ワンネス 407号  2008/04/06発行


感謝の気持ちを奏でる

合志中学校吹奏楽部

 合志市合志中学校吹奏楽部の第13回定期演奏会が、3月23日(日)合志市総合センターヴィーブル文化会館で行われました。
 第1部はオリジナル&アレンジと題し、2008年度吹奏楽コンクール課題曲「ブライアンの休日」や「のだめカンタービレ・コレクション」などを演奏。第2部は賛助出演となり、吹奏楽部顧問の吉川隼人先生が参加するアンサンブルCHICAGOのクラリネット四重奏が披露されました。第3部はポップスステージとなり「ロッキーのテーマ」や「美空ひばりメドレー」など皆さんよくご存知の曲が演奏されました。
 最後に、マーチングコンテスト九州大会で金賞を受賞したステージドリル「マーチング スピリット」が披露され、すばらしい演奏に会場からは大きな拍手が送られました。
 部長の澤田理沙さん(3年)は「見に来てくださったお客さんのためにもいい演奏にしようと一生懸命頑張りました。私たちにとっても忘れることのできない思い出深い曲をたくさん披露でき、よい思い出になりました」と話してくれました。

 

 

 毎年楽しみに取材させていただいています。すばらしい演奏をありがとうございました。(谷川)

武蔵ヶ丘中学校吹奏楽部

 3月20日(木)菊陽町図書館ホールで、武蔵ヶ丘中学校吹奏楽部第15回定期演奏会が開かれました。
  卒業した3年生を除く1、2年生による演奏は、3部構成で始まりました。第1部はクラシックステージで本格的な吹奏楽を奏で、第2部は武蔵ヶ丘中学校に進学する3つの小学校の音楽系の部活の子どもたちの演奏で、会場はなごやかな雰囲気に包まれました。第3部はおまちかねのポップスステージ。ジャズやアニメの主題歌に続いて「津軽海峡冬景色」「与作」などの演歌を、先生や友人たちの熱唱の応援を受けて楽しく演奏しました。今年度は、吹奏楽コンクールのほか、アンサンブルコンテストやソロコンテストにも部員たちは挑戦し、一層の練習を重ねた成果を発揮して、保護者や友人、先生たちから大きな拍手が送られました。
  卒業した元部長の出口奈穂美さんは「後輩たちは想像していた以上に成長していて、嬉しかったです。次のコンクールでは金賞を取れるように頑張って欲しいです」と後輩に期待していました。

 

 

 1、2年生だけで頑張った演奏もよかったのですが、卒業した3年生も入っての演奏はすばらしかったです。みんなの力を合わせるってすごいですね。(岩田)


感動のコンサート
菊陽中部小合唱部

 平成19年度菊陽中部小合唱部の活動報告会“歌声のワ・輪・和コンサート8”が、3月20日(木)同校体育館で行われ、会場には透き通った美しい歌声が響きました。
 米村隆一郎校長のあいさつのあと、第1部は今年練習した合唱曲と題し、自分のおじいちゃんのことを思って歌った「じいちゃん」や、天使にラブソングをでお馴染みの「ヘイル ホーリー クイーン」など9曲を歌いました。第2部は初挑戦となった合唱ミュージカル「星空の紙ヒコーキ」を表情豊かに披露し、第3部では旅立ちの時と題し、学年ごとにメッセージと歌を歌いました。
 4年生の保護者で西山佐代さんは「子どもたちにたくさんの感動をあたえてもらい感無量です。9名と少なかった6年生ですが、それ以上のパワーで引っ張っていってくれました。ありがとうございました」と話され、部長の小林美沙さん(6年)は「今までみんなと一生懸命やってきたことを発表しました。達成感がありました」と話してくれました。

 

 

 素敵な歌声を聴かせてくれてありがとう!初挑戦のミュージカルも楽しかったです。(谷川)


自慢の歌を熱唱
 サンリー・ジャスコ菊陽店

 年間王座を決定するサンリー・ジャスコ菊陽店カラオケ決勝大会が、3月23日(日)店内サンプラザ広場で行われました。
  審査員の演歌歌手 河内明美さんによるオンステージのあと、昨年5月、9月、今年1月の3回にわたって行われた予選を勝ち抜いた歌自慢30名が出場。「哀愁出船」や「オリビアを聴きながら」などが熱唱されました。
  「激唱〜青函トンネル」を歌い準優勝した井村勝義さん(東ヶ丘区)は「緊張せずリラックスして楽しく歌えました。ありがとうございました」と話されました。

(結果)
優  勝  吉川登志子さん 熊本市
準優勝  井村 勝義さん 東ヶ丘区
3  位   海東 和代さん 西原村

 

 


 左から優勝の吉川さん、2位の井村さん、3位の海東さん。
  さすが決勝大会!優勝おめでとうございました。(谷川)


