ワンネス 299号 2006/01/29発行
伝統行事を受け継ぐだ

津留区と大堀区では、昔ながらの伝統行事、「もぐら打ち」と「十五夜の綱引き」が行われました。

■津留区

 津留区(矢野誓也区長)では1月13日(金)「もぐら打ち」が行われ、子どもたちは力いっぱい地面をたたきました。
  参加した矢野真光くん(中2)、阪本貢紀くん(小4)、沖川誉知くん(小3)、矢野成豪くん(1年)の4名は、午後6時に区の公民館へ集合。各家庭を回り「13日のもぐら打ちは田畑いけ」と大きな声で言いながら、わらで作った「もぐら打ち」で地面をたたき、悪さをするもぐらを追い払いました。そのお礼にと各家庭から、お菓子やおこづかいなどをもらい大喜びでした。
  「手が痛くなるほど頑張って地面をたたきました」と矢野成豪くん。矢野真光くんは「夜なので迷子にならないようにみんなを連れて回るのは大変でしたが、力を合わせてもぐら打ちをしました」と話してくれました。

■大堀木区

 大堀木区(椿 安幸区長)では1月15日(日)「十五夜の綱引き」が行われ、子どもたちは一生懸命綱を引きました。
  子どもたちは午前8時に区のグラウンドへ集合し、老人会の方たちやお父さんたちと協力して、12m程の立派な大綱を練りあげ、菅原神社へ奉納しました。午後からは、大堀木(おぼるけ)、塔平(とんひら)、往還(おうかん)、水尻(みなじり)の4ヵ所で綱引きが行われ、大人に負けないように力いっぱい綱を引きました。
  「お父さんやおじいさんに教えてもらい、みんなで協力して綱練りをしました」と子頭の八木優樹くんと中村祐士くん(中2)。古澤侑大くん(1年)は「綱練りは重かったけど頑張ったし、綱引きも一生懸命引きました」と元気いっぱいでした。

 

 

●力いっぱい地面をたたくもぐら打ち、早朝よりみんなで協力して大きな網を練り、力一杯網を引く十五夜の綱引き、昔ながらの伝統行事は子どもたちが大忙しでした。


 今年も元気で過ごせますように 
       青葉会初詣、新年長寿祝賀会

 青葉台区の青葉会(山本誠一会長)は1月6日(金)初詣と新年長寿祝賀会を行いました。
  蘇古鶴神社へ初詣に出掛け、安武宮司よりお祓いをしてもらい、今年一年の家内安全と健康を祈願しました。
  このあと、新年長寿祝賀会を区の公民館で行い、傘寿2名、喜寿9名の方たちを祝い、記念品を贈りました。田村カズヱさんの祝いの踊りや蔵原 清さんのハーモニカ演奏、参加者のカラオケの披露もあり、盛り上がりました。
  夫婦で喜寿の祝いを受けられた緒方 博さん、洋子さんは「年の始めに、地域の皆様との交流を深める初詣に、今年は夫婦で参加できたことを嬉しく思います。立派な記念品を頂き感謝しています」と喜ばれました。

●毎年新年恒例、青葉会の行事です。皆さん蘇古鶴神社でお祓いをし、今年1年の家内安全、健康祈願をされます。新年祝賀会は例年以上に盛り上がりました。


 ぜんざい食べて健康祈願  
                  下津久礼区

 下津久礼区子ども会(吉村直敏会長)のどんどやが1月15日(日)区のグラウンドで行われました。
  前日の午後から作業を開始し、15m程の立派なやぐらと、6年生が頑張って作った3m程のミニやぐらが出来上がりました。各家庭から持ち寄ったお正月のしめ縄や書初めなどを入れ、午後1時に着火。子どもたちは竹の「パーン」とはじける音にびっくりしながら、おき火になるのを待ち、準備された網で餅を焼き、お母さんたち手作りのぜんさいに入れて食べました。
  「ぜんざいは美味しかったです」と上島小波さん、吉本名月さん、渕上水貴さん(3年)。吉村朱音さん、後藤 葵さん(6年)は「やぐらを作るのは難しく少し傾いてしまいました。きれいに燃えて嬉しいです」と笑顔でした。

●毎年、我が家の正月飾りを入れさせていただいています。立派などんどやが燃えるのは迫力がありますね。作られた子ども会の役員の方々お疲れ様です。ぜんざいとても美味しかったです。おごちそうさまでした。


   (45)菊陽町手をつなぐ心障者の会   「つくしんぼ」 会長 坂田義美

今回から2回にわたり、地域で娘さんとの生活、また、今年4月から施行される障害者自立支援法への思いを書いてもらいました。

  娘とともに@  曲手区 坂田昌子

平成18年新しい年が明け、新しい何かが変わるのだろうか?人は延々と生活の営みを繰り返しながら生きている。昨年中、一年特別に何をしたでもなく平凡な日常の中で、思いつくまま感じたことを書いてみたい。 

私の日常はいつも娘とともにある。春は満開の桜の下を歩き、夏は涼しい水辺へ行き、秋はコスモスや紅葉を探しに出掛け、冬は温泉めぐりをする。ここ15年はそうした1年を繰り返してきた。日々の暮らしの中でも、なるべく外出するようにしている。買物に出掛けたり、散歩に出たらテクノパーク、運動公園、江津湖へ足を伸ばすこともある。

