ワンネス 378号  2007/09/09発行


伝統行事を受け継ぐ

川施餓鬼

 上津久礼区(立野靖人区長)に330年ほど前から伝わる「川施餓鬼」が8月19日(日)行われ、先祖や家畜の霊を慰めました。
 午後2時ごろから、区内の6組でそれぞれが工夫を凝らして竹とワラを使い3mほどの大きさの馬型の精霊舟を製作。6時過ぎには出来上がり、同区のグラウンドに並べました。「昔は、ワラや竹は子どもたちが寄せてきて手伝ったものです。提灯も、初盆のお宅からもらって下げていましたよ」と吉岡アキヨさん。
 例年審査をして、よくできた舟を表彰していますが、今年は最優秀作品が県の博物館の収蔵品として松橋まで運ばれるとあって力作ぞろいとなり、投票の結果、5組の舟が選ばれました。5組代表の磯部 勉さんは「首から頭にかけて馬らしさをいかにして出すか工夫して、全精力をかけて作りました。ようでけました」と話されました。同時に夏祭りも開かれ夜遅くまで賑わいました。


優勝した5組の皆さん

 竹とワラで作る馬は各組伝承の作り方があるそうです。子どもたちにも伝えていきたい町の伝統ですね。(岩田)

かけあんどん

 津留区(矢野郁夫区長)では昔ながらの伝統行事で、子どもたちが主役の「かけあんどん」が8月13日(月)から16日(木)の4日間、区のお地蔵さんで行われました。
 今回参加したのは、阪本貢紀くん(菊陽中部小6年)沖川誉知くん(同5年)阪本雅樹くん(同3年)矢野成豪くん(同3年)阪本遥人くん(同1年)の5名。子どもたちは、事前に各家庭を回りろうそく代を集め、花火やお参りに来た方たちへ配るお菓子を買いました。夕方6時にお地蔵さんへ集まり、花火や爆竹をしたりお参りに来た方たちの接待をしました。
 「準備は大変でしたが、小さな子どもたちと遊んだり、花火や爆竹がとても楽しかったです。17日の朝の掃除はとても大変でした」と子頭の阪本貢紀くん。子どもの頃参加した阪本知昭さんは「自分たちの子どもの頃は夜通し爆竹をしていました。近所から叱られたこともありましたがこの4日間は特別でした。とても楽しい思い出です」と話されました。

 子どもたちの元気さとお参りに来た方たちへの対応(元気だけど人への気遣いは忘れないやさしさ)に感心しました。伝統行事に参加することでいろんなことを学習していくんだなと思いました。(谷川)


貴重な体験ができました ワークキャンプ

 菊陽町社会福祉協議会主催のワークキャンプが町内3施設で行われ、8月9日(木)から10日(金)は熊本菊陽学園での活動に、菊陽西小学校と菊陽南小学校の子どもたち16名が参加しました。
 学園到着後、子どもたちはグループホームや福祉工場などを見学。昼食後、春雨班、形成加工班、軍手班、ネジ加工班、袋班に分かれ、隣に座った利用者の方に教えてもらいながら作業を進めました。2日間に交替で全ての作業体験をしました。修了式では、それぞれに修了証が贈られ、子どもたちは「やさしくおしえてくれてありがとうございました」などと感想を話しました。利用者代表は「作業生活を生かして下さい」とあいさつしました。
 菊陽西小6年の堀井咲希さん、松本彩織さんは「分からないことを分かりやすく教えてくれて、楽しくできました」松ア友里さんは「ネジ作業が楽しかったです。利用者の方はいろいろ教えてくれました」と感想を話してくれました。

 利用者の方の日々の作業がいかに細かいていねいなものか、子どもたちにも分かったようです。参加できてよかったね。(岩田)


交流を深めよう  屋久町交流会

 8月7日(火)から10日(金)まで鹿児島県屋久町から交流のために屋久町の小・中学生21名が菊陽町を訪れました。
  8月9日(木)は、昨年菊陽町から屋久町に訪問した子どもたち13名との交流会が行われました。午前9時菊陽町民体育館に集合した両町の子どもたちは、じゃんけんゲームをしながら自己紹介をしました。その後5〜6人の混合グループに分かれ“バッゴー”と得点ボードにボールを当て点数を競う“ストライクアクションボード”小さな紙の上に班全員が乗る“日本列島”の3つのゲームをして次第に仲良くなりました。その後、みんなで荒尾市のグリーンランドへ出掛け、班で行動し交流を図りました。
  屋久町の松田龍青くん(安房小6年)は「気軽にサッカーの仲間に入れてくれたりして、熊本の人は優しい」と話してくれました。

