ワンネス 231号 2004/9/12発行
笑顔で交流 
          菊陽町南部町民センター

 平成16年度高齢者と子どもの交流会が8月2日(月)今年4月に開館した菊陽町南部町民センター(島田清子館長)で行われ、楽しく交流を深めました。
 参加したのは菊陽南小学校の児童と地域の高齢者のみなさん約100名。ニュースポーツやパン作り、茶道やはし作りなどに挑戦しました。
 「おじいちゃんに教えてもらいながらはしを作りました。むずかしかったけど満足するはしができました」と4年生の山川啓太くん。
 島田館長は「学校や地域の方、老人会の方たちと相談をしながら計画しました。アンケートの中には、色々な体験ができました。人と人との出会いがあり大変良かったですなどの感想があり、交流会をしてとても良かったです」と話されました。
 お昼には、みんなで作ったおにぎりとだんご汁を頂き楽しい一日を過ごしました。

自慢の伝統の祭りです
              上津久礼川施餓鬼

 水害や疫病で亡くなった人畜の供養をする祭りとして350年余も続いている上津久礼区(高野和教区長)の川施餓鬼が8月19日(木)20日(金)に行われました。
 台風15号の影響で19日に仏事、20日に馬の展示や祭りとなりました。
 20日(金)は同区グラウンドに次々と麦わらで伝統にのっとって作られた馬が6基並べられました。午後7時過ぎからは、カラオケ・盆踊り・抽選会とお楽しみの行事が続き、浴衣を着せてもらった子どもや昔ながらの馬を見に来た近隣の人で賑わいました。
 子ども会の駄菓子屋さんでくじ引きの係りをしていた矢野奈々子さん(6年)と有川瑞姫さん(6年)は「抽選会が楽しみです。伝統のあるお祭りは自慢です」と浴衣姿で話してくれました。


 子どもたちも浴衣で勢ぞろい!

夏休みに子ども会キャンプ!

   ●津留区子ども会

 津留区子ども会(阪本俊浩会長)のキャンプが8月9日、10日に阿蘇郡西原村風の里キャンプ場で行われ、子どもとその保護者16名が参加し元気に遊びました。 
 9日午後1時過ぎ、キャンプ場へ到着し、男の子とお父さんたちはアスレチックで遊び、女の子とお母さんたちは夕食の準備。2時過ぎには雷が鳴り響く激しい夕立ちも来て、怖い思いをしました。バーベキューとカレーの夕食をおいしく食べてバンガローでゲームをして夜を過ごしました。阪本雅樹くんは「朝まで起きとく」とがんばっていましたが、眠ってしまいました。
 翌朝は朝食やバンガローの掃除を済ませ、帰路に着きました。このあと菊陽ボウルでボウリングをして、楽しいキャンプを終了しました。

   ●青葉台区子ども会

 青葉台区子ども会(宮崎 彰会長)のキャンプが8月20日、21日に区公民館で行われ、26名が参加しました。
 子どもたちはみんなでスイカ割りをしたり、6年生の女の子たちが作った夕食のカレーに「おいしい」とお腹いっぱい食べました。夜には花火やきもだめし、映画鑑賞をしました。
 一晩を公民館で過ごし、早朝は眠い目をこすりながらラジオ体操。朝食を済ませ、南公園で宝探しをして終了しました。
 「みんなと一緒に公民館に泊まれ楽しかったです」と6年の平野洋敏くん。宮崎会長は「参加人数も多く子どもたちも楽しんでくれ、計画して良かったです」と話されました。

 

 


 

 

 


   お願いだから割れて


  (2)戸次の大助どん

 昔々、日暮山の西のふもとに、戸次というところがあったてな・・・。それはそれは淋しいところじゃった。この村になァ、大助どんという人の好い夫婦が住んでおった。根が大変な楽天家で、貧乏と仲良う暮しておった。

 ある日のこと、大助どんが白川に下りて見ると、鴨の群れが鍋の弦のように曲がって白川につかっとった。これを見た大助どんは「しめた!」とばかり鉄砲を鍋の弦のように踏んまげて、ズドンと一発ぶっ放した。すると弾丸は居並ぶ鴨の頭を次々に打ち抜いて、勢いあまった鉄砲の弾丸は向こう岸で昼寝をしていた狸の頭まで打ち抜いてしもうた。さあ大変!苦しまぎれの狸は、やたらと土手をひっかきまわして息絶えた。

