました。おとうさんと写真を切りながら思い出を書くのが楽しかったです。
 金賞になって、とっても、とっても、とってもうれしかったです。

銅賞 焔v保田修世くん (菊陽西小2年)
 僕が魚つり新聞にしたわけは、家族で魚つりをして魚をいっぱいとってうれしかったからです。たくさんの魚を書くのがむずかしかったけど図鑑を見て書きました。 
 来年はグランプリをとりたいです。