ワンネス 405号  2008/03/23発行

音と心を合わせ演奏
菊陽吹奏楽団

 菊陽吹奏楽団(柴田智之団長)の第24回定期演奏会が3月9日(日)菊陽町図書館ホールで行われ、音楽のひとときを楽しみました。
 第1部はクラシック&オリジナルステージで「ウィーン・フェスティバル・ミュージック」や「ウェックスフォードの幻想」などを演奏。第2部のソロ&アンサンブルステージはフルート五重奏、アルトサックスのソロなどで静かに聴かせました。第3部のポップステージではジャパニーズグラフィティーX「時代劇絵巻」と題した時代劇の主題歌メドレーや「イン・ザ・ムード」など、みんながよく知っている曲を披露し、会場もみんなで楽しい時間を過ごしました。
 菊陽中学校吹奏楽部でトランペットを担当している中山みなみさんとトロンボーン担当の古閑聖里佳さんは「楽団の方の中には知り合いもたくさんいます。今日はポップステージを楽しみに来ました」と演奏を楽しんでいました。

 

 

 水戸黄門や暴れん坊将軍など時代劇の曲の時には一緒に歌いそうになりました。(高井)


友好のキック!
菊陽町サッカー協会

 菊陽町サッカー協会(佐藤竜巳会長)主催の第10回 SGINAMI CUP ジュニアユースサッカー大会が3月1日(土)2日(日)菊陽町さんさん公園スポーツ広場で開かれました。
 この大会は、同協会が県内の中学生チームに呼びかけ、菊陽中、武蔵ヶ丘中を含む7校と1つのクラブチームが参加。1日に予選リーグ、2日に決勝戦、順位決定戦が行われました。決勝戦は、益城中が2−0で宇土鶴城中を下し初優勝しました。 
 菊陽中保護者会岩田昭弘会長は「子どもたちが一生懸命頑張っているので、少しでもいいプレーができるように保護者も豚汁を作り協力しました」と話されました。

 

 

 保護者の皆さんで100食あまりの豚汁を作られたそうで、子どもたちは大喜びで食べていました。ありがたいですね。(岩田)


地域の宝集合!
菊陽南校区・北校区交流会

 3月1日(土)第1回平成19年度地域間交流事業、菊陽南校区・北校区交流会が菊陽町南部町民センターで行われ、両校区の交流を図りました。
 「地域の活力の源は子どもたちから」をテーマに両校区の小学生と地域の方々約180名が参加。開会の後、みんなで鼻ぐり井手まで移動し、矢野誠也さん(辛川区)のお話しを聞きました。その後センターに戻り、加藤清正公の治水事業を描いたアニメビデオ「清正公さん水物語」を鑑賞しました。ボランティア手作りの豚汁や野菜料理で昼食をとり、午後からは5・6年生がからいも饅頭を作り伝承料理を体験し、1〜4年生は伝承遊びで、和紙を使った雛人形やかぶとを作りました。また、地域の方と一緒にぺタンクやカルタを楽しみ交流を深めました。
 尾方 大くん(菊陽北小6年)は「清正公が川に色々と工夫をして鼻ぐりなどを作ったと知り、勉強になりました」と感心していました。

 

 

 鼻ぐり井手のことや、加藤清正公の治水事業など、私も子どもたちと一緒にビデオを見てしまいました。勉強になりました。(高井)


子育て楽しんで
にこにこクラブ

 3月8日(土)むさしがおかじどうかんで、にこにこクラブが開かれ、小さい子どもと保護者が楽しいひと時を過ごしました。
 “にこにこクラブ”(吉野恵子代表)とは、町立保育園で働く保育士がボランティアで開催する子育てサークルで、昨年8月に立ちあげられ、2ヵ月に1回開かれており今回で4回目。土曜日の出前保育として町内の各施設を利用して、気軽に子育ての悩み相談や友だちづくりに役立ててもらおうと企画されています。
 この日は7組の親子が参加。子どもたちは自由におもちゃで遊んだり、先生と一緒に手遊びしたり絵本や紙芝居の読み聞かせを聞いたり、パパやママはいろいろな話をして子育てのストレスを発散しました。2人の子どもを連れて初参加した古澤 愛さん(武蔵ヶ丘3町内)は「近所に遊び相手がいないのできてみました。家には無いようなおもちゃがあって楽しく遊べ、先生に話ができたりするので安心です」と喜んでいました。

 

 

 プロの保育士の先生方がアドバイスをしてくれるので、親さんたちも安心の表情でした。お忙しいのに保育氏の先生方も子どもや親のことを想ってくれて折りがたいと思いました。(岩田)


