ワンネス 428号  2008/09/15発行

第の人生すこやかに
菊陽中還暦同窓会

 菊陽中学校17回卒業生の同窓会が、8月16日(土)ひのくにハイツで開かれ、還暦を迎えた同窓生が旧交を暖めました。
 昭和39年に卒業した学年は7組あり、まさに団塊の世代。今年60歳を迎える還暦の年にあたり、111名もの参加がありました。受付で名札をもらい「あ〜久しぶり!」と積もる話に花を咲かせました。
 最初に、還暦祭が蘇古鶴神社安武宮司により行われ、第2の人生も健康に過ごせるようにとクラス代表が玉串をささげ全員がお払いを受けました。同窓生の代表あいさつは、横浜から参加の元プロ野球選手野口善男さんが「何をやっても楽しかった中学生時代、多くを語り明日からのエネルギーにしたいです」と話されました。吉川鎮人先生を始め恩師も席に着き、クラスごとの出し物やバンド演奏やフラダンスなどのアトラクションもあり楽しく時間を過ごしました。
 司会担当の清田やす子さん(大堀木区)は「卒業以来初めて参加された方もいました。節目ということもあり参加者が多くよかったです」と話されました。

 

 還暦とは思えないお若さの皆さん!
 ますますのご活躍が期待していまーす。


公民館活動について学習
九州地区公民館研究大会

 第59回九州地区公民館研究大会が8月28日(木)29日(金)の日程で宮崎市民文化ホール(全体会会場)で行われ、菊陽町から区の公民館長や社会教育推進委員など14名が参加しました。
 28日は「青少年教育」など7つの分科会があり、菊陽町からの参加者は第4分科会「地域づくり」に参加し過疎化、少子高齢化など地域が抱える問題を学習。29日は全体会があり、宮崎県指定無形文化財「飫肥泰平踊」の披露や、東国原英夫宮崎県知事が「県民総力戦による新たな地域づくり」と題して講演されました。
 地域公民館連絡協議会久保田昌生会長は「分科会では、技術の有効活用を行い後輩や子どもたちに継承しようとの取り組みに感心しました。東国原知事の講演では小さい頃からの夢であった“お笑い芸人と政治家”を実現された努力と、地域との心のつながりが大切だということを学びました」と話されました。

 

 今年は東国原知事の講演もあり、県庁も見学することができとても良かったです。


元プロ選手の指導に感激!
中部小ミニバスケット部

 バスケットボール元全日本代表の西塔佳郎さん(26歳、杉並台区)を招いての部活練習が8月12日(火)菊陽中部小学校体育館であり、同校の男女ミニバスケ部が汗を流しました。
 西塔さんは、武蔵ヶ丘中学校でバスケットを始め、松下電器「パナソニックトラインズ」で活躍、今年3月に引退しました。この日は同校バスケ部コーチの林 輝夫さんの招きで来校し、基礎から指導されました。身長197cmの西塔さんがやさしく話しかけると、緊張していた子どもたちも笑顔で答え、いろいろなドリブルやシュートの練習をしました。
 男子キャプテンの工藤憲士朗くん(6年)は「プロの選手と会うのは初めてです。身長が高く、ダンクシュートを間近で見られてよかったです」と汗を拭きながら話してくれました。

 

 西搭さんはとても気さくな方で子どもたちも笑顔でした。しかし練習はいつもよりハードだったようでみんな汗びっしょりでした。


世界で一枚しかない
  絵手紙をプレゼント

宮ノ上区

 宮ノ上区(宮邊松代区長)では8月21日(木)大人と子どもの交流の一環として、敬老会で手作りの絵手紙を贈ろうと、絵手紙教室を区の公民館で行いました。
 あさひヶ丘区の板垣アキ子さんの指導で、絵の具と墨を使いハガキにひまわりや百日草、バナナやトマト、りんごなどを思い思いに描きました。「いつまでもお元気でいて下さい」や「ひまわりのようにあかるくいてね」などの言葉も書き加え、子どもたちの澄んだ心が表現された世界に一枚しかない絵手紙ができあがりました。
 安藤 摂さん(菊陽中部小2年)は「ひまわりがいちばん難しかったです。がんばって描きました」と話してくれ、橋本達也くん(同6年)は「敬老の日に渡すので、おばあちゃんたちが喜んでくれるような言葉を添えて描きました。喜んでくれると嬉しいな」と笑顔で話してくれました。

 

 