  (23)  三里木区  たわらや酒店  宇野 功一

歳時記・日本の酒づくり 卯月

 日本人が米を造り始めて、今年で何年になるのでしょうか。代々、営々と日本人は米を作り、酒を醸してきました。日本人の春夏秋冬の季節感は、農作物の栽培から生まれ、人々の生活と密接に絡み合ってきました。米から生まれる酒は、節目の祭事に欠かせないものでした。米づくり、酒づくりを知ることは、古来の日本人の営みに触れることではないかと思います。
 私は平成6年より、古来の酒米「神力」(しんりき)を栽培してきました。神力は今から110年前、明治時代に西日本で広く栽培されていた米です。当時、酒米として広く使用されていましたが、背丈が高く、倒伏しやすいため、品種改良した新品種に変わり、戦後はほとんど栽培されていませんでした。
 茨城県つくば市の研究所より、7g、わずか316粒の「神力」の種籾を分けていただき、平成6年春から、菊池市七城町で復活に向けた取り組みをスタートしました。今月からの1年間、米づくり、酒づくりの様子をお伝えしたいと思います。

◆初めの一歩「塩水撰(えんすいせん)」
 どの米もまずは「塩水撰」からはじまります。最近は苗を作る農家も少なくなってきましたが「神力」は伝統的な栽培で原料米を作ります。まず、バケツに水を張り、生卵がプッカリ浮かぶようになるまで塩を入れます。海水の塩分濃度とほぼ同じ塩水を作ります。(写真1)
 できた塩水に酒米「神力」の種籾を入れ、攪拌すると未熟な種籾は浮き上がり、成熟した種籾は沈みますが、浮いた未熟な種籾を網で掬い上げ、成熟した種籾だけを選抜します。(写真2)
ほどよい温度の水に三日間浸漬すると、種籾から小さな芽が息吹いてきます。

◆「苗床」(なえどこ)づくり
 塩水撰から4日後、神力の種籾を長方形のプラスチック製の黒い箱に土を被せ、種を撒き、また土を被せ種を撒きます。その箱を苗床に敷き詰めます。(写真3)4月といえども遅霜が降りることもあるので、シートを被せ早苗を守ります。種蒔からおよそ35日程度で田植えができる早苗ができあがります。


新聞を配達して30年!

 この度、熊日新聞菊陽販売センターに勤続30年で熊本日日新聞社より表彰された下田 勉さんにお話を伺いました。

◆30年は長いですね
  はい。昭和51年に三里木北区に今の理容店を開くと同時に、新聞配達を始めました。お店に来てくれるお客さんの開拓と健康づくり、小遣い稼ぎにと考えました。青葉台区を配達しています。

◆一番のご苦労は何ですか
  慣れるまでは、朝起きが大変でした。午前3時45分に起き、4時から配達を始めます。今では、目覚し時計より早く起きられるようになりました。また、雨の日は新聞を濡らさない様にすることも大変です。

◆一番良かったことは
  配達途中に毎朝会う、ジョギング中の方や盆栽好きな方と友だちになれたことです。単車の音を覚えて、迎えに出てくる飼い犬たちと会うことも楽しいです。赤ちゃん犬が老犬になりました。

◆配達は大変ですね
  いいえ。日課になっているので自然体で苦にはなりません。昔は冠婚葬祭しか休めませんでしたが、今は交替で週に1日は休みになります。

◆これからは
  体が健康である限りは、まだまだ頑張ろうと思っています。勤続記録更新に挑戦中です!

 

 

 

 

    下田 勉さん  62歳

    三里木北区



夢をのせて
菊陽中部小学校

 菊陽中部小学校(米村隆一郎校長)の卒業記念イベントが、3月24日(月)同校運動場で行われました。
 卒業式を終えた6年生と保護者は運動場に集まり「菊陽中部小ありがとう」という掛け声で、将来の夢やメッセージを書いた手紙とコスモスの種を結びつけ、紙でできたエコ風船を飛ばしました。
 森 太志くんは「自由な人生が送れますようにと書きました。返事が返って来るといいなと思いました」と元気に話してくれました。

 

 

 



ゴミ拾いで恩返し
菊陽西小学校

 菊陽西小学校(前川嘉宏校長)の卒業記念ボランティア活動が、3月26日(水)に行われました。
 24日に卒業式を終えたばかりの6年生と保護者が学校に集合し、お世話になった地域のみなさんに、お礼の意味を込め、各地区に分かれてゴミを拾いました。たくさんのゴミを拾い、再び学校に集合した子どもたちは運動場でドッヂボールをして母校の運動場で最後の汗をかき、歓声をあげていました。「お世話になった校区にもご恩返しができ、よかった」と保護者からも感想が聞かれました。

 

 

 



みんなで仲良くお花見
  バーベキュー!?

 3月30日(日)津久礼ヶ丘区(江口博之区長)の恒例となったお花見バーベキュー会が、さんふれあで行われました。この日は42名が参加し、美味しく楽しく親睦を深めました。

 


編集後記

 桜の花も咲き誇りました。春ですね。出会いと別れの季節、みなさんに、いい出会いがありますように。(M.T)