ワンネス 380号  2007/09/23発行

祝!金婚 喜びも悲しみも共に50年   金婚夫婦表彰式

 

菊陽町と熊本日日新聞社が主催する金婚夫婦表彰式典が9月11日(火)菊陽町図書館で開かれました。
 今年度は昭和32年に結婚されたご夫婦が対象となり、記念撮影後、式典が始まりました。菊陽町からの表彰状を前村公徳・ミドリ夫妻(新山区)、熊本日日新聞社からの表彰状を大山英俊・節子夫妻(新町区)が代表で受け取りました。また、62組を代表し吉川鎭人・久美子夫妻(下津久礼区)が「二人で元気に出席できる幸せをかみしめています。これからは健康に注意し、地域の発展に尽くしたいと思います」と謝辞を述べられました。

受賞を受ける前村公徳・ミドリ夫妻

      

坂本 靖・マサ子夫妻(上津久礼区)
50年夫婦を保ってきたのは、愛情のたまものです。
吉田 鎮人・久美子夫妻
(下津久礼区)
合志 功・重子夫妻 (三里木区)
金紺を迎えて幸せです。子どももよき伴侶を得て独立しました。
      

小原 忍・道子夫妻 (宮ノ上区)
楽しいことも苦しいことも、皆の支えで乗り越えることができました。

森 茂・静子夫妻 (三里木区)
50年は長かったですが、よう辛抱してくれました。

鳥居 自立・千代子夫妻 (沖野区)
いつの間にか金婚式です。どちらが付いてきたのでしょうか(笑)

九州大会で活躍を学習
九州地区公民館研究大会

 第58回九州地区公民館研究大会が8月30日(木)31日(金)の日程で長崎ブリックホール(全体会会場)で行われ、菊陽町から19名が参加しました。
  30日は、8つの分科会のうち第4分科会「成人教育」第5分科会「地域づくり」第7分科会「自治公民館活動(都市型)」の3分科会に分かれ学習。第4分科会では、菊陽町中央公民館上田由美子館長が“地域活動推進モデル事業の取り組みについて 元気な人づくり・地域づくりをめざして”と題して、菊陽町の概要や公民館活動の内容、今後の課題などを発表しました。
 31日は、全体会が行われ、長崎市指定無形民俗文化財の「中尾獅子浮立と唐子踊」が披露されたり、長崎ランタンフェスティバル実行委員会幹事長の林 敏幸氏による記念講演がありました。
 参加者は帰りの車中で「地域の方と行政が一体となって活動し、地域づくりはリーダー養成から」など2日間の研修の成果を出し合い、九州大会を締めくくりました。

 


歌で観客を魅了
フレンドサンリーカラオケスタジオ

 第2回フレンドサンリー歌謡祭が9月9日(日)菊陽町図書館ホールで行われ、フレンドサンリーカラオケスタジオに通う生徒たちが自慢の歌を披露しました。
 参加した生徒たちは「望郷ながれ唄」や「海峡出船」などの演歌や今話題の「千の風になって」などを歌い、観客を魅了しました。
 「二輪草」をデュエットした緒方重雄さん(花立区)と大道節子さん(熊本市)は「カラオケ仲間です。二人での練習がなかなかできませんでしたが楽しく歌うことができました」と話され、「明日香川恋歌」を歌われた大山洋子さん(三里木区)は「1年ぐらい前からレッスンに通い始め今回が初舞台です。出番前はドキドキしましたが、思いのほか気持ちよく歌えました。健康のためにもこれからも歌っていきたいです」と話されました。

 