 小さい画伯がたくさん。
 個性あふれる作品ができあがっていました。


  (21)  ひばりヶ丘区  矢原正治

クズ    マメ科

 あの雑草が薬にと思われる方もいるかもしれませんが、今回は“クズ”(←写真)です。風邪薬の葛根湯に入っています。葛根湯に入っている植物は“クズの根、桂皮の樹皮、ショウガの根茎、ナツメの実、甘草、麻黄、シャクヤクの根”の7種です。その内、クズ、桂皮(シナモン)、ショウガ、ナツメの実(大棗)、甘草は食用に用いられるものです。皆さんが御存知ないのは麻黄(マオウ)だけで、シャクヤクは花を観賞しますね。また、クズは食用では、クズデンプン、葛湯、葛餅を御存知ですね。クズの太い根から取れるデンプンをクズデンプンと言うのですが、昨今の“クズ粉”は、甘藷(サツマイモ)デンプンです。
 民間ではクズの花を薬用に用います。花・蕾を採取し天日で干し、それを煎じるか、あるいは、お茶にして飲むと、酒毒を消す作用が有り、二日酔いの予防になります。ダイズ、アズキの花でも同じですが、大豆、小豆は豆にして食べたほうが良いですね。このようにクズの花は肝臓の働きを良くしてくれます。大豆、小豆にも肝臓の働きを良くする作用が有ります。しかし、酒飲みの方が酒を飲む前にクズを煎じたものを飲むと、酒がすすみますのでご注意下さい。酒を飲んだ後に葛花茶を飲むのがよいでしょう。昨今、ウコンと葛花をブレンドしたドリンク剤も売られています。酒は適量では“百薬の長”ですが、やはり程々にしましょう。
 9月は今日(14日)が中秋の名月、ダンゴに秋の七草「ハギ(ヤマハギ)、オバナ(ススキ)、クズ、ナデシコ(カワラナデシコ)、オミナエシ(女郎花)、フジバカマ (藤袴)、キキョウ(桔梗)」です。秋の七草にもクズが入っています。春の七草は1月7日(旧暦)に食しますが、秋の七草は、花を観賞するもので決った日が有りません。

 クズの花を取るときは足元の“マムシ”に気を付けて下さい。もし噛まれたら、遅くても2時間以内に血清のある日赤に連絡し行って下さい。
 高森でクズの花を採取していたら横にツリフネソウ(←写真)、キツリフネ、オミナエシなどが咲いていました。阿蘇の草原は、秋の花々でいっぱいです。


 命は畑で作られる!

 9月3日(水)菊陽町東部町民センター(冨永悦子所長)で菊池養生園名誉園長の竹熊宜孝先生を講師に迎え、「土からの食農教育」と題して講演会が開かれました。午後7時半からの講演には同町民センター利用者をはじめ、菊陽町内外からたくさんの人が集まりました。
 竹熊先生は、長年医療に携わるなか「次代の子どもたちに命の大切さ、食と農の大切さを引き継ぐためには、その大切さを知っているお年寄り“飢えを知る世代”の経験と知恵が必要で、その役割は不可欠です」と話されました。スライドを使った自身の体験や交流のある芸能人の話まで、ユーモアたっぷりの語り口に、会場は笑い声が溢れました。
 お母さんと参加した臼杵健太くん(菊陽中部小2年)は「“たった一つの命”と書いてある色紙をもらいました。ぼくの部屋に飾るよ」と嬉しそうでした。参加者は「おもしろかった!先生が話されたことを子や孫に伝えていかなんね」と話されました。

 

 


 内田結亜(ゆあ)ちゃん 1歳7ヶ月
  ひばりヶ丘区

 アンパンマンだいすき。
 「アンマ〜ン!」とさけんでいます。

キキョウ キキョウ科

 「秋の七草」のひとつ。万葉集に登場する「あさがお」は、この花を指すとされています。
 花言葉は「変わらぬ愛」「気品」「誠実」「従順」です。


 秋の味覚、栗を使って
簡単!美味し〜い “栗おこわ”

<材料>
  お米 1.5カップ  もち米 1.5カップ
  栗  適量  酒   大さじ1
  塩  小さじ1
  小豆の水煮缶   1缶(3合分)
  水      炊飯器の目盛り分

<作り方>
お米ともち米は一緒にして洗い、炊飯器に入れる。小豆1缶を汁ごと入れ、おこわの水加減3合まで水を足す。
皮をむいた栗と酒と塩を入れるだけ。あとは30分後に、スイッチON!
※栗の皮むき用“はさみ”を使うと簡単に皮むきできますよ!

 


編集後記

 朝夕ずいぶん涼しくなりました。先日の竹熊先生のお話を参考に、我が家の狭い庭で野菜を育ててみようと小学生の息子とねぎと小松菜のタネを植えました。うまく育つか心配ですが楽しみです。 (S.I)