ワンネス 311号 2006/4/23発行
 大自然の中で心洗われました            菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(相馬安治会長)は3月30日(木)から4月1日(土)の2泊3日、鉄砲伝来の地種子島と、樹齢7200年といわれる縄文杉で有名な屋久島の旅へ出かけました。
  1日目は午前6時30分に菊陽町を出発。高速道路を利用して鹿児島本港に向かい、高速船トッピーで一路種子島の西之表港へ到着しました。早速1846年に建てられたとされる、種子島に現存する最古の住宅、古市家住宅や坂井神社の境内にある樹高7m、樹長10m、推定樹齢700年以上の“日本一大きなソテツ”に驚きました。海蝕洞窟で千人は座れるという有名な千座の岩屋や宇宙センターも見学し、ロケットの前で参加者全員で記念撮影をしました。種子島の最南端に位置し、鉄砲が伝来した地としても有名な門倉岬を訪れ、すばらしい景色を楽しみました。
  2日目は、鉄砲博物館を見学のあと、トッピーで屋久島の安房港へ行き、屋久杉ランド、紀元杉を見学。雨の多い屋久島独特の不思議な現象で切株から新しい芽が出ていてとても神秘的でした。この夜は、宿泊先で海の幸をふんだんに使った料理に大満足。宴会は、カラオケや踊りで大盛り上がりでした。
  3日目は、巨大な一枚岩から流れ落ちる自然が造り上げた壮大な千尋(せんぴろ)の滝では、大自然のすばらしさを満喫し帰路に着きました。 
  参加した西 昭子さんは「初めての参加です。千尋の滝の美しさに心癒され思わず涙が出てきました。忘れかけていた自然のすばらしさを思い出し感激しました。参加してよかったです」と喜ばれました。


3月30日種子島宇宙センターにて

宇宙センターで飛行士気分!

艶逅qの滝の前で

  交通事故をなくそう 
             交通安全推進大会

 春の全国交通安全運動(4月6日〜15日)にあわせ、交通意識の高揚を図り、交通事故を防止することを目的とした、大津地区(菊陽町・大津町・合志市・西原村)交通安全推進大会が4月8日(土)菊陽町図書館ホールで行われました。
  交通安全功労者5名と優良運転2名の表彰や、大津地区交通安全協会の坂本ルイ子先生と中原桂子先生が交通安全講話「婆ちゃんあんたは偉い」を熊本弁丸出しで寸劇し、自転車の安全な乗り方を指導しました。また、武蔵ヶ丘北小学校戸田汐里さん(5年)と久保田剣勇くん(3年)による交通安全宣言や、アトラクションで菊陽武蔵剣豪太鼓の迫力ある太鼓の演奏もありました。
  交通安全功労者の褒賞を受けた渡邊重夫さんは「交通指導員を9年しています。表彰を受けてうれしく思います。子どもたちの交通事故を防ぐためにこれからも頑張ります」と話されました。

●交通安全功労者と優良運転者の表彰を受けた皆さん、おめでとうございます。これからもますますみんなのお手本になって頑張ってください。谷川


 はじめましてよろしく   
       菊陽ひなぎく合唱団

 菊陽ひなぎくの会(松田隆美代表)が企画募集した「菊陽ひなぎく合唱団」の発会式が、4月1日(土)武蔵ヶ丘コミュニティセンターでありました。
  式には、団員募集に応じた小4から高1までの女子14人と保護者が出席。山田 亮副会長は「人の心を和ませ、気持ちを豊かにすることができる歌を歌ってください」とのあいさつをし、子どもたちは真剣な表情で聞いていました。子どもたちの自己紹介の後、指揮者の山本明貴子先生と伴奏の大田黒真紀先生の指導で、早速発声練習から始め「小さいときから正しい発声で歌えるように」と口の形にも気をつけながら声を出していました。保護者も加わり「はじめましてよろしく」という曲の二部合唱にも挑戦しました。
  保護者代表の野津原弘美さん(光の森区)は「私自身が合唱が好きで、引っ越してきた菊陽町に早く溶け込みたいとの思いもあり参加しました」と話され、娘の侑委さん(武蔵ヶ丘小5年)は「合唱は初めてですが楽しかったです」と話してくれました。

●子どもたちは発声の基本から学ぶことができて、よかったですね。異年齢の子どもが集まることも、よい経験ですね。美しい歌声、期待しています。岩田


  (48)菊陽町手をつなぐ心障者の会
                「つくしんぼ」会長 坂田義美

     ひとときA

前回に引き続き、“あいさつ”についての思いを書いてみたいと思います。陽が昇り「おはよう」のあいさつで起き、陽が沈み夜は「おやすみなさい」で寝るまで、生活の場は家庭であったり、直美の場合は施設であったり、また休みの日は外出先であったりしますが、どこでもあいさつが伴います。

