ワンネス 338号 発行
地域のみなさん
お世話になります

                合志杉並台

 10月14日(土)15日(日)合志杉並台公民館(桐原恵亮館長)の自主事業「お泊り体験学習」が同コミニュティーセンターで行われ、参加した子どもたち30名が、楽しい1泊2日を過ごしました。
  14日午前9時から始まり、自治会・若草会・子ども会・ボランティアなど2日間お世話になる方の紹介のあとは“原始人の生活を体験しよう!”と、縄文時代の衣装を着て歴史や石器などを勉強。豚汁とおにぎりで昼食をとり、午後は首飾りや勾玉などの装飾品を作りました。夜には協力家庭にもらい湯に訪問し、礼儀やマナーを学びながら地域の方とふれあいました。
  15日は忍者ごっこやミニ運動会で体をたくさん動かしたあとは、バーベキューの昼食を、美味しく仲よくいただきました。
  中山きみかさん(合志南ヶ丘小2年)は「ミニ運動会やドッジボールが楽しかったです。もらい湯の時は、おばちゃんといろんな話をしました。また、来年も参加したいです」と感想文を書いていました。

●毎年行われているお泊り会ですが、協力してくださる方々がいっぱいいらして、うらやましい子たちだな、地域みんなで子どもたちを育てているんだな〜と思います。私もだご汁、おにぎりおごちそうさまでした〜!(高井)


 子どもの喜ぶ野菜料理
         菊陽西小学校母親委員会

  菊陽西小学校母親委員会(鴨川明子委員長)が主催する“食育”をテーマにした講演会と料理教室が10月14日(土)菊陽町三里木町民センターで開かれました。
  講師の食育指導士池田春香さん(新山区)は欧米人と日本人の腸の長さを2本のホースで示し「日本人に合った野菜中心の食生活を家族だんらんの中で作りましょう」と話されました。参加者は満点おやきや小松菜のスープなど5品を調理実習しました。
  参加した吉野美依さん(三里木区)は「野菜だけでこれだけおかずができることがすごいです。サツマイモの皮まで入れたチョコサンドはびっくりしました」と話し、3年生の巴菜さんは「自分で作ったチョコサンドはおいしかった!」と試食を楽しんでいました。

●本物のカツオ節とコンブでとっただしのおすましの試飲もあり、本来の美味しさにびっくり!やっぱり、だしの素よりいいですね〜。(岩田)


  音楽で子育てを楽しもう
         陽(ひかり)っ子まつり

  「子どもたちに元気・笑顔・夢を、子育てに安心と喜びを!」をスローガンに10月15日(日)菊陽町次世代育成支援「陽(ひかり)っ子まつり」が同町図書館ホールで開かれました。
  町福祉課と町立保育園、じどうかん、子育て支援センター主催で、子育て応援の機運を高めようと企画。ホワイエでは、子どもたちの絵や絵本、保育園での手作りおやつの紹介などがありました。ホールでは町内保育園児の歌や踊り、童謡歌手DOYO組のコンサートや菊陽ひなぎく合唱団の歌が披露。DOYO組の素晴らしいハーモニーは会場の子どもや保護者の心を和ませました。
  2歳の和寿くんを抱っこして聴いていた緒方摩利子さん(光の森区)は「歌がすごく気持ちよくて子どもにもよかったです」と楽しんでいました。

●童謡や唱歌は本当に心を癒すものだと実感。今、小学校で習う「ビリーブ」には涙が出ました。(岩田)


 汗かいて稲刈りを体験
         白川中流域水土里ネット

  農業の大変さや田んぼの役目を知ろうと「田んぼの学校 in 白川中流域」が10月15日(日)吉岡一博さん(上津久礼区)の田であり、小学生や保護者が稲刈り体験をしました。
  大菊土地改良区などの4土地改良区が作る白川中流域ネット協議会主催。熊本市内の小学生と保護者、武蔵ヶ丘北小5年生、上津久礼区子ども会ら128名が、自分たちで6月に植えた稲をカマで刈り取りました。“足ふみ脱穀機”“とうみ”などの昔の農機具も体験。昼食は、早めに刈り取っておいた体験田の新米おにぎりやだご汁が上津久礼区から準備され、参加者は大喜びで味わっていました。
  「カマで切るのは大変だったけど、兄ちゃんより早く刈れたよ」と松原功武くん(菊陽中部小4年)は汗びっしょりで稲刈りを頑張っていました。

●昔の農作業は大変でした。すべて人力!の大変さがよくわかりました。新米おにぎりごちそう様でした〜!(岩田)


オリジナルプレートの
   出来上がり!

            下原区東陽会

  下原区東陽会(前田義範会長)銅板アートが10月15日(日)同区公民館で行われ参加者15名は、芸術の秋を楽しみました。
  講師に駅前区の上田一男さんを迎え、作り方を指導してもらいました。最初は銅板にカーボン紙で描きたい絵を写し、鉄筆でなぞります。「難しい、結構力がいりますね」と言いながらもみんな真剣に頑張りました。次に手あかを取るため磨き、銅板の色を残したい部分を油性マジックで黒く塗ります。最後に、硫化カリウムの液へ浸し、仕上げにペイントうすめ液で拭き世界に一つしかないオリジナルプレートが出来上がりました。
  参加した木山妙子さんと村松恵子さんは「簡単そうでしたが結構難しかったです。参加した皆さんと世代を超えて顔見知りになり交流ができて良かったです」と話されました。

●いつも下原東陽会にはお世話になっています。今回も作品つくりに参加させてもらい、取材させていただきました。私も一枚オリジナルプレートを作り、大感激です。次回もよろしくお願いします。(谷川)


  

新町区 行政書士  西塔正弘    
   (20)
「生命保険金は相続財産になる?」
 
例えば、夫が亡くなり後妻との間に子どもがいなくて、前妻との間には子どもがいるような場合、受取人を現在の妻に指定して生命保険をかけていて、支払われた保険金は前妻の子どもと相続分にしたがって分けなければいけないのでしょうか?
 
