ワンネス 357号  2007/04/01発行

一本のたすきをつないで

ふれあい駅伝大会

 菊陽町陸上競技協会(大塚 亘会長)の主催する第19回菊陽町ふれあい駅伝大会が、3月11日(日)菊陽杉並木公園スポーツ広場をスタート・ゴールとする6区間で行われ18チームが参加しました。
 開会式では、武蔵ヶ丘中陸上部の松窪香澄さん(1年)が「ふれあい駅伝を楽しく走りぬくことを誓います」と選手宣誓のあと、1区から6区までの中継地点へ移動し、午前10時半スタート。選手の皆さんは家族やチームの応援を受け、一本のたすきをつなぎました。
 一般の部で優勝した“ざ・さんりぎ茶屋”チームの渡辺文男さんは「毎年さんりぎ茶屋の常連客でチームを結成しています。今年は優勝を狙おうと、力のあるメンバーが集まりました。平均年齢35歳、おじさんパワー爆発。メンバー全員力を出し切り、逆転で優勝することができました。嬉しいです」と喜ばれました。

結果 
一般の部  優勝 ざ・さんりぎ茶屋
       2位 武蔵ヶ丘中OB 
       3位 SMRC

中学生の部 優勝 菊陽中陸上部 空  
       2位 大津北中学校  
       3位 武蔵ヶ丘中陸上部

 

 

 

子ども会駅伝大会

 第30回菊陽町子ども会駅伝大会が3月11日(日)菊陽杉並木公園ふれあい広場で行われ、36チームが参加し元気いっぱい走りました。
 開会式では下原子ども会の山口拓郎くん(菊陽中部小6年)が「この大会を支えている方々と、これまで温かく見守ってくれた保護者の方々の声援と、そして、ここに参加できる仲間の健康に感謝し、一生懸命最後までたすきをつなぐことを誓います」と元気に選手宣誓。
 1年から6年までの男女12区のコースでは熱戦が繰り広げられ、応援の保護者からは「がんばれー!」と声援が送られていました。
 規定の部で優勝した新成区チームの佐藤朱華さん(菊陽西小6年)は「きつかったけど最後まで走りました。みんなでがんばり優勝できてうれしいです」と喜んでいました。

結果  規定の部       オープン参加の部
  優勝 新成区        優勝 曲手子ども会
  2位 上津久礼A      2位 ひばりヶ丘子ども会
  3位 杉並台子ども会   3位 八久保B

 

 寒い日でしたが、子どもたちも大人の方たちも元気にたすきをつないでいました。
  ふれあい駅伝終了後に豚汁も振舞われ、冷えたからだを温めることが出来ました。
 選手の皆さんお疲れ様でした。(谷川)


きれいな門になりました
菊陽西小学校おやじの会

 晴天に恵まれた3月18日(日)菊陽西小学校おやじの会(斉藤 忠会長)が、菊陽西小学校正門と門柱の塗りなおしを行いました。
 2〜3年前から門柱の塗りなおしをしたいと、おやじの会で話し合っていましたが、今回やっと実現。今までのいいハートデーでのバザーの益金で材料をそろえ実施しました。
 まずは正門についた汚れやコケなどを、ブラシを使ってきれいに水洗いをしました。その後、乾いてから、一度塗り、むらをなくすために二度塗りをし、丁寧に仕上げました。
 一緒に作業をした中川秀一校長は「おやじの会の皆さんには、子どもたちのために、自分たちの出来ることを出来るときに、無理なくするという気持ちでされているので、ありがたく思っています」と話されました。
 おやじの会の園田秀明さんは「子どもたちと先生が、気持ちいい環境で勉強できるように手伝いたいと思っています」と汗を流していました。

 

「水洗いが結構きつかったかな」とお父さんの本音。
「花壇の花は昨日、妖精の会の皆さんが花を植えてくださいました。ありがたいことです」と校長先生。( 高井)


  (11)  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

残したい屋号のある店

◆2つの名前
 私は宇野功一という名前だから、人から私のことを呼ばれるとすれば「宇野くん」「宇野さん」「宇野」とかあだ名で呼ばれるのが一般的。だが、私は酒屋をやっているので、取引先の飲食店の大将や女将さんからは「たわらやさん」と言われる。私の名前はご存知なのだが、あえて屋号でいうのだ。
 この感覚はおそらくサラリーマンをなさっている方は一生体験できないだろう。お店の屋号というのは、先祖代々受け継がれているもの。「暖簾」(のれん)とも似ている。いわばお店の看板だ。最たるものが襲名ということになるのではないだろうか。たわらや酒店には襲名はないが、歴史のある旧家の酒蔵では、代々当主の名前は襲名で決まっているところもある。今回は日本流の屋号について考察してみたい。

