ワンネス 250号 2005/1/30発行

   昔ながらの伝統行事

津留区と大堀木区では、昔ながらの伝統行事「もぐら打ち」と「十五夜の綱引き」が行われました。

津留区

 津留区(阪本高継区長)では1月15日(土)「十五夜の綱引き」が行われ、無病息災を祈りながら綱を引きました。
 午前10時からお地蔵さん前で約2時間かけて、区の方たちと子どもたちが協力をして長さ12m程の立派な綱を練りあげました。練りあげられた綱は子どもたちに抱えられ区内にある天満宮へ奉納され、お神酒をあげました。このあと「大人対子ども」や「じーちゃん、ばーちゃん対子ども」などに分かれ、何度も綱を引きました。

 「綱引きは負けないように頑張りました」と阪本貢紀くん(中部小3年)と沖川誉知くん(2年)。子頭の矢野真光くん(菊陽中1年)は「大人の人たちと協力して立派な綱が出来上がり良かったです。綱引きは力いっぱい引いたので汗をかきました」と話してくれました。

大堀木区

 大堀木区(矢野憲一区長)では1月13日(木)「もぐら打ち」が行われ、悪さをするモグラを屋敷から追い出しました。
 午後5時半、区の公民館へ集合。子どもたちは「13日のもぐら打ちは田畑行け」と大きな声で声を掛け、わらで作った「もぐら打ち」で地面をたたきながら各家庭を廻りました。子どもたちは各家庭からお礼として、お菓子やおこずかいをもらい大喜びしていました。
 「初めて参加しました。もぐら打ちで地面をたたくのは大変だったけど、お姉さんたちと一緒で楽しかった」と古庄ゆきさん(中部小1年)。子頭を務めた津堀大輔くんと古庄亨成くん(菊陽中2年)は「寒かったけどみんなと協力して力いっぱい地面をたたき、もぐらを打ちをしました。楽しかったです」と話してくれました。



●昔ながらの伝統行事である「もぐら打ち」と「十五夜の綱引き」を取材しました。子どもたちの楽しいそうな笑顔がとても印象的でした。これからも伝統行事を受け継いでくださいね。(谷川)

家内安全と健康を祈願
        青葉会町内三社詣り

 青葉台区の青葉会(山本誠一会長)は1月5日(水)菊陽町内三社詣りと新年長寿祝賀会を行いました。
 三社詣り一行は、蘇古鶴神社(鉄砲小路)、大原阿蘇神社(原水)、若宮八幡宮(上津久礼)に詣り、今年一年の家内安全と健康を祈願しました。
 このあと、新年長寿祝賀会を区の公民館で行い、卒寿、米寿、喜寿、古希の方たちを祝い記念品を贈呈しました。田村カズヱさんが祝いの踊り「寿松竹梅」を披露したり、ハーモニカ演奏やカラオケで盛り上がりました。
 「皆さんに喜寿を祝っていただき感謝しています。健康に注意して毎日の生活を充実していきたいです」と松崎量子さん。米寿の祝いを受けた深草アサ子さんは「この年まで長生きしてありがたいです。これからも健康に注意して100歳を目指します」と喜ばれました。

蘇古鶴神社で家内安全と健康を祈願しました。

●いつもお世話になっている青葉会のみなさんと一緒に蘇古鶴神社でお祓いをして頂き、健康と家内安全を祈願しました。(谷川)


炎をつなごう   
   スペシャルオリンピックストーチラン

 寒風吹く1月10日(月)「2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・長野 500万人トーチラン熊本」の菊陽地区トーチランが行われました。
 スペシャルオリンピックスとは、知的発達障害のある人が日々トレーニングと競技会を通じて自立と社会参加をサポートする国際的なスポーツ組織のこと。日本では、まだ認知度の低いスペシャルオリンピックスを知って欲しいと、500万人トーチラン(聖火リレー)が、熊本阿蘇で採火され全国各地を廻り、アテネで採火され世界を廻った聖火と共に、長野大会の聖火台に点火されます。
 菊陽地区では鼻ぐり公園、川久保公園、中尾陸橋、古閑原公民館、東ヶ丘公民館、ふれあい福祉センターの6箇所からスタートし、さんさん公園スポーツ広場をゴールにランナー、介助サポートランナー、ボランティアの方々と力をあわせ炎をつなぎました。
 長野冬季大会は2月26日〜3月5日行われます。

j●素晴らしいトーチランが行われ感激しました。ボランティアで参加したワンネススタッフ谷川は写真後中央で旗を持って笑顔でハイチーズ!ご苦労様でした。(高井)


