ワンネス 268号 2005/6/12発行
熱気あふれる体育大会

 小雨の降る中、5月?22?日(日)菊陽町内の二つの中学校で体育大会が開かれ、中学生の力いっぱいの競技に、保護者や地域の方から、たくさんの熱い声援が送られました。


武蔵ヶ丘中学校スローガン
Dreams Come True
     〜ただ自分を信じて〜

 武蔵ヶ丘中学校(鳴神 勝校長)では第25回体育大会が開かれ、雨も吹き飛ばす熱気で競技が繰り広げられました。
 緑・青・黄・白・赤の団に分かれた生徒たちは、競技や応援に全力を尽くしました。各団ごとの応援は早朝や放課後にも練習しダンス、歌、手拍子などで工夫を凝らし、応援の保護者の目を楽しませてくれました。
 「筋肉番付」と名づけられた綱引きで優勝した緑団は、保護者チームと対戦。「オヤジガンバレ!」の声援も飛び、見事保護者チームの勝ち。しかし2回戦は100名以上の緑団全員が挑戦し、子どもチームが勝ち、親子対決は引き分けとなりました。
 中島美佐子さん(菊陽杉並台区)は「男女仲良く手をつないでの応援が途切れず続き、良かったです。3年生の我が子にとってよい想い出になりました」と話してくれました。


息を合わせてGO!GO!

たのんだぞ!このバトン


●小雨が降り寒い!中始まった体育祭でしたが、濡れながらの一生懸命の競技に、感動しました。岩田

菊陽中学校スローガン
再び返らぬ時ならば 
   この体育大会に命燃やさん!
   〜今、君が輝く瞬間(とき)〜 

 菊陽中学校(津留 武芳校長)では、第58回体育大会が同校グランドで行われました。
 今年度は、赤・白・黄・青・紫団の5人の応援団長の力強い選手宣誓で開会し、生徒たちはクラス対抗全員リレーや長縄跳びなど19種目で優勝めざして全力プレーを披露しました。プログラムの最後を飾る団対抗リレーでは、団席の生徒たちが総立ちで、声をかれんばかりの声援を選手に送っていました。
 優勝した青団団長の藤本頌麻君は「最後の体育大会で優勝できて良かったです。みんなをまとめていく大変さを知りました。でも、みんなの気持ちがひとつになったからこそできたと思います」と喜びを語ってくれました。


今年初めて採用された種目の長縄跳びに挑戦

●早い子も遅い子も一生懸命の姿に今年も感動してしまいました。降水確率80%でしたが、菊陽中は0%。日頃の行いがいいからか? 合志


初めてのレクりェーション
                    津久礼ヶ丘区

 晴天の5月15日(日)津久礼ヶ丘区(江口博之区長)の第1回グラウンドゴルフ大会が菊陽町民グラウンドで行われ、区民の親睦を深めました。
 この日は27名が参加。小さな子どもの参加もあり、「おしい〜」「なかなか思うようにいかないね」など楽しい声もあがり、みんなで仲良くプレーしました。また、賞品や参加賞も並べられ、みなさんのスティックにも力が入っていました。
 江口区長は「分区して2年目にして、ようやくレクリェーションが出来ました。この地区はマンションやアパートが多いのですが、皆さんともっと親睦を深めていきたいと思っています。ぜひ、参加してみて欲しいです」と話されました。相川裕季くん(中部小4年)は「グラウンドゴルフは2回目です。お母さんとスコアが一緒だったから今度は抜きたい!」と元気よく答えてくれました。

●初めてのレクリェーションでしたが、皆さん和やかに楽しい時間を過ごされていました。もっともっと親睦が深まるといいですね。  井


私たちにできることから始めよう
               菊陽西小学校

5月19日(木)菊陽西小学校(中川秀一校長)で、児童が取り組んでいるインドへの募金活動の報告会が行われました。
 昨年、フリーカメラマンでインド・パキスタンの子どもを救う会の和泉昭二さんが同校で講演。インドの子どもたちの生活や学校の様子などの話を聞いた児童が「自分たちも何かしたい」と、児童会を中心に自主的に募金活動を行いました。今回は、ノートや鉛筆などの学用品や小さくなって着られなくなった体操服に子どもの写真などを付けて送り、子ども同士の交流も図りました。
 和泉さんは、写真でその様子を報告し「私の撮ってきた写真を見て、私の見てきたことを話して、自分たちがどれだけ恵まれているのかを子どもたちに考えて欲しいし、感じて欲しいと思っています」と語られました。
 また、インドのラジェンダー・ナガール小学校の校長先生からお礼にサリーが贈られ、試着した渡辺百合愛さん、井野成香さん(6年生)は「インドの校長先生からサリーをいただくとは思ってもいませんでした。絹で出来ていてとてもきれいです」と話してくれました。


サリーはこんなに長い布で出来ています。

●インドの子どもたちの生活状況を見て、聞いて、西小の子どもたちが始めた活動は、とても意義のあることだと思います。長く続けていって欲しいと思いました。そして、地域の人たちにもわかっていただいて、広がっていくといいですね。  井


 (3)   新町区 行政書士 西塔正弘

     相 続

前回では、民事法務と言われる分野(自身の身の回りでのできごと)の中で、一番身近なことのひとつである「遺言・相続」について、総論をお話しさせていただきました。

では、具体的にいうと、まず被相続人(死亡した人)の配偶者は、常に相続人となります。ただし、この場合の配偶者とは、婚姻届を出している法律上の配偶者を指し、内縁関係の場合には相続人になれません。血族相続人(子、父母、祖父母、兄弟姉妹等)が一人もいない場合は、全財産を配偶者が相続することになります。血族相続人がある場合には、血族相続人とともに相続します。しかし、それには順位があり、どの順位の血族相続人と相続するかによって法定相続分は異なります。 

