ワンネス 372号  2007/07/22発行

差別や偏見に負けない
菊陽中部小6年生

 7月2日(月)菊陽中部小学校6年生は、総合的な学習の時間に合志市の恵楓園自治会から阿部智子さんを迎え、話を聞きました。
 阿部さんは、小学校6年生の7月にハンセン病を発病。人目を避け自室にこもりきりの生活になり、16歳の時病気が重くなったことから恵楓園に入所しました。その時、母親が叫ぶように泣いていましたが、自分が泣けばもっと母親を苦しめることになると考え泣けなかったこと。自分は死んだと決心して療養所に入ったこと。療養所では家族に配慮し偽名を使ったことなど、苦しかった療養所生活を話しました。「らい予防法」が撤廃された後の宿泊拒否事件で、再び人権が侵害され「人権はシャボン玉のようなもの、はかなくて壊れやすく守ろうとしないと絶対守れません」と訴えました。子どもたちからは「らい予防法が廃止された時はどう思われましたか」などの質問があり、阿部さんは丁寧に答えられていました。
 中村敦智くんが代表で「勉強する前はハンセン病のことを知りませんでした。話を聞き、差別や偏見はしないぞ、と思いました。映画『新・あつい壁』も観に行きます」とお礼を述べました。

 

 

 阿部さんの力強い心に感動しました。映画も見てみようと思いました。(岩田)


長生きせなならん
高齢者大学

 菊陽町高齢者大学6月講座が、6月27日(水)菊陽町図書館ホールで開かれ、大学生は講演会に耳を傾けました。
 吉本正昭学級長が「お願いしてやっと会えた住職です。冥途の見上げに良い話を聞いて下さい」と講師を紹介。大分県国東郡の瑠璃光寺の住職 藤園映眞さんが「家庭円満」を演題に、大分弁で自分の生い立ちから考えたことや孫を育てるときにはお金を与えないなど円満に暮らすヒントを楽しく話されました。「長生きする目標を持ちましょう。長生きすると楽ですよ」と参加者を元気づけました。代表で鹿子木ハツヱさんが「夫婦円満、家庭円満のためにどんなことをしたらいいのかよくわかりました」と謝辞を述べられました。
 参加した小原道子さん(宮ノ上区)は「今回初めて参加しました。笑いながらためになる話を聞けてよかったです」と喜ばれていました。

 

 藤園住職のお話に大笑い。おじいちゃんおばあちゃん世代必見の「孫そだて」の貴重なお話もたくさん聞けました。(岩田)


元気に生きるには
美しく老いる講演会

 年を重ねることで若々しく生きていこうと“美しく老いる3つの法則”と題した講演会が、6月30日(土)菊陽町図書館ホールで開かれ、青葉台区の庵本悦子さん他2名の講師が楽しいお話をされました。
 始めに“元気に生きるには”をテーマに3B体操熊本支部長の庵本悦子さんが“柔らかい筋力を育て老化を防ごう”と、会場の参加者にその場でできるストレッチを提案。筋肉の動きを意識しながら運動することの大切さを話されました。次に、エステティシャンの稲田由美さんは美を意識して老化を防ぐ方法を話され、最後にメンタルセラピストの溝口耕児さんが「明確な目標を持ち前向きに元気で生きていこう」と日々の心がけを訴えました。活発な質疑応答もあり、参加者は有意義な時間を過ごしました。
 参加した池部たかこさん(東ヶ丘区)は「これからの自分の生き方を考える時期で、お話に吸い込まれるようでした。自分が元気でないと人を楽しませることができないとわかりました」と話してくれました。

 

 私たち女性にとってはとてもためになるお話でした。プロの方々のお話を聞いて実践していきたいと思い、いつまでも若々しくありたいと思いました。(岩田・谷川)


楽しいね!手作りバザー
杉並台幼稚園

 子どもたちはバザーを楽しみ、先生方には日頃の感謝を込めて、保護者同士は親睦を図ろうという目的で、7月4日(水)杉並台幼稚園保護者会(仲田麻紀子会長)主催のバザーが行われました。
 登園後、子どもたちはリズム室に集合。さくら組のお母さんたちがフライパンや鍋を使って演奏する「さんぽ」や「おもちゃのチャチャチャ」などの曲に合わせて楽しく歌ったり踊ったりしました。
 その後、それぞれの教室に作られた、大きなデコレーションケーキのろうそくに輪を投げる「わなげ」ダンボール汽車に乗る「すぎなみの森であそぼっ♪」など、お母さんたち手作りのゲームで楽しく遊びました。
 わかすぎれなさん(ゆり組)と妹のさえさん(ひよこ組)は「アーンしてるトトロとアンパンマンに、おにぎりを投げてあげたよ。電車にも乗って、楽しかった〜」とお弁当を食べながら、笑顔で話してくれました。