生命保険金が相続財産となるかどうかは、受取人がだれに指定されているかによって変わります。生命保険の受取人が亡くなった本人であった場合、つまり自分を受取人として自分に保険をかけていたときはその生命保険金は相続財産のひとつとなります。これに対し、受取人が別に指定されているときは、生命保険金は相続財産とはならず、その指定された受取人の固有の財産となります。
 
ところで、相続は、被相続人の死亡したときの財産を基準に分配されますが、生前贈与(遺贈も含む)されている人がいるときは、その点を考慮しないで分配すると不公平になります。そこで、民法では、法定相続人のうちで、生前贈与を受けている人がいるときは、この生前贈与分の財産も相続財産に加えてから、遺産の分配をすることになります。

この生前贈与分のことを特別受益といいます。例として、父親が死亡し、相続財産が5000万円、相続人は母親と長男だけで、長男は以前に2000万円を贈与されていたとした場合、5000万円を母親と長男で法定相続割合どおり2500万円ずつ分けるのではなく、相続財産に生前贈与分を加算した7000万円を半分し、3500万円を母親に、残りの1500万円を長男に分配することになります。
 
そこで、生命保険金はどうなるのでしょうか?生命保険金は上記で述べたような場合には、相続財産ではないものの、生前贈与のときと同じく、特別受益にあたるのではないかというような見解もありましたが、平成16年10月29日の最高裁判所の判例で「生命保険金は特別受益ではない」と結論づけられました(但し、例外の発生余地あり)。つまり、あなたを受取人と指定した生命保険金を相続財産に持ち戻して、相続人同士で分配する必要はありません。
身近な法律を知っていれば我が身を助けることにつながりますね。

このシリーズ、今回で20回目となりました。ここでひと区切りさせていただきます。このシリーズを通して、ひとつでもふたつでも皆様の日常生活の中で何かの形でお役に立つことがありましたら幸いです。


 鍋島 孝昭さん  72歳 
    ミチヨさん 68歳 井口区
大輪菊に魅せられて

大輪菊200鉢を栽培されている鍋島孝昭さんに話を聞きました。

◆いつ頃から育てられましたか
8年ぐらい前から栽培を始めました。教えてくれる方がいなかったので、専門誌を読んで栽培をしましたが、掲載されている写真のような花はなかなか咲きませんね。

◆手間がかかる作業ですね
5月の終わり頃、さし芽をします。大輪菊は3本立てにします。3本の茎の高さを調節し、天・地・人となります。茎が伸びすぎないように成長抑制剤を使いますが、その濃度と時期が難しいですね。茎がまっすぐ伸びるように、横から出た脇芽を取ったり、つぼみが出る頃には虫がつくので花を食べられないように駆除したりと、大輪の花を咲かせるには手間がかかります。

◆どんな花を咲かせたいですか
もっとたくさんの種類や、色の濃い赤い菊が咲けばいいですね。中高く、丸く、形良く咲いてくれれば最高です。


 カントリードール

 家にある残り布や、着れなくなった思い出の服などを使ってお人形を作っています。「お金を使わずおしゃべりしながら楽しく」がモットーです。
  手作りは最高!子どもたちに一針一針、心を込めて作ってあげるのもいいですよ。第1、3土曜午後1時30分〜4時頃まで武蔵ヶ丘コミュニティーセンターに集まっています。興味のある方はぜひ、見学に来てください。


 車椅子でゴー!

  10月22日(日)第22回くまもと車椅子ふれあいジョギング大会が、さんさん公園スポーツ広場と周辺道路であり、9歳から75歳までの車椅子ランナー129名が参加しました。
  八代、玉名、などの県内や大牟田、川内など県外からの参加者は、手動や電動の車椅子を操って、田んぼや人参畑に囲まれた1キロと3キロのコースを、沿道の声援を受けて楽しくジョギングしました。



淵脇もえの萌乃さん 7歳  
    ともか朋佳?さん 4歳
   ゆうし悠史?くん 1歳    緑陽台区
 
  3人仲良く遊んでいます。お姉ちゃんがよくめんどうをみています。

熊本善意銀行
  歳末助け合い募金箱
           設置場所のお知らせ

 
歳末助け合い募金箱を、以下の場所に置かせていただいています。皆様のご協力をお願いいたします。
   喫茶アベニュー
   三里木茶屋
   プロレスラーメン 
   ヘアーサロン下田 
   ホワイト急便菊陽営業所 
        (順不同・敬称略)

      熊日新聞 菊陽販売センター

 


《編集後記》
西塔さんの連載が今回で最後となりました。お仕事が忙しい中、書いていただきありがとうございました。次回からはひばりヶ丘区の矢原さんに「身近な薬草」のことを書いていただきます。お楽しみに!
  写真は季節を忘れた桜です。毎日暖かいから間違えたのかな?(合志市栄グラウンドにて撮影)  (M.T)