配偶者がいない場合は、血族相続人が優先順位に従って相続することになります。血族相続人には優先順位がついているわけですが、第1順位は、被相続人の子です。配偶者も子もいれば並んで相続人となります。この場合、実子、養子、嫡出子や非嫡出子(法律上の婚姻関係に無い間に生まれた子で、認知された場合に相続権を有します)の区別はなく、ただ相続分割合についてだけは、非嫡出子は嫡出子の2分の1です。

被相続人の死亡時(相続開始時点)で、本来の相続人であるはずの子が死亡している場合には、その子ども、つまり被相続人の孫が相続します。またその孫が死亡している場合には、曾孫が相続します。これを代襲相続と呼んでいます。配偶者と第1順位の場合の法定相続分は、配偶者2分の1、子2分の1です。子が複数いる場合は、この数で均等分割です。
 
次に、被相続人に子がいない場合は第2順位として、被相続人の父母、祖父母等の直系尊属が相続人となります。尊属には代襲相続はありません。配偶者と第2順位の場合の法定相続分は、配偶者が3分の2、直系尊属が3分の1です。直系尊属が複数いる場合は尊属の数で均等分割です。
 
そして、第1、第2順位の相続人がいない時は、第3順位として被相続人の兄弟姉妹が相続人となります。半血の兄弟姉妹、つまり両親のうち一方の親が違う兄弟姉妹は、全血の兄弟姉妹の半分しか相続分がありません。また、代襲相続は、兄弟姉妹の子までしか認められていません。配偶者と第3順位の場合の法定相続分は、配偶者が4分の3、兄弟姉妹が4分の1で、兄弟姉妹が複数いる場合は、兄弟姉妹の数で均等分割です。
 
ところで、上記のように法定相続人でありながら、「相続欠落」「相続廃除」「相続放棄」等により相続人の資格を失う場合もあります。詳細な内容についてお知りになりたい方はご遠慮なくお尋ね下さい。
 
これまで説明してきました法定相続人と法定相続分の規定で、遺言とも関連して重要な規定に「遺留分制度」というものがあります。これについては、次回の遺言と併せてお話ししたいと思います。


  (9)  今石城とは

 今石城は、菊陽町最古の養老2(718)年に創建とされる今石神社一帯と後方の台地(現青葉台)にあったとされる城で、戦国末期の合志氏全盛期、合志城南方の防衛拠点でした。城主は石原 狩野介吉利(かのうのすけよしとし)。またその西300mに石坂 石見守盛高(いわみのかみもりたか)を城主とする石坂城がありました。

 当時の肥後は、名門菊池氏没落の後には、阿蘇氏をはじめ、国衆52人がいました。特に菊池の重臣同士、隈部・城・赤星3氏の争いや、諸豪族間は争乱の連続でしたが、いずれも戦国大名といわれるほどの勢力を得るには至りませんでした。この間、肥後は豊後の大友・薩摩の島津、そして頓(とみ)に勢力を高めた肥前の竜造寺、三つ巴の戦国争覇の草刈場と化したのです。

 一方合志氏は島津氏に背いたため、隈本城主、城 越前守ほか肥北の初豪を手引きとして、怒濤の如く島津の大軍が侵攻してきました。合志氏は戦わずして薩軍に降るを潔(いさぎよ)しとせず、華々しく戦うこととなりました。 

 「陣内志談」の中に在る合薩戦記によると、天正13(1585)年秋、薩摩の島津勢を迎えた合志氏は、今石城に石原 狩野介を総大将として1500人が立てこもり迎え撃つこととなりました。薩摩勢の大将は勇猛で知られた川上左京で、2500人の兵を率いて白川をはさんで相対しました。9月2日から3日にかけて死闘を繰り返しましたが、敵の計略に陥り、全滅したと言われています。今石城主石原 狩野介の墓は、白川の対岸、熊本市石原町に自然石の墓として建っています。なお、小山諏訪神社祠官(しかん)は石原氏で、祠官としては天正の頃までさかのぼります。先祖である狩野介の墓を、毎月1日と15日に榊(さかき)を供えて供養されています。

 私たちの住む菊陽町及びその周辺には、興味しんしんたる郷土史があります。

      (編集 青葉台区 坂本義敬さん)


     
   山下オチエさん 80歳 合志杉並台

 グラウンドゴルフにカローリング、カラオケに踊り、編み物と、週に5回は出掛けて体を動かしたり指を動かしたりしています。家庭菜園も作っていて、ジャガ芋、里芋、これからはナスやキュウリも採れます。休みなしです。


  
西部町民センター 外村歌謡教室
   ポピー  華みずき  カトレア

 ポピー(月曜)華みずき(火曜)カトレア(水曜)の3グループ約30名が楽しくレッスンしています。
 歌ってストレス解消はもちろん、年に数回の旅行も楽しみの一つです。
 9月23日に行われる歌謡・彩に向けて、がんばっています。


石原奨馬(しょうま)くん      2歳 
悠夏(ゆうな)さん 
      9ヵ月
     南八久保区

 大きくなったら電車の運転手になりたい奨馬くんと、カメラの前では緊張しちゃう!悠夏ちゃんです。



名前 ロンリー 23歳 メス
ずいぶんおばあちゃんになりました。
 でも、まだ元気に過ごしてますよ。
       大堀木区 渡邉銀子さん

《編集後記》
先週号の「ふるさと探訪」で建磐竜命の読みがなが、間違っていました。正しくは「たけいわたつのみこと」でした。お詫びして訂正いたします。(T.I)