  (34)菊陽町手をつなぐ心障者の会   「つくしんぼ」会長 坂田義美

 地域で暮らす
F

 前回までに知的発達障害を持つ人たちが地域で暮らしていくための要素、条件として、@住む場所の確保、A就労の場の保障、B所得の保障、C楽しく暮らすための余暇活動の保障などについて考えてきましたが、今回も引き続き考えてみたいと思います。

D適切な援助の仕組みの保障
知的発達障害を持つ人たちが地域の中で安心し、安定した暮らしをしていくためには「援助の仕組み」が必要だと思います。行政、学校、施設、医療機関、事業所、地域の社会福祉協議会、当事者の会や親の会を含む家族会などがバラバラでなく、お互いに協力、連携して取り組んでいく必要があります。

各分野が密接に連携し合って「地域生活推進連絡協議会」や「市(町)障害者団体連絡会議」「地域心身障害者職親会」などが組織結成され、一人も網の目からこぼれることのないように、切れ目のない地域福祉のネットワークづくりに取り組んでいる地域もあります。色々な障害があっても「地域で自立した生活」が送れるように、一般の人たちが営んでいる「あたりまえの生活」が送られるようにと、地域生活援助システムの構築に努められている地域もあります。

地域で生きるということは「ごく普通の市民、町民として、ごく普通の生活をしていく」ということではないでしょうか。ですから特別な生活のやり方でなく、できるかぎり「ごく普通の生活、地域の人たちが生活をしている生活システム」で良いのではないでしょうか。

障害をもつ人も障害をもたない人も同じ地域で隣り合って生きていくためには、隣近所の人、職場の仲間友達、店員さん、習い事のお師匠さん、地域の高齢者の人たち、地域の子どもたちなど、地域の全ての人たちが、障害をもつ人たちを正しく理解し「ともに生きる」ために工夫しあうことが大切であり、必要だと思います。そうすることにおいて、地域の人たちとのきめ細かい「地域援助システム」などがつくり上げられ、また、行政とのかかわりにもつながり「地域福祉ネットワーク」構築にもつながるものだと思います。

今月10日に行われたスペシャルオリンピックス菊陽地区500万人トーチランには障害者をはじめ、550名余の人たちがボランティアで参加していただきました。これも地域生活の一つであり、大きな前進だと思います。本当にありがとうございました。詳しいことはまたの機会に譲りたいと思います。



山本由子さん 46歳 三里木区

三里木駅前のなないろ写真場にきれいな押し花の額が飾ってあります。作られた奥様の山本さんに聞いてみました。

きれいな押し花ですね
 はい。プレストフラワーと呼ばれる技法で作りました。特殊な乾燥マットで挟み、押し花を作ります。できた物をピンセットで台紙にデザインして並べていきます。くしゃみが出て、吹き飛ばしてしまったこともあります。(笑)
始められたきっかけは
 中学生のときから生け花を習っていて、お花は大好きでした。家業の写真館に来られたお客様が持ってこられたのを見て、お話を聞いてはじめました。菊池まで月1回程度通い、約2年習っています。
やさしい色合いですね
 バラの花が大好きで、それに合わせてデザインしていくと、いつもこんな色合いになってしまいます。庭の花でも道端の雑草でも、好きな植物を押しています。とても楽しい時間です。


難しそうですね
 技術的には難しいことは有りません。頭の中にあるイメージが形に表れないときがあり、難しさを感じます。
将来は
 できれば教授の資格をとって教えたいです。自分の作品をお部屋にいっぱい飾ってみたいです。


      新春を軽やかに

 1月9日(日)合志町ヴィーブルで、熊本県フォークダンス連盟(前田会長)の新春パーティが行われました。
 鮮やかな衣装に身を包み軽やかに踊りを楽しみました。



鐘ヶ江琉生(りゅうき)
     くん  8ヵ月  ひばりヶ丘区

お散歩とお風呂がだ〜いすきなボクです。
みんなよろしくネ!

 

本田真也さん 20歳 沖野区

成人式を迎えて、晴れてタバコを一服してみました。学校をちゃんと卒業できるような大人になりたいです。


  

名前 ハディ 2歳 メス
名前 グレース 7歳 メス 
 
色白でおりこうなグレース。超わるゴロダメデシアンのハディ。いつも仲良く遊んでいます。  穴井志歩さん ひばりヶ丘

     
卓球大会 参加者募集!

日  時 2月6日(日)
      正午集合 12時15分開会
場  所 菊陽町民体育館
参加費 会員・高校生以上 100円
       中学生以下 無  料
     一般・高校生以上 300円
       中学生以下 200円  (保険代込)
申込締切 2月3日(木)
問合せ先 スポーツクラブきくよう事務局
          233−152
《編集後記》
ワンネスも発行250号を迎えました。これも皆様のご協力のおかげです!これからもよろしくお願いします。          (N・T)