 大助どんは、やおら岸につないであったいかだにのって向こう岸へ着いてみると、狸がひっかきまわした土手の面からは、ひとかかえもある山芋がにょっきり顔をのぞかせとった。大助どんは「こりゃあ、大猟じゃわい」と言いながら、そこに茂っていた茅の葉に包んで帰ろうと茅をつかみザックと切り取ってみると、これまたビックリ。そこに潜んでいたキジの雁首も一緒に切り取ってしまった。大助どんは「運の悪いキジじゃわい」と言いながらキジを持ち上げてみたら、またまたビックリ。キジの下からは、卵が13個も出てきおった。

 大助どんはにこにこ顔で獲物を拾い集めると、鼻唄で元の岸へ戻って来た。そして、川下の方をみると、さっきの鴨の一群はみんな仲良く大助どんの梁(やな)に落ちていたんじゃと。
 人の好い大助どん!天の恵みに感謝しつつ、真正直に生きる大助どん!きっと天地の神様がごほうびとしてくださったんじゃろう・・・。と、みんなはうらやましがったんじゃと。
(文・町史編纂集より  写真・人形劇団ぶっくる)


区長さんを紹介します

        三里木区 岸田年弘さん 66歳

 三里木の地名は参勤交代の一里塚として熊本城より三里の所に木を植えて目印にしたことに由来しています。
 地区に楽しみがあることは素晴らしいことだと思います。三里木区には子どもから大人まで楽しめる「祭り」がありません。是非来年は祭りをしたいと思っています。地区の連帯感と楽しみのために、区の皆様のご協力をお願いします。


   
バドミントン全国大会初出場!

      襠P 碧さん  合志中3年

 中体連の郡大会女子シングルスで優勝、県大会も優勝、九州大会は準優勝し、茨城県霞ヶ浦文化体育館で行われた第34回全国中学校バドミントン大会に初出場。

試合でいちばんつらかったことは
 県大会の決勝戦1セット目で足を挫いてしまいどうしようと思いましたが、優勝することができ嬉しかったです。試合よりも週6回の練習のほうがつらかったかな。

嬉しかったことは
 足を挫いていたけど九州大会、全国大会と出場することができたことです。

全国大会へ出場して
 一生懸命練習をがんばったつもりでしたが、他の選手はそれ以上練習して来ていたようでした。痛めていた足の心配はありましたが、緊張することもなく試合に臨むことが出来ました。相手はベストコンディションでしたので、がんばりましたが、セットカウント1−2で残念ながら負けてしまいました。

これからの抱負
 高校でも楽しくバドミントンを続けたいですし、インターハイに出場し全国の強い選手に挑戦したいです。まずは1勝、めざすは優勝でがんばります。

   
今年も行います!
水俣土石流災害義援チャリティ 秋の歌謡・彩

 例年発表会をかねてチャリティを致しておりますが、昨年水俣市宝川内集地区土石流災害につきましては、新聞、テレビ等の報道にて充分ご存知のことと思います。災害より早いもので1年が過ぎましたが完全復旧までには、まだまだ時間を要する状況にあるため、本年も微力ながら、復旧のお役に立てばと、チャリティを企画しました。

日 時 9月26日(日)
     開場 午前9時20分 開演 10時
     9時30分オープニング 武蔵剣豪太鼓
場 所 菊陽町図書館ホール
入場料 500円(当日券あり)
主 催 外村歌謡教室 ひ・ふ・み 会
問合せ  232−1920(外村信子)
    皆様のご来場をお待ちしています。 


7月20日被害者慰霊祭にて
吉海英機さん  炎O村信子さん
(被災者の会代表)

        

伊藤 奈々(なな)さん 10ヵ月
 於髢リ 夢叶(ゆうか)さん 11ヵ月  新山区

 わたしたち、いとこ同士です。奈々はお兄ちゃんと遊ぶのが大好き、夢叶は踊りがとってもじょうずです。


               
      図書館を楽しむ会自主講座  
第5回身土不二、地産地消、地域循環社会の視点からスモール イズ ビューティフル 
      21世紀、これからの生き方

講師 九州東海大学農学部教授 片野 学氏
日時 9月19日(日)開演 午前10時
会場 菊陽町図書館ホール
    入場無料
問合せ 図書館を楽しむ会事務局
      232−1566(古川医院)

《編集後記》 
9月19日(日)県立劇場で行われる「龍村 仁監督の基調講演と地球交響曲第五番上映会」の前売りチケット(2500円)を取り扱っています。ご希望の方はご連絡下さい。
問合せ 熊日新聞菊陽販売センター 232-3210