ワンネス 382号  2007/10/07発行


 

みんなで作ろう!心に残る運動会

 

菊陽中部小学校

 “仲間を信じ、ベストをつくして勝利をつかもう!”をめあてに菊陽中部小学校(米村隆一郎校長)の運動会が9月23日(日)同校運動場で行われ、赤団が優勝しました。
 2年生の徒走「元気ハツラツ2年生!」で始まり、6年生のリレー「中部小F1グランプリ」までの25競技に元気いっぱいがんばりました。4年生の技巧走「力をあわせて」では、玉入れをして台風の目、大玉ころがしと、仲良く息を合わせてゴールを目指していました。
 「花笠音頭の練習は大変だったけど、がんばって踊りました。徒走は3位になりうれしかったです」と2年の阪本美聡さん。6年生の吉岡公紀くんは「青団優勝はできなくて悔しかったけれど、応援団や表現のダンスを失敗しなかったので良かったです。小学校最後の運動会は楽しかったです」と笑顔で話してくれました。

 運動会当日もとても暑い日でしたが、子どもたちは元気いっぱいがんばっていました。ご苦労様でした。たくさんいい写真が撮れたのに一枚しか掲載できなくて残念です!(谷川)

菊陽西小学校

 9月23日(日)菊陽西小学校(前川嘉宏校長)の第24回運動会が“もえろ菊西っ子!みんなでつくるぞ心にのこる楽しい運動会”をめあてに同校運動場で行われ、赤団が逆転勝利をおさめました。
 開会式では応援団長の井手敏喜くん(赤団)と吉永岳史くん(白団)が選手宣誓。競技が開始されました。プログラムは4年生の徒走から始まり、一生懸命走る子どもたちに、保護者から大きな声援が送られました。5年生の技巧走「ごみは分別!今日は何の日?」では、粉だらけの顔でマシュマロをくわえ走る姿に応援席から笑いがおこりました。1、2年生のダンス「アララのじゅもんでみんなのハートをねらいうち」では色とりどりのねずみの耳をつけた衣装でかわいい踊りを披露しました。
 2年、5年の保護者、長谷川直美さん(沖野区)は「2年の娘は“7人で走って7番よ!”と自慢していました。技巧走に期待します」と暑い中ビデオをまわしていました。

 暑かった!熱かった!日焼け止めを塗り、UVカットの帽子をかぶり、パーカーをはおり首からはタオルをかけ・・・。汗びっしょりでした。でも一番子どもたちがんばったね!(高井)


自慢ののどを競う
サンリー・ジャスコカラオケ大会

 9月15日(土)第2回サンリー・ジャスコカラオケ大会が同店サンプラザ広場で開催され、30名が参加し自慢ののどを競いました。
 12時半からゲスト歌手の福田みのるさん(キングレコード)のオンステージ。引き続き午後1時からカラオケ大会が行われました。歌い終わるとひとり一人に審査員から講評があり、会場からは大きな拍手が送られました。水森かおりの「櫻守」を歌った春野絹子さん(益城町)は「人の顔がよく見えて緊張しました」と歌い終わりほっとした表情で話されました。
 上位10名の入賞者は来年行われる予定の「年間王座決定戦」に出場されます。

 今回も歌自慢、のど自慢の方々が集合され、応援の方や買い物途中に足を止める方と、賑わっていました 年間王座決定戦が楽しみです!(高井)


古いタオルがぞうりに変身!
エコ・リサイクル教室

 菊陽町東部町民センター(冨永悦子所長)では、地域の方々が集い、みんなの笑顔が見たい、みんなに喜んで欲しいと様々な企画をしています。その一つとして、9月12日(水)からは計3回エコ・リサイクル教室 (布ぞうり編)が行われました。
 講師は冨永所長をはじめセンターの職員が務め、初日の12日は13名が参加。着なくなったシャツや古いタオルを使い、履き心地の良い布ぞうりを作りました。ロープ2mを4つにおり足に掛け“編みしん”を作り、そこに切った布を編んでいきます。自分の足の大きさに編んだらそこで止め、鼻緒をつけて出来上がり。
参加者からは「履き心地のよかー」との声も聞かれ、楽しく編み上げました。
 参加した甲斐龍子さん(武蔵ヶ丘8町内)は「ポイントをつかめば意外に簡単にできました。このぞうりは履きながら床の掃除もできて便利ですね」と話されました。

 参加した皆さんががんばって作った甲斐もあり、履き心地のよい布ぞうりが出来上がりました。私が材料をそろえて一緒に作ればよかったな。(谷川)