買物では、重い袋もしっかり持ってくれるので助かっている。歩くことも一人では長く続けることは難しいけれども、本人の健康のためにと思っていることが、結構私自身のためにもなっているのかもしれない。いつかは本人が一人立ちするときに、私とともに過ごした日々が生きる支えとなって、力強く生きていってくれることを願っている。

障害の子どもをもった親は、よく1日でも子どもより長く生きたいと言う。その切ない思いは良く分かるけれども、どんなに頑張ってみても、子どもより長生きすることは現実には難しい。だからこそ、今一緒にいるこの時間、精一杯の愛情を注いで、できる限りのことをやっていれば、いつかは別れる日が来たとしても、後悔はないのではないか。私はそんなに思っている。

人は生まれ落ちた瞬間から死に向かって生きている。富む者も、権力者でも、誰一人も死から逃れることはできない。人は老いてやがて死んでいく。財産、地位、名誉、権力、何も持っていくことはできない。死は皆、平等にやってくる。私がこんなことを考えるのも年を取ったせいなのだろう。

しかし、どう生きるかは、個人の自由。警察の厄介にならない限り、自分の人生を自由に生きられる今の日本は、とても恵まれたいい国であると思う。今年4月には障害者自立支援法が施行される。障害者をとりまく環境はどう変わるのだろうか?次回それを考えてみたい。


      
  箱根駅伝往路4区を走りました!

橋本圭史さん 城西大学2年    新町区

 1月2日、3日に行われた第82回箱根駅伝、平塚中継所から小田原中継所までの18.5キロの往路4区を走りました。
  上位を狙っていたのでプレッシャーはありましたが、沿道の応援もすごく楽しく走ることができました。総合成績は11位となり、昨年よりは良い成績でしたが、今年も予選会からの出場です。必ず箱根駅伝の出場権を得て、また、往路4区を走りたいです。

 

  ニートを応援します!

仕事もせず、通学もせず、職業訓練も受けていない若者は全国に64万人、熊本県内でも9,500人と推定され社会問題化されています。働きたいが採用されない、コミュニケーション不足、社会に順応できない、就職後の早期離職、など若者たちはそれぞれの悩みを抱え、社会に出ることが臆病になってしまっているようです。

そんな彼らに少しだけ声をかけ、共に歩く道を見出し、背中を押して上げる支援が必要な時代であり、他人事ではない地域社会でありたいものです。

熊本市にある「NPO法人 熊本県キャリアコンサルタント協会」はニートと呼ばれる若者たちの相談を受付けています。「自分でどうしてよいか分からない?」「就職活動の方法が分からない?」小さなことでも良いので、是非相談してみてはいかがでしょうか。
                                        新山区 田代和子
          
  問合せ  096−382−7155
  平 日 9:30〜16:30 (電話無料相談)
  土曜日 カウンセリング(無料、予約制)
    〒862−0954 熊本県熊本市神水2−2−20
    NPO法人 熊本県キャリアコンサルタント協会


 
中島周作しゅうさくくん 5歳 新成区

紙ひこうきやミニカーで遊ぶのが大好きです。春からは年長さんです。合奏するのが楽しみです。

 

  葉ボタン

葉ボタンはキャベツのなかまです。寒さに強く、葉に美しい色をつけ、観賞できるように改良されたものです。もともとヨーロッパが原産地ですが、江戸時代に野菜としてオランダから入ってきて、明治時代に広く栽培されるようになりました。現在では、日本で最も盛んに改良が進み、多く栽培されています。
  7月〜8月頃に種をまき、12月〜1月頃、葉の中央部が白や紫色など色がついてきて観賞します。

 

      
■菊陽武蔵剣豪太鼓
    20周年記念公演

日 時:2月4日(土)午後6時半開演
場 所:菊陽町図書館ホール
入場料:1000円
共 演:玉名太鼓振興会、城南火の君太鼓
     不知火竜燈太鼓保存会
     外村歌謡教室(会主)外村信子
     ドレMix サクソフォンアンサンブル

 この公演は、私たちにとって発足以来20年にして初めてのチャレンジです。会員やその保護者で半年前から準備を始めて、ここまできました。来ていただいたお客様に満足してもらうことを目標に頑張っています。サックスと太鼓の共演や歌もあります。子どもたちの一生懸命な姿を見ていただければ幸いです。
     問合せ:坂口 090-8669-6315



■ソフトバレーボール大会

日 時:2月5日(日)開会式 午前9時
場 所:菊陽中学校体育館
参加料:1チーム 2000円
     協会未登録チーム 3000円
    (協会登録料 1チーム1000円)
問合せ:菊陽町ソフトバレーボール協会
事務局 平松(菊陽町中央公民館内)
     233−1520



 ■大津養護学校  高等部

生徒たちが作業学習で作った作品を販売します。皆さんでお越し下さい。

日 時:2月7日(火)8日(水)
     午前10時〜午後5時
場 所:サンリージャスコ 菊陽店
内 容:「園芸班・木工班・紙工班・陶芸
     班」の花苗、鉢、コースター、長
     いす、テーブル、廃油処理剤、ハ
     ガキ、カレンダー、各種皿、小
     鉢、湯飲みなど

問合せ:大津養護学校  293−0486

 

 

 

《編集後記》
  「もぐら打ち」や「十五夜の綱引き」、「どんどや」など、子どもたちにとっては昔ながらの行事を体験し、大忙しでしたね。取材した私も勉強になりました。(N.T)