 

 雨の日で園内移動も大変な中、お母さんたちはがんばっていました。子供たちも楽しそうでよかったですね!(高井)


  (62) 菊陽町手をつなぐ心障者の会  「つくしんぼ」  会長 坂田義美

 今回、やすらぎハウス農業班で働く障害者の人の、働く喜びや収穫の喜びなどを、指導員の方に書いてもらいました。

やすらぎファーム
(サン・グリーン・ポレポレ・オーパ)だより@
         農業班担当 飯川修二
 
  やすらぎハウスでは、昨年10月から就労継続支援B型事業所としてスタートし、農業班を新設しました。菊陽病院敷地内の畑をお借りして、毎日汗とドロにまみれて頑張っています。当初は荒れていた畑を開墾することから始めました。背丈以上に伸びた雑草や、地面を這うように生えるカズラに悩まされながら、農業班の活動に参加されている利用者の力によってみるみる畑らしくなっていきました。
 土の力、植物の力ってすごい。根拠はないけれど自然の力はすごいなーって畑にいるとよく感じます。利用されている仲間も土を作って、野菜を作る過程で力強くなっていっています。土の中に手を入れるととてもあったかいんです。
 春になるといろいろな野菜ができるようになりました。これまでには、ほうれん草、玉ねぎ、スナックエンドウ、レタス、小松菜、チンゲン菜、ジャガイモ、オクラ、なす、ピーマン、キャベツ、大根などを作ってきました。収穫の喜びを感じ、また収穫した野菜を販売し、収益を得たことも大きな力となっています。もちろん、失敗した野菜もいくつかあります。毎日が勉強の連続です。
 さて、ここ最近の農業班の状況ですが、夏に入って猛威をふるう雑草との戦いに明け暮れる毎日です。でも、私たちは畑とともに楽しんでいます。これからも、やすらぎの仲間の汗と笑顔ですてきな時間を作っていこうと思っています。
 次回は、新築したやすらぎハウスや、畑、仲間のみなさんの写真を添えて紹介します。


ハーモニカは”生きがい”です

 ボランティアでハーモニカ演奏を楽しんでおられる村田さんにお話を伺いました。

◆ハーモニカはいつ頃から
  戦争が終わって中学生のころからです。音楽が好きで自分流ですが、趣味として楽しんでいました。

◆ボランティアを始められたきっかけは
  宮ノ上区で「昔の歌を楽しもう」という企画があり、私でよければと伴奏をかってでました。好評で、それがきっかけとなりボランティア活動をされている方から誘われて、老人保健施設への慰問を始めました。施設利用者の方たちに戦前戦後の歌を歌っていただき、笑顔を頂くことに最高の喜びを感じ、自分も慰められています。

◆ハーモニカの音色は素敵ですね
  戦前戦後は楽器があまり無く、戦地で1本のハーモニカに慰められた人も多いと思います。ハーモニカは自分の心を素直に表現できますし、吹くことで、肺や脳を活発にさせることができるように思います。

◆これからは
  今やっているボランティアを続けていけたら、と思っています。



 中体連郡市大会優勝!
           菊陽中学校男子バスケット部

 今年の大会1回戦は、今まで3戦して2敗している大津北中と当たりました。接戦に次ぐ接戦で50−45で勝つことができました。2回戦では菊池南中を破り、決勝戦は西合志南中との対戦でした。
 今年のチームは今ひとつまとまりに欠け、なかなかみんなの力が発揮できなかったので先生方にも迷惑をかけました。決勝戦では絶対に勝とうと思い、みんなで頑張りました。メンバーみんなの調子がよく、目標としていた粘り強いディフェンス、走るバスケができたので優勝することができました。決まった時には涙が出そうなくらい嬉しかったです。
 28、29日の県大会には、郡市大会で敗退したチームみんなの分も一生懸命頑張りたいと思います。

 男子バスケット部キャプテン  荒木嵩史(3年)

 

 


 

 

糸永 頌太(しょうた)くん

2歳  宮ノ上区

 

 

 

 

 電車が大好きです。ソニックやかもめを見て
遊ぶ、鉄道オタクで〜す!

 

 

編集後記

 夏休みに入りました。子どもに毎日お昼ごはんをつくらなければ…。あ〜頭が痛い!どなたか、簡単で栄養のあるお昼ごはんのメニューを教えてくださ〜い!(M.T)