ワンネス 291号 2005/11/27発行
人権について 語りあおう
       菊陽町人権フェスティバル

 第9回菊陽町人権フェスティバルが11月5日(土)菊陽町民体育館で開かれ、多くの町内小中学生や保護者、地域住民が参加しました。
  午前中は“第22回部落差別をはじめ、すべての差別をなくす菊陽町人権子ども集会”が開かれ、ステージでは各学校で学習して考えたり話し合ったことが発表されました。武蔵ヶ丘中学校の生徒は学級内で起こったいじめを取り上げた劇を熱演。「劇を見て勇気を持っていじめを止めようと思いました」と意見発表した菊陽中部小6年の工藤信之助くんをはじめ、たくさんの手があがり真剣に意見が交換されました。
  会場には修学旅行で考えた平和や水俣病についての学習をまとめたものやポスターが展示され、集会後子どもたちは熱心に見入っていました。
  午後は江嶋修作さんの「当たり前のことを当たり前に」と題した、部落差別を考える講演会が開かれました。
  子ども集会に参加した菊陽中部小職員の福田そのみさんは「子どもたちが一生懸命に考えて、差別やいじめをなくす立場になっていこうと言うのを聞いてうれしかったです」と話されました。

 

●子ども集会では、発表した学校に対しての「おかえし」の意見がたくさん出ました。真剣に考えてしる小学生の皆さんが頼もしくみえました。岩田


 文化の秋を満喫 菊陽町文化祭

 第29回菊陽町文化祭が11月3日(木)菊陽町図書館ホール・図書館展示室で行われ、文化の秋を満喫しました。
  10月30日(日)から11月6日(日)の1週間にわたり俳句や書道、水墨画など、素晴らしい作品が展示されていました。また、3日(木)は図書館ホールで三味線や詩吟、社交ダンスなどが披露され、日頃の練習の成果を発表しました。
  「指の運動と老化防止のために練習しています。たくさんの方の前で演奏でき良かったです」と東部センター三味線会の松村清子さん。華寿美の会坂本俊子さんは「18歳の娘になった気持ちで『嫁ぐ日まで』を踊りました」と話されました。
  6日(日)には歌謡部の発表会もあり大盛況でした。

 
●文化の秋の名のとおり、素晴らしい作品の展示やステージ発表でした。快く取材に応じてくださった皆さんありがとうございました。そのうちワンネスに掲載させていただきます。谷川

 大自然の中で交流  婦人会交流会

10月20日(木)、21日(金)菊陽町・屋久町婦人会交流会が行われ、会員30名で鹿児島県熊毛郡屋久町を訪ねました。
  歓迎の横断幕で温かい出迎えを受け、感激の第一歩を記しました。研修会では、これからの婦人会活性化について意見交換を行い、将来の指標をさがし、お互いのさらなる飛躍を願いました。そして幾千年の風雪に耐え島を守ってきた「紀元杉」に対面した時は、自然の神秘に感激しました。
  「ヤクスギランド」では、散歩コースを散策し、森林浴を満喫しました。夜の懇親会では、屋久島の海や自然の恵みの食材を使った料理が並び、それぞれの得意芸も披露され大盛況でした。 
(写真・文提供 菊陽町中央公民館 上田由美子館長)

 

 いろんな秋を楽しもう
           ヴィーブルフェスタ

 11月5日(土)6日(日)の2日間にわたって、ヴィーブルフェスタ2005が合志町総合センターヴィーブル全館で開かれ、文化祭、図書館まつり、青少年健全育成大会、ふれあいスポーツ広場などたくさんの催しに町民が参加し、秋を楽しみました。
  5日から始まった展示の部では、盆栽、菊、陶芸、生け花などの力作がメインアリーナに飾られ、来訪者が熱心に観賞していました。  図書館まつりでは、読書感想文や挿絵の入賞者の表彰式やブラックシアター、時代小説の料理を愉しむ会など楽しく本に親しむ工夫がされていました。
  親子で会場を訪れた芦原久仁子さん(すずかけ台)は「子どもの習字の作品を見に来ました」と話し、文子さん(合志南小6年)は「風の字が難しかったです」と練習の成果を話してくれました。

●図書館まつりで表彰された読書感想文のコンクールには年配の方も応募されていました。大人ももっと本を読まなくては・・・と思いました。 岩田


 (44) 菊陽町手をつなぐ心障者の会  「つくしんぼ」会長 坂田義美    

      学級での様子とともに、保護者との関わり、そして親亡き
       後の願い、生き方について書いてもらいました。


 地域の人たちに支えられてB  新町区 白石ひろ子

自閉症の息子は、今まで多くの方たちに支えられて成長してきました。言葉の理解や会話は苦手ですが、優しい人が大好きです。人の心の痛みにも一緒に悲しみます。

息子を育てる時、私が大切にしたいと思ったことは、障害児学級だけの関わりではなく、健常児(者)との関わりも大切にしたいとのことでした。小学校は普通クラスに入学させるため、受け入れてくれる郡部へ転居しました。

