ワンネス 280号 2005/9/11発行
地域で守ろう 
       宮ノ上区

  8月7日(日)宮ノ上区(宮邊松代区長)主催の防犯講話会が同区公民館で開かれ、たくさんの区民が参加し身近な犯罪について学びました。同区では、隣近所のコミュニケーションを図ることが自分の区を自分たちで守ることにつながると、防犯講話会を毎年同時期に開催しています。最初に、小学生に配布されている防犯ブザーが適切に使われているか、実際に見てみました。参加した小学生はランドセルの脇にブザーを下げていましたが、鳴らそうとしてもなかなか手が届きませんでした。「それぞれ我が子のブザーの位置を確認しましょう」との意見が出ました。 その後、大津警察署生活安全課 河原田 隆係長から、最近問題となっているリフォーム詐欺やインターネット料金の不正請求などについての話しがあり、続いて泥棒や押し売りの手口についてのビデオ視聴もあり、皆真剣に学びました。
  小学生の子どもを持つ佐藤和文さんは「防犯ブザーをもう一度見直したいと思います」と話されていました。 (写真提供 菊陽町役場総務課)

●せっかくの防犯ブザーをつけていない子どももいるようです。親が点検しなければと痛感しました。  岩田


できたよ!マイ鉛筆
      むさしがおかじどうかん  

 8月23日(火)むさしがおかじどうかん主催の“えんぴつつくり”があり、21人の子どもが参加しました。講師はベアーズファミリー主宰の内田早苗さん。
  今年開催の「愛・地球博」で初公開された“おがくずねんど”という新素材を芯の周りに巻きつけ、本体を作りました。そして、ひも状にしたねんどを巻きつけたり、くまやうさぎの人形を頭につけるなど工夫して自分だけの鉛筆を作りました。人気のカブトムシやクワガタムシをつけたものもあり、個性の光る鉛筆が並びました。  参加した野口勝史くん(武蔵ヶ丘北小5年)は「芯にねんどを巻くのが難しかったけど、いいのができました」と作った鉛筆を友達と見せ合っていました。

●子どもの発想はすばらしい!思いも付かなかったデザインがあり、感心することしきりでした。この鉛筆は、なかなか使えないだろうなあ! 岩田


 いっしょに作りました!
   菊陽町南部町民センター

  菊陽南小学校の児童と地域の高齢者の方たちが参加した、平成17年度高齢者と子どもの交流会が8月22日(月)菊陽町南部町民センター(矢野陽子所長)で行われ、楽しく交流しました。
  水鉄砲作りは子どもたちがおじいちゃんたちに作り方を教わりながら作りました。また、黒ゴマやチーズのパン作りや茶道や囲碁もあり、子どもたちは楽しみながら挑戦していました。
  「おじいちゃんに教えてもらいながら水鉄砲を作りました。一緒に作った水鉄砲はよく飛びました」と曽我綾華さん(菊陽南小5年)。夫婦で参加した鈴木 駐さん、愛子さんは「楽しみに参加しました。子どもたちと協力して作った水鉄砲は上手にできました。昼食のだんご汁もステキにできました」と喜ばれました。
  昼食にはみんなで作った具だくさんのだんご汁とおにぎりがふるまわれ、子どもたちは「おいしい!」とほおばっていました。

 夏の伝統行事「川施餓鬼」
                   上津久礼区

  地区の伝統行事になっている上津久礼区(高野和教区長)の川施餓鬼が8月19日(金)区のグラウンドで行われました。
  この祭りは、水害や疫病で亡くなった人畜の供養をする祭りとして350年余も続いています。以前は船に火をつけ川に流し、幻想的な雰囲気があったと地区の方は話されていましたが、現在、環境の問題もあり、川には流さずグラウンドに置かれ、船に飾られた提灯に灯りを入れ風情を楽しんでいます。
  祭りは船の出来上がった頃にスタート。会場には、くじ引きやアイスクリーム、ジュースなど子どもたちの元気な声が聞かれ、バンド演奏、福引き、花火などで楽しく夏の夜を過ごしました。
  5組の船の前で「これはお父さんたちが作ったんだよ!これが一番上手〜」と中村あやかさん(菊陽中部小3年)中村ゆきさん(1年)姉妹と稲田あいりさん(1年)は、かわいい笑顔を見せてくれました。

   (6) 新町区  行政書士  西塔正弘
  
あなたの身内やあなた自身の死後、相続人の間で、円満に無用な争いを避けるためにも、生前に遺言書を残しておくことが最上の方策であり、最後の意思表示だとお話ししてきました。この「遺言・相続」シリーズの最後に、効用、活用法について具体的な事例を何回かにわけてお話ししたいと思います。

◇ケース1妻に全財産を残したい
Aには妻Bがいますが、子はいません。Aの両親は既に他界しており、兄弟姉妹が3人います。財産は、住居に使用している土地・建物だけです。法定相続分によると兄弟姉妹の分は四分の一になりますが、Aは妻に全財産を残したいと考えています。

この場合は明快です。Bに全財産を相続させる旨の遺言書を作成することです。兄弟姉妹には遺留分がないので、減殺請求される心配はないからです。逆を言えば、遺言書がなかったならば、兄弟姉妹から自分たちの分を主張されたりして、遺産分割協議書作成時の苦労が発生するかもしれませんね。このシリーズでお話ししてきた「争続」の始まりですね。