 屋久町から来ていた子どもたちも素直でよく話してくれました。菊陽町・熊本を楽しんでくれたでしょうか?(高井)


 (10) ひばりヶ丘区  矢原正治

ワタ (アオイ科)

 9月に入り秋の気配です。阿蘇ではススキ、オミナエシ、クズ、ナデシコとハギの仲間などが花をつけ、アキアカネ(赤とんぼ)が涼しそうに風に吹かれ、放牧の牛のまわりを飛んでいることでしょう。
  ワタの花を見てオクラだと思われた人もいるかもしれませんね。同じ科ですがオクラの花よりも少し小型です。ワタは、薬用として種子を母乳の出をよくするために5g位を400−600ccで1/2に煎じ服用したようです。しかし、ワタの種子(綿実)には有毒黄色色素があります。食べると出血性胃腸障害を起こします。また、男性避妊作用 が報告されています。
  ワタは、わが国には延暦18年(799年)に伝来したと言われています。明治中期には10万haで栽培されていたようですが、現在は観賞用などに植えられているだけです。ワタの綿毛は紡績原料、ふとん綿、火薬・セルロースの原料など。食用としては、綿実油、マーガリン、石鹸などの原料、綿実粕は飼料、肥料に用いられています。

  

 8月2日から19日、ブータンに出かけてきました。世界でもっとも離着陸の難しいパロ空港から30数km離れた標高2400mの首都ティンプーまで、車で1時間30分、上はいつ落ちてくるか分からない切通、下は川まで100m以上ある断崖の道を走ります。世界で一番幸福な国ブータンと言われるように、自然豊かで、人も穏やかです。しかし、食堂では青唐辛子を片手にナンとカレーを食べています。何度か青唐辛子にチャレンジしましたが、辛くて食べれたモノではありません。野菜市場は毎週土日だけ、買い出しも大変です。
  禁煙の国ブータンと言われていますが、昨年と比べ堂々とタバコを吸う人が増えています。物事規制すればするほど隠れてしたくなるのが人心かなと思ったり。“禁煙は愛です”を喫煙家におくります。英語で“Smoke Free Zone”は“禁煙エリア”ですのでお間違えなく。

 ブータンの首都の交差点



日本スポーツマスターズ2007
びわこ大会出場

 菊陽紳士クラブは、昭和62年4月に国民体育大会軟式野球壮年の部出場を目指して結成されました。過去の成績は、国体予選県大会準優勝が3度あります。
  7月7日〜8日、福岡県田川市で日本スポーツマスターズ2007(第2回九州予選福岡大会)が開催され、熊本県代表として菊陽紳士クラブが出場しました。この大会では、長崎県代表チームと対戦し、延長10回に及んだ戦いを6対5と勝利し、みごとびわこ大会(全国大会)への出場を獲得しました。
  びわこ大会は、9月15日〜17日に滋賀県大津市皇子山総合運動公園野球場をメイン会場として開催されます。菊陽紳士クラブは、9月15日午後3時から甲賀市民スタジアムにて地元甲賀マスターズと対戦します。応援よろしくお願いします。

菊陽紳士クラブ 監督 豊住充彦

 

 

 


 歌うことは元気の源

 菊陽町に引っ越してきて2年になりますが、先生の歌声に魅了されて左座カラオケ教室に通って楽しく歌っています。熊本市内に住んでいたときは童謡などを歌うコーラスグループに参加していました。
 カラオケの上達の秘訣は、歌詞を覚えメロディを暗譜して、習った通りにまじめに大きな声で歌うことだと思います。今度、10月にある武蔵ヶ丘コミュニティセンター祭で歌うので、近所の方に聞いてもらいたいと思っています。


沖野区

中村 莉里歌(りりか)さん  7歳

    唯花(ゆいか)さん   3歳

夏祭りで2人仲良く浴衣を着てきました。かわいいでしょう!


杉の木を登っている
                  これな〜に?

 これは、あさひヶ丘区喫茶アベニューの前にある杉の木のコブです。
 皆さん、カメレオンが木に登っているように見えませんか?