ワンネス 411号  2008/05/04発行

 
きらびやかなステージを披露

さん陽舞の愛好会

 第6回チャリティ舞踊祭が4月13日(日)菊陽町図書館ホールで行われ、21グループ174名が舞で共演しました。
 出演者は「寿ぎの四季」や「時の流れに身をまかせ」などの曲に合わせて、日舞や社交ダンスなどを披露しました。
 菊陽町南部町民センターでフラダンスを習っている宇治原伶弥さん(菊陽南小3年)は「ドキドキしたけどがんばって踊りました。練習のときよりは上手く踊れました」と話してくれ、上田ミキエさん(辛川区)は「熊本市託麻北センターで練習して昨年より参加しています。床が滑って少し踊りづらいところもありましたが、楽しく踊りました。来年も参加したいです」と話されました。
 会場ではチャリティ募金も行われ、集まった募金は菊陽町社会福祉協議会へ寄付されます。

 

 日頃の練習の成果が発揮され、すばらしいステージでした。(谷川)

春のおどり

 第11回チャリティ春のおどりが4月19日(土)菊陽町図書館ホールで行われ、55プログラムに40名が出演し踊りのステージを披露しました。
 出演者は「博多しぐれ」や「みやこ川」「桜橋」などの曲に合わせ華麗に舞いました。また、舞台セットにも趣向を凝らし、傘や扇、紙ふぶきなどの小道具や、かがり火や屏風、橋などの大道具がステージに設置され、踊りを演出すると会場からは大きな拍手が送られました。
 「黒田武士」を踊った猪野タエ子さんは「50歳で日舞を習い始め現在81歳です。少しミスしたところもありましたが、力強く踊りました。今年長男が還暦なので、長男のためにお祝いの踊りを練習しています」と話されました。

 

 踊る曲に合わせ舞台演出もあり見ごたえのあるステージでした。楽しみました。(谷川)


交流の輪を広げて
菊陽町中央公民館

 韓国の全国文化院連合会の視察団が、4月13日(日)菊陽町中央公民館(堀川俊幸館長)を訪問視察しました。
 韓国の文化院は日本で言う公民館のような施設。約60名の訪問団は、講座活動のプログラムの研修と九州の観光を兼ねて2泊3日の日程で13日に訪日。この日は、中央公民館のプランター園芸講座の5名が、熊本の伝統菓子として手作りのいきなり団子を用意しお出迎え。菊陽町赤峰洋次教育長のあいさつのあと、民族衣装を着た韓国語講座の6名が韓国語で自己紹介し、韓国の歌「ふるさとの春」で歓迎しました。
 韓国語講座を受講して3年目になる城戸きみ子さん(八久保区)は「韓国語であいさつをして、反応が返ってきたのが嬉しかったですね。今度釜山に行く予定なので、ソン・スンホンの映画を見に行きますと話しました」と笑顔を見せていました。

 

 訪問団は若くて(ほとんど20〜30代)あちらの公民館は若返りを図られているという話を聞きました。訪問団はこのあと、阿蘇、久住を廻り、湯布院に泊まられたそうです。(高井)


九電旗少年野球菊池郡大会で優勝
菊陽中学校野球部

 菊陽中学校野球部は、4月26日(土)27日(日)に大津町民グラウンドで開催された、九電旗少年野球菊池郡大会で見事優勝し、郡代表の座を勝ち取りました。
 この大会での優勝は、中日ドラゴンズの荒木雅博選手(31歳)が菊陽中野球部に在籍していた時以来とのこと。九電旗県大会は5月17日(土)から熊本市(会場未定)で開催予定です。
 士野コーチ、梅田先生の指導の下、選手たちの活躍が期待されます。

 

写真・文提供
野球部保護者会副会長 山村修司


  (24)  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

歳時記・日本の酒づくり 皐月

◆「田植え」
  種まきから35日目(およそ1ヵ月)田植えの時期を迎えます。柔らかな早苗が5月のそよ風にたなびくようになります。その年の状況によって多少ずれますが、5月の第2または第3週の日曜日の朝から「神力」の田植えが行われます。今年は5月11日(日)に田植えをします。

 4月上旬に種を蒔いた早苗も、この頃には背丈は30pほどに成長しています。窮屈な苗床ではこれ以上大きくなることは困難です。「早く、大きな田んぼに僕たちを植えてください」と言っています。「はいはい、大きな田んぼに植えてあげますから待ってください」。神力は酒米ですので、普通に栽培される食用米と違って勺植(しゃくうえ)を行います。食用米と比較して苗と苗の間隔が広いのです。1勺(およそ30cm)の正方形の四隅に苗を植えて行きます。食用米と比較すればずいぶん隙間の多い植え方です。
 勺植えにする理由は、酒米「神力」はたいへん背丈が伸びる品種だからです。秋の収穫のころには背丈が140cm程度にまで伸びます。子どもの背丈よりも大きくなる品種です。現在のヒノヒカリが80p程度なので、倍の背丈になります。もし間隔を狭めて植えれば、通気性が悪く、光が地表まで来ないため、害虫の温床になってしまいます。間隔をあければ、通気性がよく、地面にまで光が入り、害虫が寄り付かず収穫できます。これも無農薬で稲を育てる知恵なのです。収量よりも安全、そして品質のよい酒米を育てるために、ひろびろと酒米「神力」の苗は植えられます。一列に約60名が並んで昔ながらの手植えを行います。昔は全国どこでもこんな光景が見られましたね。
 植えられた早苗は約4ヵ月、この田んぼで大きくなり、9月中旬に収穫を迎えます。「害虫や病気の被害にあうことなく、強風や豪雨にも負けず丈夫にスクスク大きくなってもらいたい」そんな思いで、今年も一本一本、かよわき早苗を田んぼに植えていきます。

※今年の田植えは七城町で5月11日(日)午前10時からです。体験希望の方、たわらや酒店までご連絡ください。
たわらや酒店  232−3138


 舞踊祭の裏話

 4月13日さん陽舞の愛好会チャリティ舞踊祭に仲間10名と初出演。フラダンスを首尾良くこなし、万雷の拍手を頂いた。
 実はこの本番前のお話。Aさんは家人にひそかにイメージトレーニングに熱中。様子に気付いたか、夫が突然、襖を開けて侵入。「邪魔だから出て行って」と一喝撃退。また、Bさんの夫は2階でインターネットに夢中。「今だ」と階下でイメージトレーニングに没頭。皆それぞれ、大変な思いの本番前でした。
(宮ノ上区 久目形スミさん)

 


遊歩道ができて安心!

 菊陽杉並台区(川畑延洋区長)にある用水路跡地がこのほど整備され、3月末に遊歩道として生まれ変わりました。
 30数年前に自治会が発足した当時から検討されてきた、用水路跡地は「車やバイクが通れないようにして欲しい」との近隣住民の要望も取り入れ、遊歩道となりました。小学校に入学したばかりの子どもを持つお母さんは「4月から通学路に使っています。近道になったし車も通らないので安心です」と喜んでいました。

 

 

 船附 日菜(ひな)さん 2歳
     彩乃(あやの)さん 5歳
  馬場区

 さくら祭でダンスを踊りました。
保育園は楽しいよ。


津久礼駐在所に赴任しました

 津久礼駐在所は主に菊陽町の南部を受け持っており、早速、管内学校の入学式や少年補導など地域の行事にも参加させていただきました。地域の皆さんに温かく接していただき、とても感謝しています。
 発展著しい菊陽町ですがその反面、事件事故も増加傾向にあります。
 地域の皆さんとともに、安全安心なまちづくりに頑張りたいと思っていますので、よろしくお願いします。