◇ケース2死んだ長男の嫁に財産を残したい
  Aは自分名義の土地・建物で、長男Bの家族と同居していた。Aの妻は既に他界し、食事や身の周りの世話は、Bの妻Eが長年にわたりしてくれていた。Aは老後を安心して暮らせているのはEのお陰だと感謝していた。

ところが、頼りにしていたBが急死してしまった。B夫婦には子Fがいますが、まだ中学生です。Aには、次男Cと三男Dがいますが、他府県でそれぞれ生活しており、数年に一度顔を出すだけで、疎遠になっていた。また、AはC、Dの嫁とは、以前からあまり良い関係ではなかった。

この場合、Aが亡くなり、遺言がない場合、法定相続人はF、C、Dです。法定相続分は各三分の一です。Eには相続権はありません。Fは未成年者なので、Eが法定代理人として遺産分割協議書に加わることになります。C、DがEの長年の苦労を評価し、それぞれの法定相続分を主張せず、例えば不動産はFが単独相続する旨の協議が調えば特に問題はないと思われますが、あくまで自分たちの分を主張すれば、不動産を売却して現金分割するとか不動産を担保に借金して現金を捻出して分与するとかになります。

こういうケースでは、相続人の他に、相続人の各配偶者が協議に口をはさみ、権利を主張するなどしてきて、事態が紛糾することが多いです。いずれにしても、Eに酷な結果となりかねません。このケースでは、FがBの代襲相続人となるのでまだしもですが、Bに子がいないと、遺産はC、Dに各相続されるので、相続分のないEにとってはさらに酷な結果となりますね。だからこそ、AがEに対して感謝の念を形にして報いるために、とるべき方法は二つが考えられます。

一つは、C、Dの遺留分に考慮しながらEにも遺贈すべく遺言書を作成することです。
もう一つは、Eと生前に養子縁組を結ぶことです。Eが養子になれば、四分の一の相続分を取得できることになります。さらに、養子縁組を結んだあとに、遺言で法定相続分以上の分を相続させれば、遺留分を考慮してもEとFとで遺産の最大四分の三まで相続できることになります。

また、やむを得ず遺留分を侵害せざるをえないときでも、遺言書の中に、減殺請求者(この場合はC、D)に対して、減殺請求しないようにお願いしておく等、心情に訴える表現を入れておけば、法的拘束力はないものの、事後の紛争を回避できる可能性は高くなるかもしれませんね。
身近な事例を通して、相続を知るとか、遺言書を作成しておくことの重要さを少しでもご理解いただけたらと思います。

 
熊本県吹奏楽コンクール銀賞受賞

 去る7月27日(木)第49回熊本県吹奏楽コンクールに出場しました。演奏曲目は課題曲「ストリート・パフォーマーズ・マーチ」と自由曲「シンフォニック・セレモニー」です。自由曲の「シンフォニック・セレモニー」は、昨年度の第25回定期演奏会(創部40周年記念演奏会)の委嘱作品で、作曲は本校吹奏楽部OB鍋嶋 豊さん(東京在住)です。
  土曜、日曜の練習はもちろん、朝練、そして昼練と厳しい練習の連続でしたが、それらを吹き飛ばしたのは、何といっても部員の「感動ある演奏を!」というひたむきな頑張りと、常に前向きな姿勢でした。結果は銀賞でしたが、それ以上のものを心の中に残すことができました。
  11月の定期演奏会では、さらに感動していただける演奏を目指して頑張ります。多くの方のご来場、お待ちしております。
   菊陽中学校吹奏楽部顧問 安武卓明

 

 
福岡県西方沖地震玄界島義援チャリティ
     秋の歌謡・彩

  毎年秋の発表会を兼ねてチャリティを開催しております。今年3月20日に福岡県西方沖で地震があり、特に玄界島では被害が大きく、6月12日現地を訪れた私たちは、ほとんどの方が仮設住宅で不自由な生活をされておられたことに驚きました。
  微力ではありますが、少しでもお役に立てればと『福岡県西方沖地震 玄界島義援チャリティ 秋の歌謡・彩』を企画いたしました。ゲストにはシンガーソングライターの関島秀樹さんやマジックショーのマジシャン・ポロさんをお呼びしています。
  皆様のご来場をお待ちしています。

 


日 時 9月23日(金)秋分の日
     開場9時20分 開演9時30分
     オープニング 武蔵剣豪太鼓
場 所 菊陽町図書館ホール
入場料 500円(当日券あり)
主 催 外村歌謡教室 ひ・ふ・み会
問合せ  232−1920(外村信子)



東若菜さん(左)7才
  朋菜さん(右)3才
     馬場区

図書館のスペシャルおはなし会で野菜スタンプのカードを作りました。変身するおもしろいカードだよ!

  

名前 チャッピー メス 8歳
  佐々木理美子さん 南八久保区

お散歩が大好きです。車で、ふれあいの森公園によく遊びに行きます。見かけたら声をかけてネ!


 ご愛読の皆様へお詫び

 いつも熊日新聞をご愛読いただきありがとうございます。9月6日の朝刊は台風14号の影響でお届けが大変遅くなり、ご迷惑をおかけいたしました。心よりお詫び申し上げます。
   熊日新聞 菊陽販売センター