◆ショップ VS ストアー
 最近、屋号が馴染まなくなったし、屋号のお店がなくなってきた。駅前や地方都市の中央市街地(商店街)が郊外型大型店などの出店で歯抜け状態になっているニュースをよく耳にする。たわらや酒店がある三里木駅前商店街も昔に比べお店が少なくなってきた。我が家から線路の向こう側に「光の森」といった大型ショッピングセンターをコア(核)として全国的なチェーン店が表通りを占めている。
 チェーン店は全国的に画一的なサービスを提供するために独自の個性はない。店長の顔さえしらない。お客様は、お店に入るのが初めてであっても、過去にそのチェーンのお店を利用していれば、使い勝手を知っている。マニュアル通りに「いらっしゃいませ」などの言葉はあるが、会話は少ない。これらは○○○ストアーというコトバのお店だろう。
 屋号のあるお店を考えると、先ずは店主の顔が思い出される。がんこな鮨屋のオヤジ、職人技の蕎麦屋のオヤジ、旬の美味しいものを出してくれる鍋屋のアニキ、堅物な酒屋の旦那などなど。これらは○○○ショップというコトバのお店だろう。専門的な職能を持つ店という意味がある。

◆屋号に出で立ち

 屋号は江戸時代の身分制度「士農工商」から発生している。商人や篤農家は武士と違って苗字がない。取引をする上で、日常的に自然的に屋号という苗字のようなものが発生したようだ。商家として代々受け継がれる屋号は商いの基盤である無形の財産である。それは代々築いてきた信用という旗印があるのだ。

◆残したい屋号のある店

 私は幼少の頃から鉄道で旅をするのが大好きだった。今でも好きである。自慢ではないが、国鉄全線270線区を完全乗車した。そのため8年がかりで全国津々浦々の街に出かけた。年々益々、地方色が乏しくなるのを肌で感じた。全国どこへいっても同じ看板の店、同じ商品と言った具合に。もしかして日本人自体が画一化されたのでは・・・。熊本県でも、地元菊陽町でも、お隣大津町でも、残したい屋号のお店がたくさんある。それらの店々は、その土地の風土や風習の中で長い年月、我々の祖先の方々に育まれた店ではないだろうか。きっと将来地域の方々のお役に立つ、見直される時代が来ると思う。
環境に優しい街、災害に強い街とはそんな古い商家のある伝統や風習の中に潜んでいると私は思う。最後に私は「たわらやさん」と言っていただけるのが嬉しい。呼ばれるとちょっと不思議な感覚がある。そこには古い商家の文化の馨りがちょっとだけあるような気がする。


 楽しくお別れ
               新成区子ども会

 3月21日(水)新成区公民館で、同区子ども会(中島茂樹会長)のお別れ会が開かれ、子どもたちは仲良く班を作りお昼に食べるサンドイッチ作りをしました。
 ゆで卵やレタス、ハム、チーズ、ジャム、バターが用意され、楽しく色々な形のサンドイッチが出来上がりました。6年生から楽しかった思い出が話され、来年度地区を代表する5年生が「いただきます」と声を掛けてランチタイム。みんなで食べるともっとおいしく、食も進みました。
 卒業生の米村美里さんは「初めて菊陽町子ども会駅伝に出て、優勝できて一番の思い出になりました」と子ども会の思い出を話してくれました。


三沢 莉子(りこ)さん  3歳  下堀川区

歌と踊りが大好きです。笑顔がチャーミングでしょ!

名前  タマ オス  4ヶ月

 1月の寒い日に公園に捨てられていました。1ヶ月くらいお薬を飲ませて、やっと元気になりました。甘えん坊のいたずらっ子です。

新成区  浦田美優さん


  さくら

 バラ科の落葉樹です。日本の桜の8割以上は染井吉野(ソメイヨシノ)で「大島桜」と「江戸彼岸」の交雑種です。花は、薄ピンク色、幹のところに横向きの線が入っているのが特徴。山桜は日本の国花のひとつです。大島桜(白っぽい桜)の葉っぱは「桜餅」に使われ、若葉を塩漬けにすることで、独特の香りと塩味が出ます。また、この葉は防腐剤の役目もします。
 ソメイヨシノは開花宣言後、1週間ぐらいが花の見頃となります。


編集後記

 熊本の開花宣言は3月23日(金)でした。見ごろが1週間後ということは・・・まさに今日辺りが一番の見ごろですよね。菊陽町ふれあいの森公園や富士フィルム、大津町のホンダ前や昭和園、熊本市の武蔵塚公園や武蔵ヶ丘中央公園、合志市日本たばこ前や南部センター前など、菊陽町やその周辺のお花見スポットに、お出掛けしてみてはいかがですか?晴れますように!(M.T)