 (17) 三里木区 たわらや酒店 宇野 功一

〜民営化 古今東西〜

◆ 10月1日 に思ったこと 
 10月1日は「日本酒の日」。その日の新聞の一面はなんと言っても「郵政事業」の民営化の記事だった。
 昔、僕らが小学校の教科書では、国が関わる企業体として「三公社五現業」があるということを学んだ。三公社としては
@ 国鉄  A 専売公社  B 電電公社
五現業としては
@ 林野  A 印刷事業(紙幣、切手、国債など) B 造幣事業  C アルコール事業(工業用)
D 郵政事業だったと記憶している。
  ご存知の通り、公社は1980年代後半に専売公社は「日本たばこ産業」に、電電公社は「NTT」に、国鉄は「JR」にという具合に民営化になった。現業も次々に民営化され、ついに、今年10月1日に郵政事業が民営化になった。

◆ 民営化になった酒造業
 奈良・平安の律令制度の時代、酒づくりは政(まつりごと)には欠かせないものだった。この時代、酒づくりは密造酒を除いては国営で行われていたという。
 1192年、鎌倉時代が始まる。鎌倉の時代には、これまで国が運営してきた酒造業が、民営化されることになった。酒を醸造する代わりに、お上に税金を納めるというもので、全国各地で酒蔵が誕生したという。いうなれば、酒造業の民営化はいまから800年前と言うことになる。
  平安時代までの酒づくりは、政(まつりごと)に欠かせないものであったのに対して、鎌倉時代以降の酒造業者たちが目指した酒づくりは「美味しい酒を庶民になるべく安く飲んでもらおう〜」というものだった。そうでなければ、税を支払うことができないし、酒造業が成り立たなくなってしまう。
 平安時代は酒づくりは「カメ仕込み」であったのに対して、室町時代には「木桶」が誕生する。カメ仕込みとは比較にならないほど木桶は大きく、一度に大量の酒を仕込むことができるようになった。ということは、酒の価格が安くなる。酒は室町時代ごろから庶民の身近な嗜好品になったと理解できる。
 余談だが、茨城県友部町には日本一歴史を持つ酒蔵がある。創業は平安時代後期で創業約1000年。「郷の譽」(さとのほまれ)という銘柄で美酒を醸す。江戸時代には水戸藩の酒造り指南役を歴代務めたという。現在の当主はなんと55代目だという。
 さて、郵政事業より800年も先輩の酒造業。庶民を魅了する日本酒、焼酎を造るのも大切。加えて、少子高齢化の今日、「健康」で「付加価値の高い」「安心・安全」な酒を造ることが急務だ。10月1日の日本酒の日にふと思ったことだ。


 手描きポスター

 これは、私が描いた、10月14日に大津町で開かれる“橘 菊太郎劇団公演”のポスターです。
 得意の書道を生かして勘亭流で文字を書いたり、趣味の水彩画を生かして役者の似顔絵を入れたりしてデザインしてみました。私は、主催のカラオケあすか会に所属しており、11月のあすか会の発表会のポスターも引き受けています。
 字や絵を描いている時が、私にとって最高の時であり、とても楽しく、またとないすばらしい生きがいを感じます。

 新山区  佐藤 春夫さん  88歳


いつまでもお元気で 〜 敬老会特集 〜

三里木北区

 9月16日(日)三里木町民センターで、34名が参加して開催。長寿を祝い、白寿(99歳)の松下 登さん他、傘寿2名、卒寿2名の方に記念品が贈られました。子ども会からは代表3人がお祝いのメッセージを読みあげ、日舞、フラダンスなどの踊りも披露されました。おまちかねのビンゴゲームでは「リーチ!」の声が次々とあがり、大いに盛り上がりました。
 最後に記念撮影をし、りんごやバナナなどの果物のおみやげがクジで当たり、楽しくお開きとなりました。

写真提供 平嶌 忍区長

宮ノ上区

 9月17日(月)同区公民館で43名が参加して開催。傘寿の瀬戸忠雄さんに記念品が贈られ、今年から敬老会に参加される方が「新熟年成人」と呼ばれ紹介されました。子どもたちが参加者と一緒に遊び、手作りのプレゼントを贈ったあと、会食。出し物は、日舞、フラダンス、みんなで歌おう懐かしい歌などが続きました。役員と有志が演じるミニ芝居「水戸黄門」では、大立ち回りを演じる助さん格さんや誰よりも大柄な町娘などが爆笑を誘いました。歌ったり踊ったりの楽しい敬老会でした。

写真提供 宮邊松代区長


 馬場幸生水墨画展

 10月2日(火)から2週間の予定で、三里木北区の馬場幸生さんの水墨画展が、肥後銀行菊陽支店ロビーで始まりました。
 「モンサンミッシェル修道院」や「コロシアム」などの風景画を中心に7点が展示され、絵の掛け替えも予定されており、全12点が披露されます。訪れたお客さんは、感心して眺めていました。


編集後記

 朝晩ずいぶん涼しくなりましたが、日中はまだ暑い!私はちょっとのどを痛めてしまいました。皆さんも体調には注意してくださいね。(M.T)