  (64)  菊陽町手をつなぐ心障者の会 「つくしんぼ」  会長 坂田義美

虐待

 私たちの生活の中で「虐待」や「自殺」の文字を多く見たり、言葉で聴く事が日常茶飯事になっております。ニュース報道によると自殺者が年間3万人を超えることが数年続いています。原因もいろいろあることと思いますが、世の中がそれだけ住みにくくなっていると思われますし、異常なことであることは確かです。また、最近のニュースの中で「虐待」を拾ってみてもびっくりするほどです。それも家庭では親による子どもへの虐待、施設内では指導的立場の人による性的、身体的、心理的虐待が後を絶ちません。今年の5月、神奈川県で生後5ヶ月の子どもを「高い高い」のやりすぎで死亡させた父親が逮捕。同じ5月に3歳の長男を虐待したと母と養父が逮捕。理由は「言うことを聞かないので、しつけのために5分か10分殴ったり蹴ったりした」といいます。
 厚生労働省の調べでも2005年児童虐待で死亡した子どもが51例あったそうです。2006年度に全国の児童相談所が対応した虐待の件数は過去最高だった 2005年度よりも3000件近く増え、37,343件に上ったと報道されています。
 高齢者への施設内での身体的拘束も減ったとはいえ、まだあるそうです。それも専門職(スタッフ)による虐待がもっとも問題になっているとのことです。
 また、障害者施設内でも利用者への虐待も報道されています。昨年9月鹿児島のある知的障害者厚生施設で、少女(当時17歳)へのわいせつ行為をしたとして元理事が逮捕されました。また、19歳の女性利用者を強姦したと再逮捕、起訴。同じ鹿児島県内では、2003年に別の知的障害者厚生施設の施設長が入所者を柱にロープで縛り付け、セカンドバッグで顔を殴ったり、利用者や女性職員の背中を杖で殴ったとして実刑判決が確定したそうです。
 こういう事例は私たちの遠い所であっていることとは思われません。あざを作って帰ったりしたことはありませんか。いつもの行動や言葉づかいが変わったことはありませんか。指導すべき立場の理事や施設長が虐待する側にまわったりすることは許されない行動です。
 子どもも高齢者も障害者も人格のあるひとりの人間なのです。虐待などない世の中にするために皆で努力、協力をしようではありませんか。


鍋島 七海(ななみ)さん 3歳 菊陽町杉並台区

 保育園では砂遊びが大好き。家では、お姉ちゃんの舞いちゃんとお店屋さんごっこで仲良く遊んでいます。


園田 ユキさん 94歳 東ヶ丘区

 眼が良くて、今でも毎日、新聞を隅から隅まで読んでいます。俳句を作ることが趣味で、折々に詠んでいます。
 感謝の気持ちで暮らすことが長生きの秘訣と思い、何事にも手を合わせています。


書道展で熊本県賞受賞

 

 第37回文化書道九州展で、最高賞の熊本県賞を受賞しました。
 書道は小学校1年生から始めて、21年になります。今は、保育園の給食の仕事をしながら練習を続けています。
 今回は中国の詩人、李 青蓮の「早發白帝城」という詩を約2ヵ月かけて仕上げました。字のバランスに苦労しましたが、大きな賞を受賞することができて驚いています。
 これからはもっと練習して、また賞を取れるようにがんばります。

菊池裕子さん 三里木北区


世代を超えての交流は楽しいね!

ながーい巻き寿司できました!

 菊陽町南部町民センター(矢野陽子所長)世代間交流事業「高齢者と子どもの交流会」が8月28日(火)同センターで行われ、菊陽南小の児童と地域の高齢者が参加しました。
  ビデオ「清正公の水物語」を見て鼻ぐり井手について勉強。伝統料理の「からいも饅頭」を作ったり、参加者全員で全長25mの巻き寿司を巻き楽しみました。

 

手作りいきなり団子おいしい〜

 菊陽北校区青少年健全育成協議会(高木 厚会長)主催、ふれあいの森研修センター(紫藤広美所長)共催の菊陽北小学校区子どもたちとの集い「昔あそびとのっぺ汁会」が9月8日(土)同センターで行われました。
 子どもたちはボランティアの女性たちに教えてもらい、いきなりだんごを作った後、お手玉や紙風船などの昔あそびを楽しみました。昼食にはのっぺ汁や手作りいきなり団子をおいしくいただきました。


編集後記

金婚夫婦表彰式の取材で、参加されたご夫婦に「金婚を迎えられたお気持ち」をお伺いしました。「50年の間にはいろいろありました」「秘訣は我慢です」「妻に感謝の気持ちでいっぱいです」など、乗り越えてこられたからこそのお話が聞かれましたが、みなさんの笑顔から幸せがあふれ出てくるようでした。本当におめでとうございます。私も50年目指します!(T.I)