入学当初は叩かれたりのいじめがありましたが、先生方がその都度指導され、後では先生が舌を巻くほど1年生の子どもたちとは思えない関わり方をしてくれました。いじめもなくなり、クラスの子どもたちは、息子に自分で出来ることは自分でするように教え、出来ないことは援助や指導をしてくれました。

遊ぶときもルールが分からない息子の手を引いたり、大きい子がおんぶをして走り回ったりしてくれていました。子どもたちが一回りも二回りも大きく見えました。2年生の時、授業参観で縄跳びがあり、1年生の時1回も跳べなかった息子が1回跳べました。そのとき保護者の皆さんが拍手をしてくれました。有難くて頭を下げました。「子どもたちも大ちゃんと関わって大切なことを学んでいますよ。一緒に育っているんです」今でも先生の言葉が心に残っています。

学年が進むと授業も難しくなり、複式学級のある熊本市内へ移りました。先生によって対応が違い、音楽が大好きで上手に歌うことも出来、ピアノも習っていたのですが、音楽の先生が拒否され、親学級の子どもたちと一緒に音楽の授業を受けることは出来ませんでした。入学予定の中学校では、障害児学級の生徒は1科目も普通学級との交流もなく、部活動も参加許可がおりず、柔軟に対応して下さる菊陽町に転居しました。いじめはありましたが、先生方、保護者の方たちが理解や対応して頂きましたことを感謝しております。

大人になった今も、職場や地域の方たち、バンドを結成して指導して下さっているピアノの先生方、卓球を指導して下さっているボランティアの方たちなど、多くの方たちに関わって頂き、息子の生き方はより豊かになっています。親亡き後も多くの方たちと関わり、援助を受けて生きることを楽しんでくれたら、それが親の願いであります。



熊本県中学校駅伝競走大会 初優勝
   39分23秒の好タイムで
       全国大会へ

 本渡市で11月9日(水)29チームが参加し、熊本県中学校駅伝競走大会(女子18回)が開かれ、武蔵ヶ丘陸上部チームは悲願の初優勝を飾りました。
  1区で区間記録の走りを見せ、松橋中学校と並んで2区にタスキを渡し、2区から一気に独走態勢に入り5区まで順位を譲らずゴールテープを切りました。
  指原千穂さん、瀬上愛理さん(3年)、丸山萌さん(1年)、内村仁美さん、神田琴美さん(2年)の5名は12月3日に沖縄県で行われる九州大会、さらに12月18日に千葉県で行われる全国大会に向けてチーム一丸となって頑張っているところです。
  応援よろしくお願いします。
         陸上部顧問 田慎也教諭


 たくさん集まりました

合志町杉並台子ども会が11月13日(日)みんなで力をあわせて廃品回収をしました。たくさん集まりました。このあと、杉並台の文化祭にも行きました。


 大菊
           花言葉 高潔

 日本の渡来は1200年前と言われています。花壇、鉢植え、切花等で栽培され、日当りと水はけの良いところを好み、小菊、大菊それぞれ多くの品種があります。
撮影場所 下原区 田畑良一さん宅


 喫茶 ギャラリー くすの木探訪記
                    三里木区 合志重子

  毎週日曜日のワンネスを大変楽しみにしています。11月16日ワンネス286号のみんなの広場では「ギャラリーくすの木」の紹介記事が出ていましたので、早速下原南公園東のギャラリーに行ってみました。
  閑静な住宅街の中に在る落ち着いた、たたずまいのギャラリーでは、穏やかな笑顔のご主人が出迎えて下さいました。町のにんじん絵画クラブの会員でもある、ご夫人の作品に加えて、町内はもとより近郊の作家の作品が飾りつけてありました。
  役場の近くにこの様な文化的な場を設けられたご夫妻の英断に、ただただ感心いたしました。庭造りはご主人の手に成ったものだそうで、通路そのほかの敷石はすべて白川の河川敷から運ばれたとか。暖かい雰囲気にあふれていました。
  すばらしい作品に囲まれながら頂いた一杯のコーヒーに、慌しい日常を忘れるような至福のひとときを過ごして帰りました。


名前 メリー 6歳 メス
さみしがりやの優しい犬で、めったに吠えません。朝、夕の散歩を楽しみにしています。
          白井 勉さん 新成区
      
第6回花みずき通り繁栄会謝恩ツアー
  太宰府天満宮初詣と
    九州国立博物館


日 時 平成18年1月23日(月)
     午前7時50分 
     キムラスポーツ前集合
      8時出発

参加費 3500円+1100円(入館料)

募集人数 40名
    (定員になり次第締め切ります)

申込 問合せ
カットクラブ粋  232-2805 加藤 
  プレゼントコーナー 

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熊日新聞菊陽販売センター 232−3210

《編集後記》
先日、高齢者および女性交通安全の集いに参加しました。急ブレーキ体験や夜間走行体験にチャレンジ。夜間運転の難しさに、益々安全運転を心掛けようと思いました。(N.T)