  (70)  菊陽町手をつなぐ心障者の会 「つくしんぼ」  会長  坂田義美

見直して!「障害者自立支援法」B

 今回は「障害者程度区分認定」と「施設に与える影響」について考えてみたいと思います。
 障害者区分認定は、障がいの「重い」「軽い」をコンピューターなどで評価できるという考え方に立って、福祉サービスの利用可能性を探るというものです。100項目以上の設問がありますが、内容は介護保険制度における「要介護度」の区分に利用されている項目が多数を占め「知的や精神障害者の人たちには当てはまらない」との声が多く「その障害者の実態に合った項目の見直しを」との要望があちこちから強く出されています。程度区分認定によって受けるサービスが制限されるので、施設に入所している人からは「私たちはここから出ていかにゃならんとですか?施設にゃおれんとですか?」「年寄りになったら、おれたちゃどぎゃんすっとよかっですか?」という声がたくさん上がっています。地域で生活することは良いことかも知れませんが、収入を得るための仕事はありますか?生活をするための住まいはどうなるんですか?そういう地域で生活するための基盤整備がないままでは、不安になるのは当然のことと思いますし、基盤整備が先ではないでしょうか。国は項目の見直しも考えているということですが、全容が明らかになるのはいつのことでしょうか。
 また、制度変更に加えて事業所に支払われる国や自治体からの自立支援給付の支給が「月割り」から「日割り」に変わり、その上に支給額が大幅に減った事業所もあり、経営に悩む事業者も少なくありません。熊本日日新聞の報道でも「職員の給与が少なくなった」「職員が辞めることにもつながる。臨時やパートで綱渡りの職員体制では利用者に影響が出てくることが心配だ」との声もあります。日割りになり給与は減り、仕事量は増大することばかりです。「日割り」を「月割り」に戻すことなども含めて問題は多岐にわたりますが、障害者自立支援法の抜本的見直しを早急に願いたいものです。

おわりに
 今までに月1回平均、70回にわたって私や会員の人たちが障がい者福祉について連載してきましたが、今回で一応終わります。つたない文章を読んでいただいた方たちに感謝するとともに、長期間、貴重なスペースを提供していただいた「ワンネス」の皆さんに感謝します。

 障がい者や高齢者が安心して暮らせる「まちづくり」のために、私たちも頑張ります。


小さな親切運動「実行賞」受賞

熊本県厚生年金受給者協会西支部菊陽町部会が取り組んでいるボランティア活動が認められ、小さな親切運動本部より「実行賞」の表彰を受けた菊陽町部会長の生山幸朗さんに話しを聞きました。
◆小さな親切運動とは何ですか?

  小さな親切運動とは、思いやりの「心の芽」を育てる運動で、身近な思いやりのこもった親切を実行した団体、個人に贈られます。

◆認められたボランティア活動とは
  平成18年度より春と秋年2回、会員約100名が参加し、多くの方が利用する、菊陽町民グラウンドや道路周辺、菊陽町役場、中央公民館などの清掃奉仕活動を行っています。また、書き損じハガキやテレフォンカード、使用済み切手などを集め、菊陽町社会福祉協議会に提供しています。

◆これからは
  末永く継続することが地域社会に対する奉仕活動と考えています。今回受賞した清掃活動をはじめ、さまざまな「小さな親切」を実行したいと思います。

 

 

 


村上 琉恩(りおん)くん 3歳 三里木北区

 お家の中では、”仮面ライダーごっこ”お外ではサッカーをして遊んでいます。
 春から幼稚園に行きま〜す。

出会い系サイトについて

 「出会い系サイト」には、誰もが持っている心のスキを狙った恐ろしいワナが潜んでいます。

 携帯のメールなどに出会い系サイトの案内が送られ、その内容を好奇心で見てしまうと「同じ趣味を持っている」・「食事をするだけでお金をくれる」・「相手は会社の社長」などといった甘い言葉が並び、一度書き込みをすると相手はあらゆる誘い文句で誘惑してきます。

 その結果、”一回だけなら”などという安易な考えで相手と会うことになり、わいせつ犯罪や誘拐、児童買春の周旋、覚せい剤を注射されるなどの被害、最悪の場合殺人事件に発展することもあります。

 相手は「姿の見えない人物」で、危険な人物である可能性があることを認識し、出会い系サイトは「見ない」・「書き込まない」・「絶対会わない」の3つが被害に遭わないための一番の防止策です。

 また、「18歳未満の児童による出会い系サイトの利用」・「出会い系サイトを使って大人が18歳未満の児童に性交などの相手や、援助交際を求める内容の書き込みをすること」などは、大人も児童も処罰の対象になります。


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編集後記

 つくしんぼの坂田義美さんには、長い間連載を書いていただき大変お世話になりました。
心より御礼申し上げます。(ワンネススタッフ)