4月も終わりが近くなりましたが、入園や入学、進級、そして社会人になられた人たちは多いと思います。胸をふくらませ、不安と希望でいっぱいのことでしょう。小学校に入学することによって、これまでの生活とどこが違うのでしょうか。

子どもたちは、先生の話を聞き、文字を覚え、学びを深めていくことだと思います。そして、ことばで話し、人とコミュニケーションをとり、ことばで自分の思いや考えを表現します。障害のある子どもだって、自分でしゃべれなくても、文字が書けなくなったって、身振りや表情で思いを表現します。人間が人間となっていくドラマが展開されていくのです。

そういう生活の中から、義美「直美カレーが好きかな」 直美「好きだよ。どうして?」どうしてと聞かれるとこちらが返答に困るときもあります。「よく、食べるからさ」と答えたりします。また、「激しい雨は降らなかったね」「雷、鳴らなかったね」と直美。昼間の雷はそんなに怖がらないけど、夜の雨や雷は「こわい」という思いがあります。
 
また、菊陽学園から帰って風呂に入ったあと「お先しました」「おまたせしました」と言って大きな身体でにこっと笑ってくる直美。たわいないどこの家庭にもある光景だと思いますが、親が子どもの話を聞き、いっしょに驚いたり、笑ったり、悲しんだりして、親が聴き上手になることが大切だと思います。

「ありがとう」「はい」「すみません」「おはようございます」「さようなら」「おやすみなさい」「いらっしゃい」「いいえ」こういう言葉は親子であってもさわやかですし、あいさつは先に声をかけ、明るい返事をすることだと思います。とは言っても私たちはどうかなと思いもします。

直美もことばや成長は遅いかもしれません。しかし、たとえ歩みは遅くとも、また退行もあるかもしれませんが、必ず成長し続けているものと信じています。そしてことばや行動を通じて、地域の人と結びつきを深め、地域の人々とともに歩いていきたいと思います。


 水墨画教室

菊陽町三里木町民センターで、第1・3水曜日の午後1時30分から2時間、馬場幸生先生の指導で和気あいあい楽しみながら描いています。
  初心者でもすぐに上達します。白黒の世界をあなたも描いて見ませんか!
問い合わせ 馬場 п@232−6590
       今住 п@338−5623


  菊陽町特産
      人参の出荷始まる!


菊陽町といえば“人参”ですが、ワンネスの連載「勇気農業」でおなじみの堀川眞助さんの畑でも、4月から春人参の出荷が始まりました。広い畑で丸々と太った人参は、連載で登場した電子水(マイナスイオン水)や炭、ぼかし肥料、ミネラル自然塩を使って育てられ、「電子人参」というブランドで生協や東京、静岡、京都に出荷されています。春人参の出荷は7月上旬まで続き、秋冬人参は11月〜3月上旬に収穫されるそうです。
  堀川さんの人参は、日曜〜金曜の午前中菊陽町原水の作業場で、一般の消費者にも販売されています。祭日前日は市場の都合で休むそうです。
  新鮮で美味しい人参はいかがですか?

   始める事
            今村貞子さん 東ヶ丘区

何かを始めるのに、男も女も、年齢もないと思います。始めようと思った日から、始めることではないでしょうか。
  今、70歳を少し過ぎています。50歳を過ぎて水泳を始めました。膝が悪くなり、車椅子の生活になるのも近い状態でした。それではいけないと考え、プールに行き始めました。その後に考えたのが、車椅子でもできる趣味はないかと探すことでした。そしたら、針1本、糸少し、布1枚、身近に置いてできる刺繍を見つけました。刺繍を始めて14、5年になります。今は若い生徒さんに囲まれて、自分の年齢を忘れて毎日元気に過ごしております。
  熟年になりましたら、色に親しむ趣味が良い様な気がします。絵やお花や、木彫など、いろいろ色を考え、指先を使い頭を使うと年齢も忘れます。


  まず始めることです。65歳過ぎてから、短歌を始めました。それはそれで楽しいものです。なぜ、もう少し早く始めなかったかと思います。
  毎日、水泳、刺繍、短歌と忙しく頑張っております。熟年になって目を家の外に向けたら、楽しいことや楽しい友だちがいっぱいできます。70歳頑張れ!です。

   
       ロン(右)オス 3歳
      レオ(左)オス 3歳
  双子だからか、寝るときもいつも一緒です。何をするのも仲良しの2人?(2匹)です。
       堀江美香さん  東ヶ丘区
《編集後記》
「菊陽町歩こう会」の皆さんは、いつも楽しく旅行されていて、いいな〜とうらやましくなります。今回の種子島・屋久島には、高速船トッピーを利用して行かれたそうですが、事故のニュースを聞いて、日にちが違っていたら…と思うとゾッとしました。皆さん何事もなくお元気で帰られて、本当に良かったです。(T.I)